1.プロ野球THE辛口トーク4


2013年7月7日更新

間もなく前半戦が終わろうとしている。ここで、今年の新人王の予想をしてみたいと思う。パ・リーグは日本ハムの大谷ばかりがクローズアップされているが、 二刀流では投打ともに十分な成績が残らないというのが現実である。今年の候補としては、楽天の則本、ロッテの西野あたりが有力だろう。則本は新人としては珍しい 開幕投手を務めるとともに、前半戦終了までローテーションを保っている。投手を知り尽くした星野監督−佐藤コーチのラインで、後半戦も注目したい。また、西野は育成枠から 這い上がってきた苦労人であるが、その苦労を感じさせない快投が続いている。4年間、2軍で過ごした経験上、夏以降の調整の仕方等では西野に一日の長があるのかもしれない。 その他は、西武の金子等が活躍しているが、新人王までたどり着くのは難しいだろう。セ・リーグは大混戦であるが、巨人の菅野、ヤクルトの小川が一歩抜けている。 菅野は1年のブランクを感じさせない安定感が持ち味である。また、少し調子が悪くても、打線が助けてくれるというところが心強い。小川は、開幕前はここまでの活躍を 期待されていなかった。しかし、蓋を開けてみると、2完封で前半戦だけで二桁勝利を挙げようかというほどの活躍ぶりである。2人とも夏以降の調整で明暗が分かれるだろう。 ドームでの登板が多い菅野がやや有利かもしれない。 その他では、阪神の藤波、ヤクルトの石山、DeNAの三嶋が頑張っているが、おそらく及ばないだろう。


2013年1月14日更新

今年も少し早いが、セ・リーグ、パ・リーグの順位予想をしてみたい。 ますはセ・リーグからである。@巨人A中日BヤクルトC阪神D広島EDeNAと予想する。 @巨人は今年も盤石である。先発投手陣では内海、杉内、澤村、ホールトンに加えて、今年は菅野が加わってくるだろう。中継ぎから抑えにはやや不安が残るものの、山口を中心として 西村、福田、高木京など層は厚い。今年は山口を抑えに回す可能性があるが、これまでの経験を踏まえると、無難にこなすものと思われる。野手陣では阿部が怪我がちであるのが気に なるところであるが、円熟期を迎えつつある長野、坂本、昨年やや影が薄かった村田は例年通りの活躍が期待される。また、年俸が大幅に下がり、後がない小笠原の奮起にも期待したい。 A中日は相変わらず、投手陣の層が分厚い。吉見、浅尾の金属疲労が気になるところであるが、山内、大野、田島といった若手が伸びてきている。また、最近力の衰えが隠せない 岩瀬が新球に挑むなど、今年は期待できそうである。野手陣では、ブランコの抜けた穴をどのように埋めていくかが課題である。森野をファーストに回して、高橋周をサードで育てる という選択肢も考えられるが、あまり現実的ではない。和田、井端、荒木ら主力野手陣の活躍で、期待の若手を育てていくという高木監督の将来を見据えた采配に期待したい。 Bヤクルトは、久しぶりに復帰した岩村がどの程度活躍できるかで順位が変わってくる可能性がある。宮本のいるサード、畠山がいるファーストに入るのは少々厳しいかもしれないが、 元大リーガーの意地がどのようにチームに作用するのか注目である。少し気がかりなのは、バレンティン、ミレッジと豪華すぎる契約を結んだ点である。気の抜けたプレーで チームの和を乱さないかどうか、小川監督の鞭さばきが重要になってくる。投手陣は、館山、石川の2本柱が盤石で、赤川、村中、由規の若手に安定感が出てくれば、 優勝を十分に狙えるかもしれない。 C阪神はストーブリーグでメンバーが入れ替わってしまった。福留、西岡の元大リーガー勢の活躍が期待されるが、バイプレーヤーの平野が抜けた穴は大きい。また、キャッチャーで 日高を獲得したが、藤井とのベテラン捕手同士を併用するのは投手にとって不安の種だろう。昨年後半に総崩れとなったチームを今年は立て直す年に位置づけて、ベテランに頼らない チーム作りが必要かもしれない。投手陣では藤川の移籍が非常に痛いところである。今年は久保が抑えを務めることになりそうだが、経験不足がシーズン当初から出てくるようで あれば、昨年と同じような成績に終わる可能性がある。 D広島は投手陣が揃ってきている。前田健、野村、大竹を中心とした先発投手陣に加えて、中継ぎに今村が控えている。抑えは外国人投手が担うことになるものと思われるが、チーム 防御率が毎年良くなっており、不安の残る打撃陣をカバーする素晴らしい投球に期待したい。野手陣では、昨年ほとんど活躍できなかった栗原の奮起、野村監督の7番を引き継いだ 堂林の思い切りのいい打撃が上位進出には必要である。梵、廣瀬などのベテラン野手陣、丸、岩本などの若手野手陣の融合が鍵になるだろう。なんとか、22年ぶりの優勝に向かって 奮起してもらいたいものである。 EDeNAは、積極的な補強を試みたが、うまくいかなかった感が否めない。ブランコら中日から3外国人を獲得したのは大きいが、あまり効果は期待できない。ただ、多村、 ブランコ、ラミレスと続く打線は圧巻である。中村の処遇がやや気になるところではあるが、筒香、荒波の若手が絡んで来れば面白いかもしれない。投手陣は満足な補強が できなかった。山口の先発構想が毎年挙がっているが、抑えは山口以外に考えられない。国吉をエースに位置づけて、1年間ローテーションを守らせるというくらいの気概が 欲しいところである。


2012年7月16日更新

今年も間もなく前半戦が終了しようとしている。ここで、今年の新人王の予想をしてみようと思う。まず、セ・リーグであるが、広島の野村が最有力候補となるだろう。 安定したコントロールで、開幕から先発ローテーションを守り、防御率でもリーグ上位に名を連ねている。新人王には最低でも2ケタ勝利が必要となってくるが、現在の ペースを守っていけばさほど難しくはないものと思われる。その他では、中日の田島、広島の堂林が活躍している。田島は序盤の活躍が目覚ましかったが、途中で離脱した ところで若干厳しいかもしれない。ただし、浅尾の代役を十分果たしているのは特筆できる。また、堂林は栗原が抜けた三塁を死守しており、オールスター出場も果たすという 素晴らしいシーズンを送っている。3割20本を達成できればあるいは同僚の野村を凌ぐかもしれない。次にパ・リーグである。こちらもロッテの藤岡が素晴らしい活躍を 続けている。前評判通り、開幕から先発ローテーションを守り、首位を走るチームを支えてきた。しかし、前半戦終盤に来て不安定な投球が目立っているのが、気がかりである。 その他では同じくロッテの益田、オリックスの川端、楽天の釜田、ソフトバンクの武田がいい活躍を見せている。川端は前半戦、坂口の抜けた後で時には中軸を担う等の 活躍を見せている。また、釜田、武田は高卒ながら物怖じしないピッチングを見せており、後半戦の活躍いかんでは新人王が見えてくるかもしれない。益田は、チームメートの 藤岡と刺激しあいながら、中継ぎの位置を死守している。ホールド数が伸びてくればあるいは、藤岡を追い抜く可能性もある。


2012年3月18日更新

間もなく2012シーズンが開幕する。そこで今年の順位予想をしてみたい。セ・リーグは@中日A巨人Bヤクルト C阪神D広島EDeNAと予想する。@中日は監督が交代したものの、現有戦力はほとんど変わっていない。投手陣ではチェンが 移籍したが、吉見、ネルソン、中田、山井を中心とした先発陣にベテランの山本昌、大リーグから復帰の川上が加わって盤石である。 また、救援陣は浅尾、岩瀬を中心として円熟期を迎えつつある。野手陣では楽天から山崎を獲得したことで、昨年不調のブランコとの 競争が激化しており、和田、森野を含めた4番争いに注目したいところである。ただし、レギュラー陣と控えの差が未だに詰まって おらず、昨年に続いて戦力の底上げが急務だろう。これまでの落合体制に慣れたレギュラー陣と高木新体制の確執が無い限り、 上位争いは堅い。A巨人は大幅な戦力補強を行った。ソフトバンクから杉内、ホールトン、横浜から村田を獲得し、勝ち星で約25勝、 ホームラン、打点で30本、100打点の上積みである。投手陣では内海、澤村、東野に前出の2人が加わり、盤石のローテーションが 形成される。ここに中継ぎ陣の安定性が確保されれば、独走が濃厚であるが、西村、山口、越智、久保の昨年からの金属疲労が色濃い。 新外国人のマシソンや今年台頭してきた宮国が踏ん張れるかどうかが鍵になるだろう。野手陣ではラミレスが抜けた4番に村田が加わる。 長野、阿部、村田と続く中軸は脅威であるが、不安定な坂本、怪我がちな小笠原、高橋由、亀井の活躍無しではせっかくの戦力補強も 台無しになってしまう。長打に頼らない機動力を絡めた戦術が必要になるかもしれない。Bヤクルトは昨年の悔しさを晴らす1年となる。 しかし、青木が抜けた穴は大きい。投手陣は館山、石川、由規、村中を軸とした先発陣に昨年終盤に活躍した赤川が加わり、救援陣では 松岡、押本、イムとつなぐリレーが盤石である。この投手陣に左の中継ぎ投手が加われば他球団にとっては脅威となるだろう。 野手陣では青木の穴を埋めるべく、上田を起用するようであるが、おそらく埋まらないだろう。やはり、ヒット200本減の影響 は大きい。トップバッターを川島慶、山田等で争うことになろうが、畠山、バレンティン、宮本へつないでいく1、2番の 固定が鍵になりそうである。C阪神は昨年、ほとんど機能しなかった金本、城島のベテラン勢の働きが鍵になる。特に城島は 今年前半は捕手としての働きは期待できない。ブラゼルと争って一塁での起用が濃厚であるが、守備力は格段に落ちてしまう。 ここは打力でカバーするしかない。また、正捕手候補の藤井の負傷も痛いところである。清水、岡崎、小宮山では非常に心もとないため、 浅井、狩野の捕手復帰も視野に入れたい。投手陣では先発の能見、岩田、スタンリッジ、メッセンジャーが充実しているが、 これに続くのが小林、2年目の榎田ということでローテーションがやや不安定である。また、藤川につなぐ中継ぎ陣にやや不安が残る。 先発として期待される榎田を再び中継ぎに戻すという選択肢もあり得るところであるが、当面は久保田、渡辺を中心に 凌いでいくしかない。D広島は前田健、バリントン、福井、野村というように投手陣が揃ってきたが、中継ぎ陣以降がやや弱い。 昨年活躍したシュルツが抜けて、ミコライオが加入し、一応の目途がついたものの、昨年70試合以上登板した青木がケガで出遅れて いるため、今村、江草で凌ぎ、サファテに繋いでいくしか勝ちパターンがない状況である。先発、リリーフを問わず、これまでに 活躍してきた大竹や永川、篠田の復活が待たれる。打撃陣は相変わらず、栗原に頼りっきりの状況が続いている。今年は外国人を あまり補強せず、日本人選手で固めていくことになるかもしれないが、丸、天谷、廣瀬、赤松で争う外野陣は層が厚くなりつつある。 打撃を採るか守備を採るかで野村監督の采配が問われるところであるが、毎年の貧打を考えると、丸、天谷を中心に行った方が いいのかもしれない。優勝の味を知る石井、前田智のベテランコンビにも期待したい。EDeNAは発展途上のチームであるため、 今年は優勝争いは考えずに基礎固めに徹する年になるのかもしれない。中畑監督の元気印がチームにどこまで浸透するかはまだ 未知数であるが、これまで数年間暗かったチームが生まれ変わるいい機会になるだろう。そんな中、村田と入れ替わりで ラミレスが加入したのがせめてもの救いである。昨年の不調は統一球の影響があったためであり、確実性から行くと村田より 信頼が置ける。石川、渡辺でチャンスを作り、小池、ラミレス、筒香で返すというパターンがマシンガン打線復活ののろしと なるだろうか。投手陣では国吉に期待したい。昨年終盤の安定感があれば10勝は堅いところである。 ここに高崎、清水、三浦が続き、山口へ繋いでいく継投がはまれば上位進出の芽もでてくるかもしれない。


2011年12月30日更新

今年のソフトバンクは投打共に12球団の中でずば抜けており、完全優勝、日本一を果たした。その中でも横浜から移籍の内川の 存在が最も大きかった。 これまで、ソフトバンクは本多、川崎の1、2番から中軸へつなぐ3番がおらず、小久保、松中、多村を活かしきれていなかった。 しかし、内川が潤滑油となると共に首位打者を獲得するほどの確実性を発揮したことで、完全優勝が達成できたものと考えられる。 また、主軸打者が故障してもそれをカブレラ、オーティズがカバーできたことが大きい。さらに西武から移籍の細川が巧みなリードで 投手陣を支えた。特にこれまで苦手にしていた西武戦では細川の好リードが光った。投手陣では円熟期を迎えた和田、杉内に加えて ホールトンが最多勝を獲得する活躍を見せ、先発に転向した攝津を加えて強力なローテーションを形成し、 言うこと無しの1年であった。リリーフ陣では抑えの馬原が1年通じて活躍できなかったのが残念であるが、 ファルケンボーグ、森福、金沢が補った。森福については、日本シリーズで流れを変えた11球が鮮明に記憶に残っている。 来年は、川崎、杉内、和田、ホールトンが抜けてしまう。代わりの野手陣は育ってきているが、投手陣は少々心もとない。 攝津、岩崎、大隣、大場、西武から移籍の帆足が中心になるものと思われるが未知数である。素晴らしい完全優勝を達成した 次の年にどのような野球を見せるのか楽しみである。


2011年12月29日更新

今年の中日は超貧打にあえいだが、強力投手陣を中心とした守備陣の充実が最後に花開くという結果になった。 今年の統一級への変更の影響をもろに食らったのは実は中日かもしれない。昨年のMVP和田、森野、ブランコがことごとく 貧打にあえぎ、打率が2割5分前後という結果に終わった。これが響いたのか、1−0、2−1といった試合が増え、 観客動員が伸び悩むという二重苦に陥ってしまったのである。これが直接的に落合監督の退任につながったと見る声もあるが、 果たしてそうだろうか。落合監督の退任については、ロースコアであっても必ず最後には勝ちをもぎ取るという、 今年の中日の野球を見れば、8年間に渡る落合野球が飽和状態に陥ったと見るべきであり、フロントサイドからすると 至極当然のことと言えるのかもしれない。来年は高木新監督が采配を振るう。投手陣では今年、MVPを獲得した浅尾、 岩瀬を中心とするリリーフ陣は穴が見つからない。ここに高橋が帰ってくればなお盤石である。そして先発陣ではチェンが抜けた穴は、 間違いなく埋まるはずである。今年最多勝の吉見、中田、山井、ネルソンに朝倉、川井あたりが加わればこちらも盤石である。 野手陣については上乗せは楽天から移籍の山崎くらいであるが、今年の貧打を教訓に各野手が這い上がってくることは必定である。 3連覇を目指す堅い野球に注目したい。


2011年12月28日更新

今年の日本ハムは途中まではソフトバンクとマッチレースを演じたが、監督退任の報道の後、見事に失速してしまい、 梨田監督の花道を飾ることができなかった。ルーキーの斎藤が最初から最後まで注目されたシーズンであったが、 実質投手陣ではダルビッシュ、武田勝、ケッペル、ウルフがローテーションを守りきった。特にダルビッシュはポスティング移籍を 見越してかどうか、多彩な変化球を披露し、18勝を挙げる活躍を見せ、メジャーへの花道を飾ったと言える。 中継ぎ以降も概ね安定し、若手の増井、榊原が粘って、武田久へつなぐという盤石のリレーがさえた。 野手陣では開幕当初の田中の負傷が痛く、ホフパワーが代役を務めたものの、田中には遠く及ばなかった。それでも、 稲葉の守備力が落ちたと見るや、俊足巧打の陽をライトに定着させ、糸井との鉄壁の外野陣が形成できたのは大きかったと 言えるだろう。また、中田が4年目にして遂に覚醒し、豪快な打撃を見せた。守備力にはやや難があるが、 これをカバーする打棒が魅力である。来年は、ダルビッシュが抜けてしまい、投手力は格段に落ちる事が予想される。 中継ぎで活躍している若手投手の中からいかに先発に抜擢するかでシーズンの戦い方が変わってくるものと考えられるため、 栗山監督の大胆な選手起用に期待したい。


2011年12月27日更新

今年のヤクルトは昨年後半の勢いそのままに、シーズン終盤まで首位を独走したが最終盤で失速した。 日程の関係もあるが、首位争いを演じた中日とのホームでの戦いが前半戦で終了し、後半戦はナゴヤドームでしか試合が無いと 言う不運な状況がこの結果をもたらしたのかもしれない。また、9月中旬の勝負の4連戦直前で主力選手の離脱が相次いだことも 痛かった。ただ、戦力的には近年になく充実していた。投手陣では館山、石川を軸とした強力な先発陣、松岡、押本、 イムとつなぐリリーフ陣が盤石で、ここに若手の村中、由規、久古が加わり、中盤から終盤にかけて貧打を補った。 打線では、前半戦に大活躍し、その貯金でホームラン王を獲得したバレンティンが1年間目立った。そして、サードに 定着した宮本の確実性のある打撃、青木の円熟味の増したバットコントロールなど見せ場を多く作ったのは特筆できる。 ただ、ショートを固定できなかったのが終盤に響いた。当初は川島慶が就いていたが、ケガで離脱し、その後を守っていた 川端もシーズン終盤で離脱、結局2軍級の森岡が守らざるを得ない状況になってしまったのは残念としか言いようがない。 来年は青木が抜け、シーズンで確実に200本近くの安打が消えてしまう事になる。ただ、1年間を現有戦力で乗り切る ことができれば、上位進出は堅い。今年の悔しい思いをぜひ来年にぶつけてもらいたいところである。

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