4月14日

4月14日

 

 

目が覚めると、眠くない。熟睡した成果。が、時計を見ると、6時半を過ぎた所。起きて準備を始めるにはいい時間かもしれないと思いきや、目覚ましで起きる。また寝てしまった。考えが甘いなぁと思いながら、目をこすりながらシャワーを浴びる。

 

そして、おにぎり作り。前回は仁さんに作ってもらったけど、結構役に立ったからな。特に物価の高いフィンランドをすぎるまで足りるように、一応2キロ炊く。すると、水で膨らみ、なべに収まりきらず。そして、2つのなべを使い、かなり水っぽい米が炊ける。冷蔵庫から、おにぎりを長持ちさせてくれそうな母さんがこの間もって来てくれた梅干と、持っていけそうなトマトやチューブに入ったチーズを出す。梅干は日本の食べ物で一番嫌いな食べ物なんだけど、贅沢は言ってられない。(海外で梅干を食べること自体が贅沢か…)

 

その後、コンピューターで情報検索。なにしろ、情報がない。MoscowとSt. Petersburgは本を借りたが、その他の都市については全く知識なし。母さんがロシアの地球の歩き方を送ってくれたらしいが、3時間のすれ違いで(郵便は12時半ごろ来る)受け取れず。なんとかNovgorodという都市のYHの住所やKazanという都市の地図を見つける。そして、時計を見るとすでに、出発15分前。やばい!ちなみにプリンターは持っていないので、学校でプリントアウトする予定。情報は一人旅にとってお金に次ぐ大事なものだから。全部ファイルにしてネットのメールアカウントに送る。そして、ドアを閉めて、廊下を走って出て行った。

 

しかし、家を出ると、あっと思う。トマト。あれは食べなきゃ。時間を確認。今から行っても学校でプリントアウトできる時間が取れるかどうか不明。そこで、戻ればちょっと時間があるのを確認してキッチンに戻る。トマトの隣に食べかけパプリカ(この頃生で食べる野菜で一番おいしく感じるもの)があったので、無造作にジャンパーのポケットに入れる。そしてあるものに気づく。電子レンジの中の味噌汁。アッと思いとにかく口の中に入れる。そうこうして、2回連続のあわただしい出発の終了。

 

Norrkoping行きの学校バスに飛び乗り、時計をちらちら。早く着けばこっちのキャンパスでプリントアウト。そして、12時10分前に到着。電車に乗るにはキャンパスを12時5分に出れば…と頭で計算しながらプリントアウト。そして、教室を出た時には12時5分少しすぎ。

 

Norrkopingを早歩きで駆け抜け、駅前の公園を横目で見て、駅の時計塔を見ると、12時15分。ひとまず安心。歩調を緩める。暑い。それにしても暑い。Tシャツ汗まみれになっちゃうし、下手したら上のタートルネックまでぬれちゃうかも。汗かかないように歩調をもっと緩めて、駅構内を通り抜け、ホームにかっこいい電車があるのを発見。きっとあれだろう。しかしそれはKatrineholm, Uppsala行き。一回ストックホルムから帰ってきたときにかっこいい電車に乗れた路線だった。そして間もないうちに、いつもの別にかっこよくもなんともない電車がゆったりと滑り込んできた。乗り、いつものように席が取られていることを確認して、(空いている席にゆうゆう座っている人かおそらくキセル…)バッグを下ろそうとしたときにはゆったりと電車はすべり進んでいた。さて。なんか動いたので疲れた気もするが、プリントもできたし、結果的には満足できる出発だろう。

 

電車の中で眠いのにも関わらず、書類・印刷したものの整理。なんてったって全部持ってきたんだもんなぁ。重さを減らす意味でも、100枚ほどのうち、十数枚ほどを捨てる。内容読んで捨てるのはふぇりーでしよう。おむすびと、パプリカを食べながら日記を書く。パプリカがおいしい。でもトマトは栄養ありそうだから、あとで食べようっと。

 

ストックホルムについて、まずはロシア大使館の南の方からフェリー乗り場近くに行く66番の公共バスの情報を集めに、いつもお世話になっているバスターミナルの観光案内所に行く。が、いつもくれる頼りある情報と違い、わからない、走っていないんじゃないかという。あれれ。昨日ネットで66番が走っているという情報を得たのに。それくらい知っていてよ。この重い荷物を背負っているんだから…。ただ、それでスペインのようにフェリーに乗れなかったなんてことだと、時間が決まっている今回は致命傷になる。とにもかくにも電車駅構内にあるという公共交通インフォメーションセンターに戻る。そして20分ほどロスして、昨日のネットの情報が正しいことを知った。ロシア大使館が開くまで30分。この後のことを考えると、そして開館時間が14時半からではなくて14時半までという状況もありえるので、ぜひそれぐらいについていたい。重い荷物を背負って歩きなれた大使館の道を歩き出す。3回目。坂の少ない一番最短距離を歩く。海岸沿いの公園を歩くルートである。今回は多くの人が日光浴、保育園児がお父さんやお母さんと施設で遊んでいる。またベビーカーを持った若いお母さんの2-3人グループも道端、ベンチ、カフェとあちらこちらで見る。それは久しぶりの暖かい火だからだろう。ひまわりのように目を閉じて日光の方に顔を向けている人もいる。それに比べ、ここより寒い所に行くと思われる私は黒い、ところどころそりすべりをやって穴の開いた&縫い直したダウンジャンパーを着ている。ホラーに出てくる真っ黒い人、またはタイでよく会った仏教層(黒version)のような感じ。うん、後者が今の僕によく似合うかも。なんて思いながら汗ばんできたので腕まくり。中からタートルネックの鮮やかな青色が出てきた。みんなどんな感じで僕を見ているんだろうな。そしてなんとか大使館まで自己最短の30分で歩きつく。

 

大使館のゲートに人が1人入って行ったのを確認して安心する。予定通りの開館時間のようだ。そして、5分ぐらいで受け取る。え?これだけ? 意外。こんなに面倒くささ一番の観光ビザだったのに…。14時40分には大使館を出てしまっていた。16時50分がフェリーの時刻だけど、さて、どうしようか。パスポートのコピーはとりたいけど。ただ大使館の周りにはあまりコピーマシンが置いてそうな店がないので、バス停のある方角の南に、橋を渡りだす。この橋の下は初めてストックホルムに来たとき、初めてロシア大使館の場所を確認しに見に来たとき、一面全て凍っているのに感動して写真を撮った所だ。今は凍りもなくもちろん歩けない。が、ビザをもらった今、初めて「その上」のステップを歩いていることに感慨を覚える。

 

誇らしげに思ったばっかりだが、肩の痛さと橋の長さに気がめいる。端はまだ登っている。真ん中までたどり着いていないのだろう。真ん中に着いたら荷物を置いて一休みをしようと思いながら、歯を食いしばって歩く。く〜っ。

 

橋のピークに達したので一休み。荷物をひとまず置くが、隣の車線を車がびゅんびゅん走っているので一休みできる気配がない。ふと見ると公共バスが結構人を乗せて走っている。こんな所おお荷物で歩く日といないか。というか、大荷物というより重い荷物。でもなんでだろう。たくさんできてしまったおにぎりと、1.5リットルぐらいのジュース、本ぐらいなのになぁ。いつもこんなに思い&痛いと感じたことはないのになぁ、なんでかな。

 

バス停に行く途中で、牢獄YH、博物館を見つけた。ストックホルムで一番泊まりたいYHである。情報によると一番安いし。ただ、わざわざストックホルムに泊まらなくてもリンショーピングとの距離を考えると大丈夫。そして重い荷物を持って中を歩き回りたくないので、周りを見て通過した。

 

66番のバスは本当にタイミングよく来た。しかも降りる道を行ったら、どこで降りるか教えてくれるという。やった。バスは歩かなくても街が見られる。大通りはかなりの繁華街。ストックホルムにこんな所があるとは思わなかった。さすが(ストックホルムの)ヨーテボリ道路。ただ一転して、南駅周辺は住宅街、特に武蔵工業大学の新しい方のキャンパス周辺のようだ…。SJの駅だから降りる人いないのかな?地下鉄の駅だったら違うのだろうか。道も万夫や交差点の真ん中に彫刻があって交通量少なそうだし。地図を目で追いながら乗っていたが、運転手にここだよと突然言われる。いやここは…。確かにここはその通りだが、もっと先なのに。うまく説明できないのと、行為を無駄にしているような気がしたのと、何しろバスを止めているので降りた。時間もまだあるし。地図をみると、フェリー乗り場はちょっと歩いて左手にある病院の裏側のようだ。よし歩こう。止まった交差点で“Copy”ができるところを聞いたが、ちょっと戻った所に「いい」ところがあるようなことをその人は言う。言ってみようかと思ったが、何か違うと考え直し、病院に向かう。なぜか丘になっており、階段を上って後ろを振り返ると教会みたいなものがあり、綺麗だった。さて。足を進めると、なんだかちょっと人が集まっている所でT字路になっていた。ん?と見ると、パノラマがバーッと広がっていた。ダウンタウンも、南西にある遊園地も、そして、下、にはフェリーの港。あちゃー、絶壁だよ。右を見ると道がない。かなり、病院の端まで、戻るような格好になるようだ。景観を少し楽しんでから足を進める。疲れない車にはいいが、疲れる歩行者、色々な所&近道とかできる歩行者には、コンピューターベースの普通の地図は弱点がある。本当にヘトヘトになり、ターミナルに着いた。チェックインの窓口は12個ほどある。まるで西武球場のチケット売り場のようだ。ドームになった今は友の会とか入ってないから並んだ記憶がなくてわからないけど。 

 

フェリーに乗るゲートは2つあった。左は係員がいて、子供が通ると写真を撮っている。右はそういうことないが。2027番。左のゲートを通り、そして部屋に到着。2000番台は一番安い部屋であるが、確かに納得。2段ベッドが2つある。ひどいYHのようだ。イスタンブールがこんな感じだったかな?ただ、全部で312SEK、たぶん部屋は110SEKだと考えると安い気がする。18時間だし。そしてシャワーとトイレもあった。

 

ベッドに横になるとすごい気持ちいい。と同時に、疲れとだるさが襲ってくる。出航の瞬間をみようと思っていたがダメだった。上のベッドに僕はいたが、そのすぐ隣にはソマリア人青年が来た。かなり話しやすい。が、寒気も襲ってきたし、特にまだ船内でアトラクションもやっていないので、葛根湯を飲んで寝ることに。他の2人も寝ることにしたようだ。ちょっと今日は頑張りすぎちゃったかな?

 

18時半。ようやくのことで起き上がり船内を一周。この時間にやっているアトラクション、カラオケが目的。屋台舟じゃないが、この船はお酒を飲みまくる船なので(Tax Freeだから)、結構盛り上がっている。ただ、しらふだし、歌えそうにもないし、また体調も整えた方がよさそうなので、Tax Freeの酒屋だけ寄って帰った。Bacardi1リットルが25ユーロ。スペインで買ったときは9ユーロだったのでもちろん買わない。ベッドで横になりながらソマリア人と語った。かなりいいやつだったが、僕のけだるさがいうことを聞かない。また寝た。

 

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