EMS (ethylmethane sulfonate) mutagenesis
EMSによる突然変異処理
・9cm プレートで線虫を同調培養する。
・L4からyoung adultくらいの虫をM9 bufferで洗い出し、試験管に移す。
(上記の状態の虫だけを正確に集めたいのであれば、一 匹ずつピックして試験管に移すという方法もある。)
・最終濃度が0.05MになるようにEMSを加える。
(
危険な のでドラフト内で行うこと。
使い捨ての手袋をつけるの が望ましい。)
・良く混ぜた後、室温で4時間放置。
・M9 bufferで数回洗った後、虫を回収して9cm プレートに移す。
・翌日、親虫を洗い出して卵のみをプレート上に残す。
(この卵から産まれる虫がF1。)
・同様にこの卵から孵ったF1を洗い出して、卵のみを残 す。
(この卵から産まれる虫がF2。)
・F1、F2のスクリーニングをそれぞれ行う。
(注)
・EMSはM9 bufferで希釈。先にM9 bufferのみを試験管に入れておき、虫を移した後、EMSを加える。
(ちなみに、M9線虫懸濁液 1989 ml に対してEMS 11 ml)
・使用した器具(チップや試験管)は1M NaOHで中和させた後、洗う。
(チップは捨てる。)
・虫はプレート一枚当たり50匹くらいが望ましい。あま り多すぎると虫の状態が悪くなり、スクリーニングに適した状態でなくなるので注 意。
図説
流れとしてはこんな感じ。
線虫は野生型(N2)で1個体あたり200-300個の卵を産む ので、1日毎に親虫を新しいプレートに移して行く。
同じプレートに由来するもの(例えば、2-1から2-4)に 現れる同じ表現型のものは同じ遺伝子に落ちる可能性が高い。
膨大な数のプレートになるので覚悟しておく。
文責:ADA
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