右ヒザのぬくもり
しばらく前の話なのですが。
世にも面妖な体験をしたので報告します。
その日、私は大学から家に帰るべく、地下鉄東西線に乗っていました。
昼過ぎということもあり、車内はガラガラです。私の両隣も空席でした。
腰掛けて、本を読んでいると。
右のヒザに、何かがふれた感触と、なぜか人肌くらいのぬくもりが。
なんだろう?
と思ってみてみると、なんと、私のヒザに、中年サラリーマンらしきスーツを着たオッサンが、
腰掛けて居るではないですか!!
私「(・Д・)?」
想像してください。
右ヒザにぬくもりを感じて、ふとそっちに目をやると、
視界いっぱいに広がる、中年サラリーマンの中途半端に広い背中。
あまりのことに、ツッコむ事もできず呆然としていると、
オッサン「あ、すいません」
と、いたって普通に私の横に座りました。
そんなにさらっと片づけて良い問題か?
もようが…
先週末、湖の調査の帰りに久しぶりに温泉に入りました。
とてもきれいで広くて、おまけに露天風呂つき。
最高です。
アタマをあらい、体をあらい、顔も洗い、温泉につかり。
最後に露天でしめようと思いまして。
行ってみると、一緒に来た院生のsさんがおり、一緒にはいっていました。
雑談しながら温泉を満喫していると、オッサン3人組が入ってきたのです。
問題は、彼らの背中です。
0.01の貧弱な視力ですらはっきり解る、入れ墨が。
そうです。彼らはヤ○ザです。
それを知ってか知らずか、Sさん、彼らが入ってきてすぐに、
「んじゃ、おさきに」と言って出ていってしまったのです。
一人にしないでくれよ。
かといって、とっとと出るのもしゃくじゃないですか。
だからもうしばらくつかってから出ることにしたわけですよ。
そのときの連中の会話ときたら。
ヤ○ザA「この前高校生二人傷害で捕まったっしょ?」
ヤ○ザB「ああ。」
ヤ○ザA「あれウチんとこのなんだわ。クスリはばれなかったから良かったけどさ。」
ヤ○ザC「そうだったのか。」
ヤ○ザA「ホント危なかったんだよ、アニキ。」
…アニキ?
どうやらこの呼び名、現実に利用されているようです。
しかし、この状況においてウカツな行動は死を意味します。
こみ上げる笑いを、むせたふりしてごまかしました。
そしたら、お兄さん、大丈夫かい?
と、アニキが優しいお言葉を。
「ありがとう、大丈夫だよ、アニキ!」
とは言えなかったがね。
落ちろ!!
金曜日に大学で実習があったんですがね。
山を登るんですが、途中に高いコンクリートの壁があるんですよ。
そこを登り、サンプル採集。
当然帰りは来た道を戻るわけで。高いコンクリートの壁も降りるわけですね。
ボクは、2度ほど飛び降りる機会があったんですけども。
そこで、気がついたんですね。
みなさん。今から書くことを一度で良いからだまされたと思って試してみてください。
確実に効果があると思われます。
1度目は、1メートルくらいの段差からの飛び降りでした。
このときは普通に飛び降りたんですよ。
無言で。
普通に着地しましたよ。別に何事もなく。
2度目は、2.5メートルくらいの高さのコンクリートの壁からの飛び降りです。
この時。
ボク自身今になってもいまいち理由は分からないんですが、
「とおっ」
って言って飛び降りたんですよ。
となりにA君がいたので、もちろん小声で。
するとアラ不思議。
さっきよりもスムーズな飛び出しと、ソフトな着地。
…ホントだって。
飛び降り易いんだって。
さあ。おうちの階段から飛び降りて、確かめてごらん。
警告に関する一考察
高層マンションの前の歩道を歩いているとき。あなたは、高層階から花瓶が落ちてくるのに気づきました。
そして今まさに、花瓶は前を歩いている人の頭を直撃しようとしています。
あなたならどうするでしょうか。
警告するに決まっていますよね。前の人に。それは当たり前。
いいかたを変えましょう。どのように警告するでしょうか?
たった一言です。たった一言で、一人の人間の生死が分かれるのです。
短くて、かつ効果的な言葉でなくてはなりません。
そう考えると、とても難しい問題です。
moorは、昔このことに関して考察した特番を見たことがあります。
最近、ヘリと小型機の墜落事故などもあり、物騒なご時世です。
油断していると何が落っこちてくるのか分かったもんじゃありません。
正しい知識を身につけておくことが大切です。
さて、この某番組は、
・実際に歩いている人の頭上に物(柔らかいので安全)を落とす。
・さまざまな言葉で警告をする
・どんな言葉による警告が最も効果的にその人物に危険を回避させることができるかを検証
という内容でした。
この結果、どれが効果的なのかという視点から、警告の言葉の一位から三位までが決定されました。
三位、「あぶない!」
実にオーソドックスです。
みなさんが真っ先に思いつく物はおそらくコレでしょう。
では、なぜこんなにもメジャーな「あぶない!」が三位に甘んじてしまったのでしょうか。
どうやらこれ、言われた方にしてみれば何がどう危ないんだか分からないんだそうです。
つまり、クルマが来ているのか、ミゾに落ちそうなのか。自分にどういう危険が迫っているのかが分からない。
そうなると、言われた方は対処法を考えるため、無意識に何が起ころうとしているのか確かめてしまうんだそうです。
この一瞬が生死の分かれ目。
二位、「走れ!!」
なるほど。
これなら迷うことなく走って逃げますね。「あぶない!」の抱えていた問題点もしっかり解決されています。
うまいですね。
さて、次は一位です。コレにまさる警告とは一体どんな物なのでしょう。
moor自身、全く想像がつきませんでした。では、発表です。
一位、「コラー!!!」
…本当か?
番組によると。
こういわれた人は、反射的に逃げてしまうため、結果として最も反応が早かったというのですが。
…まちがってます。
絶対にまちがってます。
実験では、みんなビックリして逃げていましたが。
この結果を見て。ツッコミが入らないのってどうよ?
この番組のスタッフは、おそらくみんな天然だったのでしょう。
THREE!!!
今日、たこ焼き屋に並びました。
最近多いでしょ。行列のできる店。
ガラス越しに見ると、焼き上がっているたこ焼きはあと7皿。
自分は4番目。2皿買うつもり。
店員「おいくつですか?」
一番目の人「二つください。」
あと五皿か。
店員「おいくつですか?」
二番目の人「一つ。」
よし!いける!!
店員「おいくつですか?」
三番目の人「3つ。」
…くそったれ。
聞いてくれ。
別にね、ネタとかじゃあないんだけど。
キャストパズルがね、解けたんですよ。あ、知恵の輪のことね。
これ、デビルって言う上級の奴なんだけど。春、旅行の餞別にってもぐり君がくれたんだよね。
んで、持っていって。
列車の中でかちゃかちゃ。
バスの中でかちゃかちゃ。
宿で寝る前にもかちゃかちゃ。
タイ人もかちゃかちゃ。
家族もかちゃかちゃ。
友達もかちゃかちゃ。
でも、だれも解けねえ。
それでね、あきらめてたんですよ。あまりにもできないから。
もうあきらめて、引き出しの奥の方にしまっちゃってたんですよ。
んで、5月5日。運命の日。
もぐり君がね、遊びに来ていて。
もぐり君、知恵の輪いじりながらしゃべっていたんですね。
彼自身、もはや無意識にいじっている状態のようでした。
でもね、突然、カランって音が。今まで知恵の輪が発したことのない音が。
おいおい。はずれてるよ。
もぐり君は「おれに神が降臨した」と語っていました。
そのあと、がんばっていたらついに。
ボクにもはずせたんですよ。
そのときのボクの様子については、もぐり君のページの「もぐりのひとこと、5月5日」を見てください。
そこを見る限り、そのときのボクはかんぜんにイっていたようです。
記憶はありませんがね。
しかしね、このキャストパズル、はずせたときの快感ったらもう最高です。
と、いうわけで、もうしばらくしたらもぐり君のとこと連携してキャストパズルコーナーを開設予定です。
みなさん。ぜひやってみてください。ハンズかロフトに売ってるはずです。
…でもさ、もぐり君の見てからだから、おれって実力ではずしてないんだよね。
しまった。罠だ!
しばらく前なんですが。新しく家庭教師頼まれて。
生徒の個人データ書いた紙をもらって、顔合わせに出かけました。
生徒の家には、お父さん、お母さん、生徒と家族勢揃いです。
初対面なので、いつもよりもがんばって会話するボク。
moor「ええと、ではまずシンイチ君の成績なんですけど、数学がだいぶ苦手みたいですね。」
生徒「はあ…」
moor「あと英語も結構キライでしょ?これもやった方がいいかな?」
お母さん「うちの子は、全然勉強しないんですよ。どうしたらいいんでしょうか?」
moor「そうですねぇ。テスト前だけはしっかり集中してやっていればあとは問題ないと思いますよ。じゃあい つもは友達と遊んでいることが多いのかな?プレステもよくやるみたいだね、シンイチ君。」
お父さん「あのう…シンイチは私です。」
moor「!!!!!?」
き、気まずい。
明らかにこいつアホじゃねえかって視線を注ぐ生徒。
無表情の両親。
最初にツッコんでくれよ。二度もシンイチ言わせやがって。
しょーがないんだってば。だってさ、書類の生徒氏名の欄にシンイチって書いてあったから。
ボクの威厳はもう、ない。
みのみのみのうら!!!
この前J公園で実習がありました。昼休みに入ったときのこと。
M教授「おーい。おまえら。これ運んどいてくれ。おれ炭買ってくっから。」
と言いつつ、車のトランクから取り出したのはバーベキューセットとクーラーボックス。
いわれるままに運びました。
クーラーボックスを開けてみると、ジンギスカンに、カルビに、豚肉に、野菜。
極めつけは缶ビール。
炭を持って戻ってきたM教授。バーベキューの始まりです。
M教授「みんな食っていいぞ。ビール取ってくれ。」
学生「わーい。」
M教授「おまえらも飲め。あ、他の先生達にもビール渡してこい。」
学生「おいっす。」
実習中にビール飲んでいいのか?それにクルマで来てなかったっけ?M教授。
とにかく学生達とK教官を除いたすべての教官は、M教授の勧めるままにビールを飲んでしまいました。
M教授「若い奴らが食ってる姿を見るってのはいい気分だねえ。あ、もうすぐ1時じゃねえか!
だからK教授に休み時間は1時半までにしようって言ったんだよ。おまえら、急いで食えよ。」
結局、バーベキューが終わり、後かたづけもすんだ頃には1時15分くらいになっていました。
今回の実習の責任者であるK教官、心なしか顔が引きつっています。
K教官「えー、では、午後の実習を始めます。前に習っている歩幅を利用して距離を測る実習を…」
M教授「あ、それやるの忘れてた。ごめんごめん。」
結局、午後の実習の計画は完全に狂いました。
今度は気のせいではありません、確実に引きつるK教授の顔面。
全く気にした様子の見られないM教授。
気を取り直して、河原で地層の観察です。
K教官「ここを境に岩石の質が変わっていがっつんがっつん」
せっかくK教授がしゃべっていたのに。
M教授、突然岩をハンマーでどつき始めました。
飛び散る破片から逃げまどう学生達。K教官も苦笑い。
やられっぱなしです。K教官。
結局、予定を全く消化できないまま実習は終わりました。めちゃくちゃだけど、ボクはそんなM教授が大好きです。
みんなも彼が、大好きです。
そう言えばM教授、今朝20分も遅刻していました。
魂の一撃!!
今日の夕方六時くらい。バイトの帰りに公園の中を通ったときのこと。
小学校高学年くらいの男の子4〜5人が、よってたかって一人の男の子(ちょっと弱気そう)をいぢめていました。卑怯。でもまあいぢめるに至ったいきさつを知らないのでそのあたりはいいとしましょう。
ヒマだったので、何となく見ていました。
ちょうどいぢめっこの一人が男の子の上に馬乗りになったときのこと。
突然、チカンに襲われた女の人のような奇声を発しながら、やられっぱなしだった男の子が、上に乗ったいぢめっ子をはねとばしたのです。彼はそのまま狂ったように暴れ出し、五人のいぢめっ子は予想外の反撃を受けたのでした。そのあとどうなったのかはしりません。
んで、何が言いたいのかというと。やはり人間、精神力勝負なんじゃないかと。
上の例で言えば、この男の子、あまりにもいぢめられたために理性のたががはずれ、「ゆるさん!!」と言う一心で反撃に出たのでしょう。このシンプルで力強い精神力のおかげで、彼は馬乗りになったいぢめっこに魂の一撃をたたき込むことができたのです(たぶん)。
こんな風に、余計なものをすべてそぎ落としたバカの一念岩をも通す的な精神状態の時、人間はとてつもない潜在能力を引き出すことができるのではないでしょうか。空回りすることも多々あるでしょうが。
これからの人生、ここぞと言うときに、魂の一撃を繰り出せるような黄金の精神力を身につけたいものです。
たらたらタラコ。
今日は私の心の奥底に眠る恐怖であるタラコについて綴りたい(自己紹介参照)。
タラコ。そう、すけそうだらの卵である。タラコはウマい。認めよう。アタマでは解っているのだ。だが、私がそれを口に入れるにはかなりの覚悟を必要とする。
あれはたぶん私が6〜7歳、小学校低学年の頃だったと記憶している。家族で母の実家に遊びに行ったときのことだ。朝食に、タラコが出た。マイペースに飯を食っていると、祖母が私にタラコを取り分けてくれた。曰く、おいしいから食べなさいとのことだ。
そのタラコ、よく見ると端の方が緑色に変色している。幼心に不審に思った私は、祖母にその旨伝えたが、別に悪くなっていないとのことなので、景気よくかぶりついてしまったのだ。
みなさん。腐った魚卵の恐ろしさをご存知か。
あの瞬間口に広がった風味は、今でも鮮明に覚えている。
あまりのすさまじさに吐き出し、タラコの異常を周囲に訴えた。すると、祖母が、「おかしいなあ、どれどれ」などと言いながら、問題のタラコをぱくり。
そして、微動だにせず、「平気だよ。」とひとこと。自分の威厳を守るためか。それとも単に舌がイカれていたのか。とにかく祖母は、そう言った。
不審に思ったらしい両親は、そのタラコを横目で見て、「絶対腐ってるよ」と言う表情をしていたように記憶しているが、彼らは何もいわずに黙っていた。
それ以来、タラコは私にとって驚異となる。
ラーメン屋と昆虫。
大学の帰りにラーメンを食べました。時間が中途半端なせいか、客はぼく一人です。
食後、店の親父が「ラーメンうまかったかい?」とたずねるので、「ウマかったっす」と答えると、
「飲みなよ」と、どこからともなく缶コーヒーを取り出して、僕にくれるのです。そして、「ぬるいだろう?」
とひとこと。「室温っすね」と答えるぼく。
すると、「コーヒーは室温が一番だよ」と苦み走った口調でつぶやき、親父は仕事に戻りました。
その後、家庭教師のバイトで生徒(中二、♂)に教えていると、姉が友達を連れて帰ってきました。
そのときの会話(まる聞こえ)。
姉「知らない靴がある。あ、そうか。今日は家教の日だった。」
友達「ふーん。弟アタマいいの?」
姉「いいや。バカだよ。バカ。あたし姉として心配なくらいバカ。」
友達「そうなんだ。」
姉「ほんとバカなんだよ。昆虫よりバカなんだから」
友達「・・・・・・」
と言う感じでした。
「姉ちゃんひどいな。」と言いつつ、ニヤついてしまった僕でしたが、弟君は、間違ってまずいものを食ってしまったような何とも言えない表情をしていました。
「姉ちゃんはどうなの?」とたずねたところ、
弟君は「バカっすよ。」と吐き捨て、問4の問題を解くのでした。