1.プロ野球THE辛口トーク


2004年7月20日更新

オールスターが明けたので、毎年恒例の新人王予想をしてみたいと思う。まず、パ・リーグである。 本命はダイエーの三瀬、対抗は日本ハムの押本、ダイエーの馬原、オリックスの歌藤だろう。三瀬は5月に抑えの座をつかみ、 リリーフエースとして活躍している。新人で抑えとしてここまで信頼されたのは、最近では広島の永川、パ・リーグでは ロッテ河本(当時)、西武潮崎、ダイエー岡本ぐらいだろう。対抗の3人は、2軍落ちがあるだけに少々苦しいところが あるかもしれない。次にセ・リーグである。本命はヤクルトの川島、対抗は広島の大竹、阪神の鳥谷、桟原だろう。 川島は4月から先発ローテーション入りし、現在に至っている。10勝以上すれば間違いなく当確だろう。 大竹はリリーフエースとして活躍しているが、昨年やや作為的に新人王の資格を残したため、少し印象が悪いかもしれない。 阪神勢の2人は地味である。 後、約2ヶ月のペナントレースでどのように形勢が変わるかに注目である。


2004年6月18日更新

オリックスと近鉄の合併問題がついに表面化した。近鉄が相当危ないようであるという情報は以前からあったが、 球団身売りという大方の予想を覆す裏を突いた決断であった。これから野球界はどうなっていくのか。1リーグかそれとも 2リーグ存続か。ダイエーとロッテ、ヤクルトとロッテ、ダイエーとヤクルトというふうに合併の可能性がある球団は その他にもある。パ・リーグからすると、ここ10年くらい、巨人戦の放映権欲しさに交流戦を要求してきたという点から、 年に巨人戦14試合(主催は7試合)が確実に組まれると思われる1リーグがおそらく希望としては最優先だろう。 一方、セ・リーグからすると、これまで28試合(主催は14試合)で組んでいた巨人戦が半分になるため、 2リーグ存続を主張するだろう。 パ側は、理事会でセ・リーグに任せるという結論を出したが、この先どうなっていくのかが注目である。


2004年5月17日更新

札幌日本ハムが打ちまくっている。本拠地の札幌ドームはボールが飛びやすいということもあるが、それ以上に打撃陣の 奮起が大きいと思われる。特にセギノールがすごい。一昨年、オリックスである程度、活躍したが解雇されてしまった。 日本で培った選球眼をアメリカ3Aで生かした後の、再来日であったがこれが当たった。当初、球団はエチェバリアに 期待していたのだが、セギノールの活躍ぶりは、その期待を見事に打ち砕き、球団内の主役を自分に持ってきた。 2年前の雪辱なるかが注目である。


2004年5月2日更新

広島の嶋が爆発している。投手として入団するも5年で挫折。その後、バッターとしてオープン戦までは調子のいい、 いわゆる「春先だけの強打者」であった。それでも、2軍では好成績を残しており、首脳陣も切るに切れなかったのだろう。 辛抱の甲斐あって、4月を4割で終えるというとんでもない記録を作った。特に4月ですごかったのは、中盤の広島市民球場での 巨人戦での活躍である。点の欲しい場面でホームランを放ち、首位への原動力となった。下旬の横浜戦でのエラー以降、 少々、バッティングが下降気味であるが5月も期待したい。


2004年4月30日更新

阪神の調子が4月は良くなかった。岡田監督の理想である、4番金本が空回りしているのが現状だ。去年の今岡、 赤星、金本のトリオがよく機能していただけに、金本を4番に置くのは疑問である。それにしても、3番を打つ打者が悪すぎる。 キンケードが機能した試合は5試合もないだろう。浜中も正直良くない。今岡を3番にするという案もあるが、去年、このプランは 成就しなかった。阪神が浮上するためにはやはり打力が必要だろう。そのためにも、去年の1,2,3番の再現が欲しい。


2004年4月26日更新

今年はロッテの小林雅が意外に振るっていない。3点リードの場面で出て、4点獲られたり、1点リードの場面でホームランを 浴びたりと、らしくない投球が続いている。今年から、投球モーションの際の独特の揺れを少し控えめにしているが、やはり、 慣れたフォームで投げるためには、癖が必要なのかもしれない。オリンピックに向けて修正してもらいたいものだ。


2004年3月21日更新

開幕1週間前になったので、ついに今年の順位予想発表である。まず、パ・リーグはシーズン順位が

@福岡ダイエー A千葉ロッテ B西武 C北海道日本ハム D大阪近鉄 Eオリックス

プレーオフを経て優勝はダイエーだと思われる。やはり今年もダイエー優位と見る。新人 馬原の迫力、サード吉本の成長、主力選手の安定感から見て、五輪期間があっても突っ走りそうである。和田が 開幕に間に合わないのが心配であるが、打線がカバーするだろう。 ロッテは総合力で2位。充実の投手陣と威力を増した打線。そして何よりもバレンタイン采配がある。西武は カブレラがいればダイエーと競り合えるだろうが、カブレラが戻ってくるまではBクラス、五輪期間中に粘って3位 滑り込みといったところだろう。日本ハムは岩本が復活したがその他の投手陣が振るっていない。打線も小笠原以外に 頼りになるバッターが欲しいところである。しかし新庄の入った守備陣は見物である。エラーが 少なくなり、失点が減ると、自ずとプレーオフが見えてくるだろう。近鉄は中村1人にマークが 集中しそうなのでその他のバッター次第ではないだろうか。投手陣はストッパーのカラスコが安定すれば ローテーションは固まっているので、安心して見られるかもしれない。オリックスはまだ、総合力が足りないようである。 しかし、マック、具、金田、ムーアの先発陣は目処が立ちそうだ。

セ・リーグは

@ヤクルト A巨人 B阪神 C中日 D広島 E横浜

と予想する。ヤクルトは最近10年間で巨人絶対優位の年には優勝している。計り知れぬ潜在能力を持ったチームなので爆発すると怖い。 投手陣でもさほど目立った選手がいるわけではない。石川、川島、鎌田などの若手投手が軸になることは間違いないが、 それ以外の投手が知らぬ間に10勝しているということがあり得るかもしれない。打線もラミレス中心であるが、切れ目がないので怖い。 巨人は打線は爆発するかもしれないが投手力にやや不安が残る。河原の復活が鍵を握るだろう。阪神は昨年とそれほど メンバーが変わっていないのが弱みである。鳥谷しか話題に上らないのが少し寂しい。中日は落合監督の采配に 注目である。当たれば優勝するかもしれないが、外れる確率が高いかもしれない。抑えに回った岩瀬がどの程度耐えられるかである。 広島は佐々岡が志願してセットアップに回る。これまで、崩れに崩れていた方程式を組みなおす時期が今、来ているのかもしれない。 毎年のことだが、打線はいい。問題はこちらも毎年のことながら左投手である。横浜はまだチームが出来ていない。しかし、 ギャラード、佐々木のダブルストッパーはそう簡単には崩れないだろう。7回までリードしていれば勝てるので どういうふうに試合を持っていくかに注目である。


2004年2月27日更新

キャンプが終了し、12球団が一斉にオープン戦へと突入する。12球団のキャンプを総括してみたいと思う。 まず、横浜である。佐々木の電撃復帰で幕をあけたキャンプであったが、期間中は非常に穏やかに進んだのではないだろうか。 ギャラードは中継ぎを容認し、投手陣の陣容が揃いつつある。打線では4番候補の村田が素晴らしかった。 おそらく、サードは当確だろう。後は、ホームランの量産のみである。次にオリックスである。伊原野球の浸透は 実践を見ないと分からないが、選手の意識改革は進んでいる。選手層の薄さは否めないが、 村松の加わった外野手の間で生じている熾烈なレギュラー争いがチームに活気を与えている。 投手陣も、調整は遅れているが普通に力を出せば10勝を挙げることを出来る投手が 5人以上いるため、4月以降が楽しみである。次に広島である。佐々岡のセットアッパー転向で中継ぎは充実した。 毎年のことながら、このチームの投手陣はキャンプで投げ込んでいる。200球を投げる投手も出る始末である。 野手陣は栗原がなかなか良かった。ついにベテラン野村に取って代わる日が来たのかもしれない。また、新井が 徐々に復調している。去年の苦い経験を種にして、成長しているようである。最後に日本ハムである。 SHINJOの加入が、チームにこれまでにない活気を与えたようである。小笠原もマイペースで調整を 続けており、今年も期待できるだろう。投手陣は去年とあまり変わらないが、ここ数年のBクラス続きを 打破するために躍起になっている。ここにきて、ヒルマン監督の考えが浸透してきたのかもしれない。


2004年1月25日更新

今年のセ・リーグは1強5弱の可能性が強い。1強は巨人だろう。先発オーダーで他チームの4番経験者が4人並ぶという豪華布陣が 他の5球団の脅威になるだろう。しかも、投壊を起こした翌年は決まって投手陣が整備される。2002年然りで、おそらく 6枚(上原、木佐貫、高橋尚、久保、林、真田)の先発陣が揃うのではないだろうか。残りの5弱はというと、昨年優勝の阪神は 投手陣の出来が鍵を握っている。井川、伊良部、下柳、久保田、藪で60勝を稼げば面白い。 しかしながら昨年の激務で、野手陣が相当弱っている。ただでさえベテランが多いチームなので夏場が勝負だろう。 中日は落合新監督の采配が鍵を握る。当たれば、巨人を倒すということが可能だろうが、外れればどん底に陥る可能性がある。 今年は大砲が現れれば、大ブレークするだろう。ヤクルトは高津の穴が大きい。石井、五十嵐ではストッパーは務まらないだろう。 高津に代わるストッパーの育成が急務である。打線も線の細さは否めない。ラミレスが去年以上に活躍しないと躍進は 難しい。広島は外人左腕を獲得したが、その他にもう2枚中継ぎの左投手が欲しい。佐々岡がセットアッパーになるので 中継ぎには困らないかもしれないが、やはり他球団の強力な左打者を抑えることが先決だろう。打線は昨年並みの 粘り強さを発揮すればいいかもしれない。横浜は相変わらず厳しい。ドラフトで獲った選手は即戦力の期待がかけられていたが 使いものにならないようである。佐々木の復帰が望みだが、ギャラードが中継ぎを承諾するかどうかは流動的である。 山下監督の選手の個々の使い分けが重要だろう。なお、順位予想は3月下旬である。


2004年1月3日更新

今年はパ・リーグがとてつもなく面白くなりそうだ。プレーオフの導入、主力の移籍による戦力の均衡化などが その要因である。キャンプが終わるまで現勢力の実力そのものは読めないが、西武の松井、近鉄のローズ、ダイエーの小久保というように これまでの3強の柱が抜けてしまった。それに対して、オリックスはダイエーから核弾頭の村松、阪神から先発候補の谷中を、 ロッテは韓国から大砲イ・スンヨプ、大リーグから元エース小宮山を、日本ハムは大リーグから新庄、巨人から 先発候補の入来を獲得している。戦力分析をするとダイエーは小久保が抜けたからと言っても、去年と あまり戦力は代わらない。それゆえに優勝候補の筆頭だろう。西武は松井の代わりに中島を起用するだろうがその実力は未知数である。 しかし、投手陣の顔ぶれは相変わらずすごい。ロッテから獲ったフェルナンデスが鍵になるだろう。 近鉄はと言うと、ローズの抜けた穴はとてつもなく大きい。ローズほど ホームランを量産できるのは、中村、吉岡、磯部以外に候補は見当たらない。打撃人がダウンすると、打のおかげで勝っていた 投手陣が割を食うことになる。阪神から来た川尻がパで通用するかどうかが見ものである。 ロッテは相も変わらず投高打低であるが、バレンタイン監督の手腕が試される。アグバヤニとイ・スンヨプが2人で ホームラン80本を打つようなことがあると十分3位以内が狙えるだろう。日本ハムは入来とミラバルの2人で25勝を 計算できる。そして、新庄がムードメーカーとしてどこまでやれるかで大きく順位は左右するだろう。 オリックスはやっと谷以外に計算できる野手の村松が入ることで打のつながりを深めていくことが重要だ。 オーティス、ブラウンは残留するため攻撃陣はある程度計算できる。投手陣では阪神からムーアを獲得し、ムーア、具、金田の 3本柱は非常に大きい。順位予想は3月下旬である。


2003年12月6日更新

今年の横浜は攻撃陣、投手陣に関して全てが不足していた。攻撃陣としては、5、6、7番の人材不足が目立った。 ウッズの後を打つバッターが村田、古木、佐伯、コックス、石井などほとんど日替わりではどうしようもない。特に村田、 古木の2人は前半戦はホームランを量産していたが後半はさっぱりだった。唯一の光は金城が復活したことくらいだろう。 投手陣では、先発陣、中継ぎ陣、抑え陣ともに役不足だった。ローテーションを期待された三浦、斎藤、吉見、若田部、ホルト、 ドミンゴの先発陣のうち、1年通して投げた投手はいない。中継ぎ陣では加藤、デニーが頑張ったが、森中、河原、木塚の3投手は 振るわず、入団2〜3年目の投手でやりくりするという状態だった。抑えは結局、ギャラードに落ち着いたがホワイトサイドで 落とした試合は数知れない。2004年はなんとしても投手陣の整備が必要だろう。特に5イニングを3失点で抑えることの できる投手を育てるか、他球団から獲得するしかないと考えられる。


2003年10月28日更新

日本シリーズはダイエーが4勝3敗で阪神を破り、4年ぶりの日本一を勝ち取った。このシリーズ、過去には前例がない、 両チームともに本拠地で全勝という珍記録を作ってしまった。また、地上波放送でテレビ東京が29年ぶりに中継するという 珍しいことも起こった。それにしても今年のシリーズは、勝負を分ける局面がなかなか出てこなかった。結局、大事な局面は 第7戦の1回表、1死1、3塁での桧山の打席であったと言えるだろう。第3戦で自信を深めていたダイエー和田をクリーンヒットと 内野安打でかき回し、先制のチャンスという場面でのダブルプレー。これが、勝負を分けたと考えられる。逆に、阪神ムーアは その裏、同じようなピンチで松中にタイムリーを許してしまった。そもそもムーア先発は、福岡ドームではミスだったのではない だろうか。ムーアは打線が頼りない場合は自分で返していくタイプである。それゆえに、DH制で自分に打席の回らない 福岡ドームではモチベーションが少し下がったのではないだろうか。むしろ、バッティングに執着のない井川のほうが 良かったのではないかと考えられる。この試合を最後に去る星野監督には、悔やんでも悔やみきれない1戦だったのかもしれない。


2003年9月17日更新

今年、監督交代の噂は絶えない。既に解任された中日山田監督など5球団で交代が取りざたされている。 まず、西武の伊原監督は勇退という形をとってついに伊東に監督の座を譲ることになる。このようにすんなりと 政権移譲が進めばよいのだが他の4球団はそうはいかない。ロッテは後任が固まらない。バレンタイン、村田兆治、 中畑清、仰木彬など複数の名前が上がっているがどうなるのだろうか。オリックスは中日山田監督の復帰が濃厚だろう。 しかし、自らが放出した山崎との確執をどう埋めるかが鍵になるかもしれない。実は一番監督の人選に困っているのは中日では ないだろうか。小松辰雄、高木守道、牛島和彦、そして星野待望説までもが出ている。これまでの中日は外部から監督・コーチの 招聘をあまりして来なかったが、山田・佐々木とパ・リーグの名選手をここ数年で招聘した。しかしながら、 結果は残せていないのが現状である。良かったのは1999年だけではないだろうか。 それゆえに内部に固執という考えはある意味正解かもしれない。中部地方随一の人気球団が顔を誰にするのかが注目である。


2003年8月27日更新

新人王の話題がこの時期になると出てくる。今年の新人王はいったい誰になるのか展望してみたい。パ・リーグはダイエーの 和田で決まりだろう。その他の候補としては、西武の長田、後藤武、ダイエーの新垣、オリックスの加藤くらいである。 和田の今年の成績はルーキーらしからぬものがある。8月末の時点で2ケタ勝利をし、ローテーションを全く崩していない。 斎藤とのWエースは西武の松坂、西口をしのぐほどの勢いである。セ・リーグは少し難しい。巨人の木佐貫と広島の永川の 亜細亜大出身同士の争いである。木佐貫は8月末に少し調子を落としたが、一時、防御率と奪三振の2冠を持っていた。 対する永川は抑えの切り札として広島になくてはならない投手になっている。先発と抑え、この全く違う役割が どのように評価されるのかが興味深い。その他の候補は、巨人久保、阪神久保田、ヤクルト高井、横浜村田、加藤などであろう。


2003年7月28日更新

ロッテの山本監督ほど球界内で好評価を受けている監督はいない。もしも、巨人や西武を率いたならば2連覇、3連覇は 確実だろう。そのロッテであるが、毎年の事ながら打てない。投手陣はおそらく現在のパ・リーグの中ではトップクラスだろう。 ミンチー、清水直の先発2本柱、シコースキー、小林宏、藤田の中継ぎ3本柱、抑えの小林雅と申し分ない。しかし、 打線が非常に心もとない。今年は、横浜から井上純、波留、西武から垣内などそうそうたる顔触れを揃えたがあまり機能していない。 どうしても、ベテランの初芝、堀に頼りがちである。機能しているのは、こちらも毎年の事ながら、福浦と小坂くらいだろう。 フェルナンデス、メイ、ショートの3人の野手がいるが、外国人枠の関係でどうしても2人になってしまう。 この時期になんであるが、ロッテには大幅なトレードが必要だろう。先ほど挙げた投手の柱の2本を削れば、おそらく 大物が動くに違いない。そこを狙うしか手はないのではないだろうか。


2003年7月21日更新

日本ハムは今年、ヒルマン監督が就任して変化が期待された。が、期待した森本の力不足、チームリーダー岩本の絶不調、 あまり機能しない打線が就任1年目を苦しいものにしている。伊達、建山のダブルストッパーはある程度安定しているが 2人ともサイドスローなので、8、9回に左打者の代打攻勢をされて防戦一方になっているのが現状である。 中継ぎで機能しているのは毎年の事ながら左腕の高橋憲だけである。先発投手陣は、あまりにも顔触れが変わりすぎている。 また、正捕手が決まらないのも不振の原因だろう。山田、実松、高橋信、どの捕手も一長一短である。 こんな状態の中で打線では坪井と小笠原の首位打者争いが熾烈である。しかし、この2人がなかなか得点に絡めていない。 この2人を、例えば3番、6番に分業させることが必要だろう。日本ハムの浮上にはこの2人の打者をどのような打順で使うのかを 決めることが必要だろう。


2003年7月14日更新

毎年のことであるがこの時期になると4位から5位で固まってしまうチームが3チームある。広島、日本ハム、ロッテである。 今回から3回でこの3チームについて取り上げたい。

広島の今年の成績は決して悪くない。セットアッパー天野の成長、抑えの切り札永川の存在、守備で獲ったシーツの予想外の 活躍がそれを表している。しかし、ガラスの天才打者前田は常時出ることができず、4番を任された新井は全く機能しなかった。 投手陣では開幕からローテーションを守っているのは佐々岡、高橋建、ブロックだけである。それにしても、黒田、長谷川が 悪すぎる。打線がコンスタントに3点から5点取るとしても、安定しない中継ぎがその試合を壊してしまっている。広島には 毎年、左腕投手が入団するが機能しているとは言えないだろう。広島浮上の鍵は強力中継ぎ左腕が2人以上入ることだろう。


2003年6月24日更新

今年は定説が覆される年になるかもしれない。その定説とは西武がダイエーに、巨人が阪神に毎年勝ち越すという定説である。 西武はダイエーに1981年から22年間負け越していない。ダイエーが優勝した99年、00年も例外は生まれなかった。 しかし、今年はダイエーの和田、斎藤がなかなか西武に相性がいいようである。一時期、永井、星野が勝ち星を稼いでいたが その上を行く勢いである。ここまでダイエーは西武に5分の星を残しているので楽しみである。巨人は阪神に1986年から 17年間負け越していない。しかし、ここまで阪神が大きく勝ち越している。これまでは落としていた試合を終盤の集中打で ものにしているのが大きいだろう。ここ数年、前半戦の時点で巨人の勝ち越しが半分決まっているような状況が続いていたので 今年は面白くなりそうである。


2003年6月10日更新

今年は各チーム、ストッパーの不振に泣いている。巨人河原、ヤクルト高津、中日ギャラード、横浜デニー、近鉄バーン、 日本ハム伊達、オリックス萩原などである。特に、去年巨人を日本一に導いた河原、一昨年ヤクルトを日本一に導いた 高津、安定していたギャラードはその落差が激しすぎる。抑えという稼業は毎日ブルペンで投球練習をしなければならない 重労働で一番きつい役回りであるが、プロゆえにその体調管理をきちっとしていくことが必要だろう。1年の疲れが その次の年に出てしまうという悪い流れもあるかもしれないが、やはり終盤に来て試合を壊してしまうのは試合を見ている 普通のファンからすれば面白いがその反面がっくりきてしまう熱烈ファンも少なくはないだろう。シーズン中の流れをより 良い方向へ導くのは勝てる試合をきっちりものにするという役目を背負ったストッパーである。 夏場に向けて奮起してもらいたいものである。


2003年5月29日更新

開幕から2ヶ月が過ぎると大体、外人の当たり外れが分かってくる。どこのチームにも1人は当たった選手、 または外れた選手がいる。巨人ベイリー、レイサム、中日バルデス、横浜コックス、阪神ポート、広島ランドクィスト、 近鉄マレット、ダイエー林、オリックスオーティズ、ブラウンなどは外れた選手である。逆に当たった選手は巨人ラス、 ヤクルトべバリン、中日アレックス、広島シーツ、阪神ウィリアムス、横浜ウッズ、ダイエースクルメタ、ロッテショート、 日本ハムエチェバリアなどである。外人を取れる期間は6月末までになっているため、各球団は大リーグから外れた選手を 追い求めているが、以外にこれは当たらない。 結局は最初の2ヶ月でその年の外国人戦略は大体決まってしまうものである。


2003年5月12日更新

今シーズンに入って2組のトレードが成立した。阪神橋本ーロッテ吉田、阪神高波の西武への移籍である。橋本、高波は 移籍後すぐに出場機会が巡ってきたが、吉田は阪神内における新セットアッパー安藤の登場によって、1軍登板は お預けになっている。それにしても、阪神にパ・リーグからやってきた選手はあまり活躍できない。最近では、 近鉄から来た酒井、面出、西武から来た橋本などパ・リーグで活躍した選手が1年で出されてしまっている。 やはり、甲子園の異様なまでの雰囲気が選手を縮こまらせてしまうのかもしれない。阪神とは逆にパ・リーグから ヤクルトに来た鈴木は水を得た魚のように飛び跳ねている。西武時代の最後の3〜4年はあまりの打率の低さに 冷遇されていたが、その間、自分のバッティングそのものを試行錯誤のうちに体得したのかもしれない。 カブレラ、マクレーンがいて居場所のない球団から出された安堵感が現在の好調さを保たせているのだろう。


2003年4月26日更新

開幕から約一ヶ月が経って、セ・パ両リーグ共に順位が4強2弱に分かれてきた。 中でも、オリックスと横浜はかなり出遅れている。オリックスはついに石毛監督を解任し、レオン新体制で再スタート することになった。マック鈴木の不出来、期待した外国人クリーンナップの分散したオーダー、伸び悩む若手というふうに 最下位に低迷する要因が全て揃ってしまっている。頼れる打者は谷のみなので他球団も相当攻めやすくなっているのだろう。 横浜は打線がつながっても投手が崩れるという大味な展開が多くなってきている。中でも抑えだったホワイトサイドで5試合 は落としている。先発のこまはある程度揃っているのだから 斎藤を抑えに再配置することも考えなければならないだろう。


2003年3月13日更新

オープン戦が終盤に入ると各チームの戦力状況がだんだんと2分化してくる。けが人が出て構想が狂ってしまうチーム、 そして騒がれないながらも順調に進んでいるチームにどうしても分かれてしまう。今年の場合は、ダイエーが前者、 中日が後者になった。ダイエーでは、主砲小久保が全治3ヶ月の重傷を負い、今シーズンは絶望視されている。では、 空いた4番を誰が努めるかというと、松中、城島などが挙げられるが、松中はけがが多く1年は任せられないし、 城島はリードに影響が出るということが考えられる。優勝候補筆頭に挙げられていたダイエーだが相当苦戦するだろう。 中日は今年のキャンプ以降、全く騒がれなかった。しかし、高卒ルーキー桜井の台頭、川上、野口、山本昌、バルデスなど 充実の先発投手陣がその好調さを物語っている。去年とほぼ顔触れは変わらないが、99年の優勝当時の充実した 投手陣が揃いつつある。 阪神がオープン戦好調で騒がれているが、中日はダークホース的な存在としてシーズンを席巻する可能性は十分ある。


2003年2月21日更新

ロッテのローズが電撃退団をした。予想できたこととはいえ、余りにも突然すぎた。 今年の優勝候補だったロッテの脱落は免れないだろう。それにしても、 久しぶりのお騒がせ外国人である。今までのお騒がせ外国人としては、 グリーンウェル(阪神)、ミッチェル(ダイエー)などシーズン中に突然退団した選手もいれば、 マント(巨人)のようにキャンプ中に退団し、大リーグに戻ってみると 水を得た魚のように活躍した選手もいた。また、広島のドミニカにあるアカデミーから 来たチェコ、ペルドモ、ラミ−レス、ペレス、ソリアーノなどのように 日本が物足りなくなってアメリカに渡る選手もいた。 今回のローズのように家族の問題で帰る選手としては、バース(阪神)が有名であった。 ひっそりと辞める選手も多く、巨人に最近2年以内にいたチョンミンチョル、 チョソンミン、チョンミンテ、アルモンテ、メイ、マルティネスなどはシーズン中には 1面に載ることが多かったが、辞めるときは3行記事という悲惨な結末であった。 今年、12球団には50人以上の外国人が在籍している。 この中で、どの選手がどのように変貌を遂げるのかが注目される。


2003年2月12日更新

キャンプが中盤に入り、徐々にけが人が出てくるようになってくると、 どうしても順位予想が狂ってしまう。例えば、今年のセの注目チームだった 横浜は4番候補のコックスが突然のけがで、開幕に出場できるかどうかが微妙な情勢になっている。 また、パの注目チームだった日本ハムは主力捕手の実松と山田が相次いで リタイアし、正捕手がいない状態が続いている。その他は大体順調のようである。


2003年1月8日更新

2003年に入って未だ進路が決まっていない有力選手が何人かいる。まず、前横浜の斎藤隆だ。11月にFA宣言を して、メジャーの複数球団と交渉したものの、全く決まらない。横浜は既に残留交渉を進めているようだが テレビ番組では、メジャー志向を表明しており、動向から目が離せない。しかし、これは残留すべきだろう。 斎藤のメジャー志向の根源は、2001年からの森体制への反抗という見方があった。今年からは 山下体制になるのだから、あきらめるのが得策だろう。次に、前エクスポズの吉井である。 30代後半となっても熟練のピッチングは変わらない。しかし、力勝負のメジャーリーグではやはり、 体力の衰えは隠せない。オリックスが好条件を提示しており、今年のところは日本球界で落ち着きそうである。 最後に、前近鉄の大塚だ。ポスティングシステムを活用して、メジャーに移籍するつもりが入札はゼロ。 退団記念試合をしてもらった手前、近鉄には居づらいだろう。国内でのトレードが取りざたされているが 国内球団では抑えは固まっているため、近鉄に残るしかないだろう。場合によっては、高津の後継者が欲しい ヤクルトなどが触手を伸ばす可能性がある。この3人が年初の球界の話題をさらうかもしれない。


2003年1月1日更新

2003年が始まり、2月になると球春到来となる。そこで今年の開幕予想オーダーを 挙げていこうと思う。

セ・リーグ・・・巨人−中日
巨人F清水E二岡G高橋由B清原HペタジーニD江藤A阿部C仁志@上原
中日E井端C荒木H福留BクルーズD立浪F井上G関川A谷繁@川上

セ・リーグ・・・ヤクルトー広島
ヤクG真中E宮本H稲葉FラミレスB新外人D岩村A古田C土橋@藤井
広島G緒方C東出F前田BシーツHハーストD新井E木村拓A西山@黒田

セ・リーグ・・・横浜−阪神
横浜E石井G金城F鈴木尚B新外人H新外人C種田D古木A中嶋@三浦
阪神C今岡E藤本G浜中F金本H桧山BアリアスD片岡A矢野@井川

パ・リーグ・・・西武−日本ハム
西武E松井H小関G宮地BカブレラF和田D石井D高木大A伊東C高木浩P西口
ハムF坪井D田中賢B小笠原H新外人DクローマーG井出E田中幸A山田C金子P金村

パ・リーグ・・・近鉄−オリックス
近鉄G大村C水口FローズD中村B吉岡D川口H磯部A的山E阿部Pパウエル
オリH葛城C大島G谷B新外人D新外人D塩谷A日高F高見沢E塩崎P金田

パ・リーグ・・・ダイエー−ロッテ
ダイG柴原FバルデスC井口D小久保D松中A城島B大道E鳥越H村松P星野
ロッH喜多G諸積F福浦BローズDメイD初芝C堀A清水将E小坂P清水直


2002年12月16日更新

うれしいことに、土佐山田町からプロ野球選手が生まれた。 舟入小から明徳義塾中・高、亜細亜大、ローソンを経てヤクルトに ドラフト8位で入った吉川投手である。明徳義塾高時代、2度甲子園に出場し、 ベスト8進出を果たした。その後、大学でもエース格であったが、故障があって、 結局プロからはお呼びがかからなかった。しかし、毎年、ドラフト候補には名前が載っていた。 今年、ローソンの野球部が廃止になるということでお情けで入ったのではなく、 間違いなく実力で入団したと言えるだろう。背番号は「62」、 高津2世として注目されている。活躍すれば、間違いなく後継者になれるだろう。


2002年12月11日更新

今年の契約更改は厳冬だ。優勝したチームでさえ、選手の納得の行かない額が 提示されているようだ。景気のいい話は、今年の年俸がさほど高くなかった選手の 200%アップなどである。しかし、このアップは今年自由契約になった選手の年俸分が 積み重ねられているような気がする。それにしても、西武はいくら日本一に なれなかったと言っても、アップ額が低すぎる。ダイエーに関しては、評価は上がっても 年俸はダウンという始末だ。夢を与えるスポーツとして、現実から少しかけ離れた ジャパニーズドリームを見せてもいいのではないだろうか。


2002年11月18日更新

今年のプロ野球のストーブリーグでは、逆輸入が目立つ。 伊良部投手の阪神入団、マック鈴木投手のドラフト候補入りなど話題は多い。 ここ2,3年のドラフトを見ていると意外とアメリカマイナーリーグからの逆輸入が多い。 しかし、それは選手にとってはとてつもないプレッシャーとなる。結果がすぐに求められるからだ。 昨年、某球団に指名された選手は1年で解雇という憂き目に遭っている。 やはり、1A,2A出身では日本のプロといえども相当厳しいのだろう。 それゆえに、メジャー経験のある伊良部、マック鈴木両投手にはぜひとも結果を出してもらいたい。 元メジャーリーガーとしての意地を見せなければ、メジャーリーグのレベルの低さを露呈することになり、 日本の選手の流出が止まらなくなるかもしれない。


2002年11月11日更新

今年はトレード戦線がとても静かだ。主だったトレードは西武デニー投手と横浜前田投手、阪神松田外野手とダイエー佐久本投手、 巨人と近鉄の2対2のトレードくらいのものだ。そういえば、ここ2,3年大きいトレードを見たことがない。 あったとしても、あまり知名度のない選手同士が多数を占める。87年の落合をロッテから獲るための中日との1対5のトレード、 93年の秋山を中心とした西武、ダイエーの3対3のトレードなど過去には球界を揺るがすトレードがあったことが とても懐かしい。今年は、阪神星野監督がトレード活性策を説いていたが、まだ1件のみ。噂では、沖原内野手と 日本ハム下柳投手のトレードがあると聞くがどうなのだろうか。FA、ドラフト制度改正で、ある程度人気のある球団は 新しい選手を犠牲無しで獲得できるようになった。そんな要因でおそらく、トレード市場は冷えきっているのだろう。

中日対キューバがキューバで行われたが、力の差は歴然だった。プロ選手中心で望む、インターコンチネンタルカップは 果たしてどうなるのか注目である。


2002年11月7日更新

野球解説者の毒田舌男だ。近鉄の中村内野手、広島の金本外野手が、FA宣言をし、新聞紙上では「阪神−巨人争奪戦」という 見出しで飾られているんだが、僕はどう考えても巨人の2連勝だと思う。また、ヤクルトのペタジーニもおそらく、巨人入りだろう。 そうすると、相当来年のオーダーが変わるだろう。1番レフト清水、2番ショート二岡、3番センター高橋由、 4番サード中村、5番ファーストペタジーニ、6番ライト金本、7番キャッチャー阿部、8番セカンド仁志、9番ピッチャーと 言うふうに予想する。清原、江藤は代打要員でどうだ。全くなんというオーダーだ。穴無し。これじゃ、野球が つまらなくなる。しかし、巨人ファン以外の人々には朗報がある。原監督のこだわりはあくまで純血ジャイアンツであるということだ。 だとすれば、その方針にナベツネ氏が沿うかもしれない。どうなるか分からぬFA戦線。気長に見守っていくしかない。

そういえば、ヤクルトのガラスのエース伊藤智仁投手が戦力外通告された。あのルーキーの頃のピッチングが忘れられない。 93年6月9日の完封直前で巨人篠塚内野手に打たれたサヨナラホームラン。あのうずくまった姿に 誰しもが感動した。あの日がロイヤルウェディングの日でなかったならば、間違いなくニュース、スポーツ新聞で 大々的に報じられただろう。希代のエースがまた一人現役を退く。

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