アポロ
今日、七夕です。
七夕の夜にこの文章を書いています。
ここでは空が曇っていて
天の川はおろか、月さえも見ることができません。
僕はここ一ヶ月
大好きだった人と別れてから、いろいろなことがあって、
いろいろなことを学び、
いろいろなことで苦しみ、
いろいろなことを得ました。
これからの文章は、
一見その人に向けたものであるように見えて、
その実、自分の中に目を向けて書くものです。
僕は今までの恋愛は
アポロのようなものでした。
月があって、
とても綺麗で、綺麗で。
その月に近づきたいと思い、アポロになって、月に降り立つのでした。
しかし、
月というものは実際にはただ岩があるだけの死んだ世界なのですね。
それに気がつかない僕は、
何度も何度もアポロで月や、ほかの綺麗だと思った星に向かったのでした。
そしてそのたびに死の世界を確認してきたのです。
月は遠くで見ているから月であり、
岩しかない世界は
月ではないのです。
これは誰にでも経験のあることではないでしょうか?
つきあう前は、
「好き」という感情だけが先走ってしまっていて、
相手の本質が見えなくて、
つきあって、ちょっとたったくらいから、
冷静になって相手のことが見れるようになると、
一気に冷める。
俗に言う「3ヶ月・・・」って言うヤツですよね。
僕も一ヶ月たった今ではあなたのことを冷静に
なんの余計な感情もなく見ることができます。
あなたには申し訳ありませんが、
冷静に見ると、結構嫌なところって言うものが見ることできました。
これは今までの僕にはない、
新しい感覚でした。
ここであなたをさらし者にするつもりは毛頭ありません。
「ここが気に入らない」とみんなの前でつるし上げるようなこともしません。
あなたは僕にはしてましたけどね・・・(笑)。
あなたを失ってから、
僕は「変わろう」と思いました。
そして、一度すべてのものを失うことにしたのです。
もちろん精神的な意味で。
一度失ってみてから、
あなたのことを考えてみました。
結果は即答で「いらない」でした。
僕のこれからの人生に、
あなたのものは、岩ばかりの土地は何もいらなかったのです。
アポロになって、
実際に見に行き、いろいろな星と比べてみなければ、
こんな判断はできなかったでしょう。
僕はこれからもアポロになって、
どこかの星にたどりつくでしょう。
そして、いつの日か、
「もう一度行きたい」と思えるような星を見つける。
どこかにあるはずですから。
見せかけだけではない星が。
僕も、誰かが来てくれた時に、
「岩ばっかり」と言われないように、
もっとがんばって自分の星をよく見て、
どうすればみんなに愛される星になるか考えます。
あなたが選んだ星が、幸せな土地でありますように。