SDS-PAGE

実験する前に、恥ずかしいのでこれだけは知っておこう!
PAGE=PolyAcrylamide Gel Electrophoresis


ゲル板の作製

1 ゲル板(□)のガイド沿いに、DDWで湿らせたスペーサーをはめる。

2 ゲル板(凹)をしっかりとはめる。両板を立て、底面を揃える。

3 同じ強さのクリップを下の方からとめていく。ゲル板が机に垂直に立つように!

4 分離ゲルを一定の早さで静かに流し込む。ゲル板(凹)のへこんだ部分から約20mm下に来るまで。

5 1mlのイソプロパノールを分離ゲルの上に重層させる。

6 1時間後、分離ゲルが重合していればイソプロパノールを捨て、代わりにDDWを重層させる。

  ゲルが完全に重合したら使用可能。2〜3時間後くらい。気候によって若干違う。
  ビーカーに余った分離ゲルは置いておき、その固まり具合で判断する。

  DDWを重層させ、サランラップで包んでおけば一晩置くこともできる。


分離ゲルの作製

ゲル組成(15ml:ゲル板2枚分、単位:ml)分離ゲルと濃縮ゲルはTrisの種類が違う
6% 8% 10% 12% 15%
DDW 7.9 6.9 5.9 4.9 3.4
30% acrylamide 3.0 4.0 5.0 6.0 7.5
1.5M Tris (pH 8.8) 3.8 3.8 3.8 3.8 3.8
10% SDS 0.15 0.15 0.15 0.15 0.15
10% APS 0.15 0.15 0.15 0.15 0.15
TEMED 0.012 0.009 0.006 0.006 0.006

1 20mlビーカーにスターラーバー、10mlビーカーにDDWを入れる。

2 20mlビーカーに30%アクリルアミド溶液を入れる。そのピペットで10mlビーカーからDDWを測りとる。

3 1.5M Tris、10% SDSを加えたら、スターラーで撹拌する。撹拌しながら10% APS、TEMEDの順で加える。

4 撹拌したらゲル板に流し込む。


濃縮ゲルの作製

ゲル組成(ゲル板2枚分、単位:ml)分離ゲルと濃縮ゲルはTrisの種類が違う
4%
DDW 4.4
30% acrylamide 0.8
1M Tris (pH 6.8) 0.375
10% SDS 0.06
10% APS 0.06
TEMED 0.006

1 分離ゲルと同じ要領で10mlビーカーに調製する。

2 濃縮ゲルをゲル板に流し込む前に、分離ゲルをDDWでリンスし、余分な水分は濾紙で除く。

3 濃縮ゲルをゲル板いっぱいに流し込み、DDWで湿らせたコームを差し込む。

4 ゲルが完全に重合したら使用可能。15分後くらい。気候によって若干違う。
  ビーカーに余った濃縮ゲルは置いておき、その固まり具合で判断する。

5 ゆっくりとコームをはずし、ウェルの中の未重合ゲルをDDWで洗い流す。


ゲル板の泳動槽へのセット

1 ピンセットでスペーサーをはずす(先にクリップをはずさないこと! ゲル板がずれる)

2 クリップを下からはずし、下層に1x running buf (used)を入れた泳動槽にセットし、クリップでとめる。
  bufがゲルよりも上に来ることを確認。ゲル板(凹)が内側であることを確認。

3 上層に1x running buf (new)を、ゲルが全部浸るまで流し込む。
  ゲル板の下部に泡があれば注射器などで取り除く。

4 サンプルをアプライする。
  サンプルはアプライする前に軽くソニケーションを行うとなおよい。
  水溶性であれば、12,000rpmで1〜10分間遠心し、上澄みをアプライすれば綺麗な結果が得られる。

5 コードをつなぎ、ゲル1枚につき30mAで泳動する。青いラインが下から5mmに来るまで泳動。
  泳動時間は40〜70分。気候によって時間は変わる。分子量によっても最適な時間は変わる。
  ゲル1枚につき20mAで流すと、時間はかかるが分離能はよくなる。


後片付け

1 使用したゲル板はすぐに水につける(ゲルがこびりつく)
  中性洗剤を付けたスポンジで洗う。落としたり、他のゲル板とぶつけて割れやすいので注意。

2 充分にすすぎ、DDWでリンスした後、イソプロパノールでリンスする。

3 ゲル板立てに立てて乾燥させる。

文責:H女史が作製したものをTが改変


お疲れさまでした。まだまだ続きます!

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