2.プロレスLOVE(by武藤)
2007年2月28日更新
メジャー団体の2月戦線はあまり波乱が起こらなかった。強いてあげるとするならば、世界ジュニアで中嶋が戴冠したこと
くらいではないだろうか。全日本では小島がみのるからベルトを奪取できなかった。2年前の2月に川田から奪取した実績が
あったため、少し期待をかけていたのだが、試合巧者のみのるには敵わなかった。久しぶりという感じがしたのは世界タッグ
の復活である。川田・ケアの王道コンビが戴冠し事なきを得たが、諏訪魔・RO'Zが獲得していたら、
また訴訟へ持ち込まれるような事態に陥っていたのではないかと要らぬ心配をしてしまった。新日本では、
棚橋が金本からIWGPを防衛した。最近のジュニア戦士のヘビー級ベルト戴冠ラッシュの波に乗って、
金本が奪取するかに見えたがそう甘くは無かった。ノアではジュニア戦線でノアとドラゴンゲートがついに交流戦を行った。
GPWAの流れであろうか。ノアは積極的にGPWA勢と交わり始めている。ドラゴンゲートのみならず、
ゼロワンMAXとも交流が深い。しかし、ジュニアのベルトは高岩に奪われたままである。
交流戦も結構であるが、自団体のベルトを取り返すほうに力を向けてもいいのではないだろうか。
2006年12月29日更新
ノアで残念なことではあるが、時代が戻ってしまった。三沢の戴冠である。
丸藤がGHCを獲り、森嶋・ヨネ組がタッグのベルトを奪還したところまでは
ノアの世代闘争に終止符が打たれ、10年若返ったことが証明されたが、
12月10日で全てが戻ってしまった。しかも、時期挑戦者は森嶋である。到底、三沢に
かなう相手ではない。おそらく防衛を許すだろう。実は新日本、全日本でも同様の流れが進んでいる。
蝶野、武藤がここ数年縁があまりなかったIWGP、3冠への色気を
見せ始めているのである。この2人の行動は間違いなく、三沢戴冠の影響であろう。
蝶野と武藤のタッグが天山・小島と当たる1・4東京ドームで
2007年のプロレス戦線が見えることは言うまでもないであろう。
2006年9月30日更新
全日本では、鈴木みのるが3冠を獲得した。チャンピオンカーニバルでの因縁の相手である
太陽ケアを見事に下した。しかし、その後権威ある3冠ベルトを踏みつけるという暴挙に出ている。
それにしても、これまでみのるがメジャーのベルトを獲っていないというのは
非常に不思議なことであった。IWGP、GHCに2回挑戦したがいずれも敗れている。
今回は、ある程度格下のケアだったので余裕があったように思える。
防衛戦の相手は武藤が有力視されている。全日本の威信をかけるこの試合が
とても楽しみである。
2006年9月20日更新
ノアで革命が起こった。丸藤のGHC戴冠である。ジュニアヘビーの選手がGHCを獲るのは
小川良成以来であるが、今回は20代の丸藤が獲ったことの意義が大きい。03年の
革命宣言から3年が経ったが、この間、丸藤はジュニアタッグを2年間防衛し、鈴木みのると
組んでGHCタッグも手にした。実績を積んできた後でのGHC挑戦は納得ずくのことであったと
推測できる。そして、今回の相手の秋山はジュニアヘビーとの戦いにはやや難がある。
小川にGHCを獲られたり、杉浦に半失神状態に追い込まれたりしたことがそれを物語っている。
丸藤は獲れると確信した上での挑戦だったのかもしれない。戴冠後の丸藤は
アメリカに飛び、マッギネスの挑戦を退けてあっという間にV1を達成した。
次の標的はおそらく三沢だろう。どのようにして、師匠越えを果たすかが注目される。
2006年7月1日更新
6月に新日本で「ベストオブスーパージュニア」が行われた。毎年恒例の大会であるが、
今年は外敵を全く入れず行われた点が非常に興味深い。それほど新日本のジュニア戦線が充実しているということだろう。
タイガー、金本という2人のチャンピオンが同じ組に入るということ自体が信じられないが、それに前チャンピオンの
ブラックタイガーが絡んでくるというものすごい展開となった。優勝者は意外にも初優勝の稔だったが、誰が優勝しても
おかしくないシリーズであったと思う。このシリーズ終了後には、全日本でジュニアリーグが行われるが、このリーグの
レベルも新日本と遜色ないのではないだろうか。できれば、ノアにおいてもこのようなリーグ戦があって欲しい。
そして、将来的にはジュニアの真の最強を決めるシリーズが組まれてもいいと思う。
2006年5月8日更新
新日本ではIWGP戦線が膠着してしまっている。1月に1度しか参戦しないレスナーがその元凶である。
これまで、レスナーは中邑、曙、バーナードを下して3度防衛しているが、シリーズ参戦はまだない。
結局、この参戦の少なさが新日本の人気低迷に拍車をかけているのではないだろうか。
最近では、棚橋の挑戦が取りざたされているが、今の棚橋の実力では勝利は難しいだろう。
勝てるとすれば、シリーズ参戦でレスナーに疲れが見えた時くらいかもしれない。
そのような、勝ちへのかすかな望みをファンに与えるためにも、レスナーのシリーズ参戦は
必要である。
2006年1月10日更新
1・4東京ドームは新日本対インディーという構図が鮮明になった大会だった。長州が見出したインディー選手が
メジャー新日本の選手を次々と撃破していく姿から、新日本の危うさが垣間見えた。特に中盤の4試合で新日本が
1勝3敗というのはいただけない。永田が村上を倒すのは順当として、棚橋は柴田に負けてはいけなかったのではないか。
棚橋は2006年にIWGP獲得を目論んでいるのだから、レスナーに立ち向かっていく前に出鼻をくじかれた。
金本、中西は大谷、バーナードという強敵を相手にしたのだから負けは仕方ないと思われる。
メインのIWGP戦はレスナーの圧勝だった。中邑は、サップ戦の時もテクニック重視という姿勢でいたが、
もうこの考え方では、外国人からIWGPは獲れないだろう。結局、新日本は1・4を大きく負け越して、
2006年を迎えることとなった。
2005年11月20日更新
10月、11月と3大メジャーのビッグ大会が続いた。中でも最近特に盛り上がっているのが
全日本プロレスである。11・19の代々木大会では、小島が健介を破り、5度目の防衛を果たした。
川田、天山、ジャマール、武藤、バーナード、健介とビッグネームを次々と倒した小島が
おそらく今年のMVPだろう。次の防衛相手はおそらく曙だろうが、なんとかなるのではないか。
それにしても3冠戦前の武藤部屋VSブードゥーマーダーズの抗争がすごかった。
武藤対TARU(ムタ対ルタ)は毒霧対決であったが、曙がボノとなって参戦し、ムタが勝つという
はちゃめちゃな試合であった。結局、曙もバーナードを下し、武藤部屋の2連勝となった。
そして、全日本にはまたもすごい風が吹いている。WWEから来たチーム3Dの参戦である。
11・19ではジャマール・ブラウン組を倒し、全日本での無敗記録を作っている。
早く世界タッグ戦を見たいところであるが、最強タッグ終了後まで待つとしよう。
2005年7月22日更新
今回は7・18の新日本についてである。ショックといって言いのか、当然のことと言っていいのかは分からないが、
天山が藤田にIWGPのベルトを奪われた。あれほどの苦難を味わって奪還したベルトを2回目の防衛戦で失うというのは、
屈辱であろう。しかし、これまで天山は2回以上の防衛が無いというあまり良くないジンクスを持っている。
今回もこれがはまってしまった。その他では、チームジャパンの連係の良さが目立った。永田・中西・カシンが組めば
よほどのことがない限り、6人タッグでは負けないだろう。IWGPジュニアでは、シングル・タッグ共に王者が防衛した。
ディック東郷は久しぶりの新日本参戦であったが及ばなかった。それにしても、
最近ジュニアシングルのベルトには外敵しか挑戦していないような気がする。ライガー、
邪道、外道、稔などビッグネームが揃っているにも関わらず、マスクをかぶった試合が増えている。
そろそろ、この4人のうちの誰かが挑戦しても良いのではないだろうか。
2005年7月20日更新
7・18には東京と札幌でそれぞれノアと新日本のビックイベントが行われた。
今回はノアについてである。ノアは東京ドームで6万2千人の観衆を集めて、年に1度のドーム興行を行った。
圧巻だったのはやはり、セミファイナルの小橋―健介戦だろう。水平チョップの打ち合い、
そして両者の得意技であるラリアットの打ち合いはこれまでに見たことのない戦いであった。メーンの三沢―川田は
前評判に違わぬ熱戦だった。最後はやはり先輩の三沢がエルボー連発で川田を沈めたが、魂のこもった試合だった。
少し拍子抜けしたのはGHCヘビーのシングル・タッグのタイトルマッチだった。シングルは力皇の完勝で、
タッグは橋がやはり役不足であった。通常ならこの2試合がメーンであってもおかしくないはずであるが、
内容を見るとやはり、後半のシングル3試合の前座に過ぎない内容の試合だった。ジュニアではKENTAがついにベルトを獲得した。
金丸が試合中に故障してしまったのが残念であったが、KENTAの蹴りが見事だった。それにしても、
プロレスで6万2千人を集めるというのは異例の事態である。
これが、プロレス界全体に発展することを願いたい。
2005年7月12日更新
突然ではあったが、橋本真也が亡くなった。まさか、このホームページでの1年7か月ぶりの話題が
このような形になってしまうとは半ば信じられない気持ちである。90年代の新日本を代表するレスラーであり、
IWGPを9度防衛した。G1でも優勝した。異種格闘技戦もやってのけた。しかし、99年、00年の
小川戦が全てを変えてしまった。負ければ引退と銘打って戦った試合は、日本全国が
本当に引退するのかという疑問の目で見ていたところ、本当に敗れて潔く引退した。
もしもここで小川に勝っていたら、橋本を今でも新日本に残っていたかもしれない。そう思うと残念だ。
現在では、当たり前となっている団体間での交流戦の扉を開いたのは橋本であった。
新日本退団後、ZERO−ONEを設立し、開幕戦では永田と組んで、ノアの三沢・秋山と対戦した。
そして、自らもノアに乗り込み、アレクサンダー大塚と組んで三沢・小川と対戦した。
秋山と永田はこの後、共闘を宣言し、新日本とノアの閉ざされていた扉をこじ開けている。
2003年には、橋本が全日本に乗り込んで、3冠ベルトを奪取し、ZERO−ONE対全日本の
抗争が勃発した。団体存続をかけた戦いであったが、橋本は故障してしまい、あえなくこの戦いは休戦となった。
この年には、長州力との長年の対立を決着させて、小川、長州との共闘を始めた。
その後、2004年には、ハッスルを普及させ、ハッスルキングとして君臨したが、右肩の故障で戦線離脱した。
11月にはZERO−ONEの倒産が明らかとなり、それ以降あまりマスコミの前に姿を現さなくなった。
最近では10月の新日本東京ドーム大会での復帰が噂されていたが、その矢先の訃報である。本当に残念だ。
橋本真也の試合では勝った試合よりも負けた試合の方がなぜか鮮明に記憶に残っている。
もちろん、2度の小川との対戦、2001・1・4のけんかでノーコンテストとなった
長州戦が非常に記憶に残っている。新日本での最後の試合は、2002・5・2の東京ドームにおける
OH砲対天山・ノートン戦だった。「おれごと刈れ」が決まり、勝利している。生涯最後の試合は
藤原と組んで獲得した最後のベルトNWAインターコンチネンタルタッグを奪われた試合だった。
最後くらいは勝ちたかったかもしれない。できれば、ノアの小橋と水平チョップ対袈裟切りの凄まじい
試合を見てみたかった。追悼の10カウント。そして合掌。
2005年5月18日更新
5・14東京ドームで新日本にIWGPが戻ってきた。2・20のリベンジを果たした天山を褒めるべきであるが、
小島が全日本のチャンピオンカーニバルから調子を落としていたことを考えると、当然の結果だったと言えるかもしれない。
今回も60分近くまで行くかと思われていたが、意外と決着は早く、20分足らずで勝負がついた。
それにしても、天山はこれ以降、何度防衛するのだろうか。これまでは3度戴冠して1度しか防衛をしていない。
防衛戦の相手には、ノートン、藤田が挙げられているが
、どう考えても天山が不利である。藤田を倒せるくらいの強烈なフェイバリットホールドを完成させない限り、
防衛ロードはイバラの道になるだろう。
2005年3月10日更新
3・5の日本武道館でノア小橋がついにGHCを失った。これまで13回防衛し、相手の力皇にも敗れる要素はなかったのであるが、
無双にしてやられてしまった。よく考えてみると、今年に入ってから長期防衛していた三沢・小川のタッグも
スコーピオ・ウィリアムス組に敗れ、全日本では川田が3冠を奪われている。そして、新日本でも邪道・外道のタッグが
金本・井上組に敗れている。長期防衛することによる疲れか、それともマンネリ打破か、それは分からないが、
2005年のマット界は、
現王者たちの実力から考えても王座奪還がたびたび起こるなど、間違いなく荒れるだろう。
2005年2月21日更新
2・20の両国大会でついにIWGPと3冠が統一されてしまった。しかも、統一したのは小島である。
2・16に川田から3冠を奪ってからわずか4日後に、これまで誰もなしえなかった大業をやってのけた。
59分45秒という引き分け寸前のタイムで勝ったわけであるが、それにしても天山のスタミナがこれほどのものとは思わなかった。
スタミナの面では新日本で1、2を争う天山が腰痛であったとはいえ、50分過ぎから動けなくなったのは意外であった。
統一した小島はこれから修羅の道になると思われるが、
チャンピオンカーニバル、そして3冠、IWGPの防衛と頑張ってもらいたいものである。
2005年2月1日更新
1・8のノアで小橋と対戦した鈴木みのるの動向が最近面白い。ノアへの継続参戦を表明し、1・23では
秋山のハートに火を点けた。そのまま、純プロレス路線をひた走るかと思いきや、1・30新日本では
蝶野と電撃合体し、BNJ入りを果たすという離れ業をやってのけた。現在、マット界には外敵の帝王高山が
不在という状態が続いている。果たして、この鈴木の行動は高山を迎え入れる布石ととって良いのか、それとも
鈴木個人の見解での行動なのか分からない所であるが、これからもその動向に注目である。
2004年12月26日更新
12・12の新日本では、IWGPヘビーの健介対天山戦が行われた。12月に入って絶不調の天山が前日の小島戦で
刺激を受けたためかは定かではないが、旧友のエールを背に受けて、IWGPを再び手にした。
今年3月の選手権では健介がボルケーノイラプションで3カウントを奪い、G1では引き分けだったこの顔合わせ。
最後に笑ったのは天山だった。
天山は戴冠した場合、2ヶ月以内に必ず王座を奪取されているが、今回はそのジンクスを破れるかもしれない。
2004年12月25日更新
12・5の全日本では、川田対天山の3冠ヘビー選手権が行われた。ミスター3冠対新ミスターG1の
戦いは1ヶ月先延ばしされたものの心待ちにしていたファンの期待に違わぬ素晴らしい試合だった。
試合時間は3冠戦では珍しく、30分を超えたが川田お得意のストレッチプラムで決まった。1月には、
川田対健介という2001年のIWGP戦の再現が実現する。これから楽しみである。
2004年12月24日更新
12月はビッグマッチが相次いだ。まず、12・4のノアである。小橋対グラジエーターのGHCヘビーもすごかったが、
GHCジュニアの金丸対杉浦の一戦が凄まじかった。打倒高岩を目指す金丸にとって、杉浦は「仮想高岩」として申し分の
ない相手ではなかったかと思う。五輪予選スラムや垂直落下式ブレーンバスターの応酬の中で、
金丸が必殺タッチアウトで決めたところを見ていると、高岩への3年越しの遺恨が清算できそうな予感がした。
2004年8月25日更新
今年のG1クライマックスは近年にない大混戦となった。特にAブロックは最終的に6人が、同じ勝ち点で並ぶという激戦だった。
もっとも意外だったのは永田が落選したことである。「新闘魂三銃士」の柴田、中邑が残るのは当然として、残り1枠は永田が
有力視されていただけに以外でもあり、残念でもあった。Bブロックは順当に天山、健介が残ったが、棚橋は高山の緊急離脱による
タナボタであったかもしれない。それにしても、天山が決勝トーナメントで新闘魂三銃士を全て倒すとは考えもつかなかった
結末であった。中邑への苦手意識、柴田の蹴りの脅威、棚橋の勢い、全てをアナコンダ・バイスで破った天山はIWGPに
向かっていくことは間違いない。
約1ヶ月で手放してしまった新日本の至宝をどのように取り返すかが注目である。
2004年7月12日更新
7月10日のノア東京ドームは大盛況のうちに終わった。小橋―秋山戦の流血戦、三沢―武藤の実現、鈴木みのる登場、
金丸GHC奪還、ケンドー・カシン登場と盛りだくさんの内容だった。特に面白かったのがGHCジュニアである。金丸とライガー、
この二人は垂直落下式ブレーンバスターという共通点を持っている。フィニッシュはどちらが決めるにしても、この技と思っていたが、
案の定そうなった。しかし、その決まり方がすごかった。金丸の錐揉み式垂直落下式ブレーンバスターは、ジュニアの頂点ライガーの
脳天を打ち砕いたのである。金丸の戴冠後、ベルトを回すしぐさが印象的だった。
実際、IWGPタッグに登場した高山は、金丸の真似をしていた。案外、高山もこの戦いに心を動かされていたのかもしれない。
2004年6月19日更新
6月のタイトル戦線は、全日本で荒れた。川田の3冠防衛は順当であったが、コジカズの世界タッグが
永田・カシンの越境タッグに獲られてしまった。
永田は武藤と協議のうえで、世界タッグを新日本のものにすると発言し、カシンは封印を主張した。
おそらく、次々回のIWGPタッグは7・10ノアの勝者―永田・カシン組となるだろうが、永田・カシンが獲った場合、
世界タッグがIWGPタッグに吸収となる可能性が高い。この2人のタッグがどこまで動いていくのかが興味深い。
2004年5月5日更新
5.3の東京ドームでは、外敵勢の活躍が際立ち、新日本の面々はあまり目立たなかった。IWGPはシングル、タッグ共に
外敵に防衛され、K−1との全面対決も2勝2敗と決着がつかなかった。最近の新日本は永田がライオン丸として全日本に
乗り込み、カシンとタッグを組むなど、本隊の目が外に向き始めている。また、中西が佐々木や天龍と組むなど行動が
あまりにも不可解だ。果たして、新日本はこれからどういうスタンスで戦っていくのかが、今年下半期の注目点に
なるだろう。
2004年4月27日更新
4.25の小橋―高山戦は、プロレス史上に残る名勝負だった。高山が小橋の右腕を破壊し、
小橋にラリアットを打たれないようにするという作戦が20分過ぎまでは効いていたが、それ以降は小橋のスタミナに
押し切られた格好となった。それにしても、小橋のムーンサルトを見られるとは夢にも思わなかった。試合後のインタビューでは、
奥の手的なニュアンスであったが、もしかすると鉄人小橋は高山に勝つために
ムーンサルトを取って置いていたのではないかという考えが頭の中をよぎった。
2004年3月30日更新
ついにボブ・サップがIWGPを獲得した。これで、IWGPヘビーはシングル、タッグいずれも外敵が獲ったということになる。
健介との戦いは8分程度だったが、非常に中身は濃かった。場外乱闘あり、流血ありといった風に、サップがプロレスに
対応できるということが証明されたと思う。ベルト獲得後のK−1乱入は予想された展開だったが、
新日本が外敵、魔界倶楽部だけでなく、K−1までも相手にするという懐の深さを内外に知らしめたのではないだろうか。
2004年3月7日更新
ノアでついに注目カードが実現されることになった。3.6に力皇を破った小橋が指名した次期挑戦者は満を持して高山だった。
東京ドームのメインだと思われていたカードが4.25武道館で実現する。この2人は、2003.3.1の小橋のGHC獲得、
そして2003.5.2の高山のIWGP・NWF統一以来、火花を散らしてきた。昨年の10月頃にはGHC・IWGP・
NWFの統一が噂されるまでになっていたが、あえて2人はぶつからなかった。高山がシングルで無冠になってから、
対決色が色濃くなっていたので、今回の激突は最高の時期だと考えられる。2000年には3冠をかけて対決し小橋が
3冠防衛を果たしているが、当時はそれほど実力に差は感じなかった。4年の時を経ての対決は注目である。
2004年2月20日更新
IWGPヘビーのワンナイトトーナメントが2.15に行われた。下馬評では高山有利であったが、高山は1回戦で棚橋に敗れ、
その棚橋を破った天龍が決勝に進出するという番狂わせが起こった。もう一つのブロックでは、予想通りに天山が勝ち上がり、
そのままの勢いでIWGPを獲得した。この日、一番目立ったのは53歳の天龍ではないだろうか。過去に長州力とIWGPを
かけて戦い、年間ベストバウトを獲得した頃を彷彿とさせる戦いぶりだった。1.18の3冠挑戦と言い、この日の戦いぶりといい、
熟年パワー炸裂を印象づかせた一夜だったのではないかと思う。
2004年1月24日更新
ノアの東京ドーム大会が開催されるらしい。ではそのカードはどうなるのか。少し、今のうちから予想しておきたい。
まず、妥当な線で行くとGHCヘビーは小橋ー高山だろう。そして、GHCタッグは三沢・小川ー秋山・斎藤である。
またGHCジュニアヘビーはライガーー金丸、GHCジュニアタッグは丸藤・KENTA−邪道・外道である。
WLWは森嶋ー力皇ではないだろうか。あくまで、これは妥当な線であり、派手なものを求めるなら、
三沢・川田・田上ー蝶野・橋本・武藤という四天王の3人対闘魂三銃士というのもありだろう。そうなると、小橋ー秋山戦が
組まれる可能性もある。いつ開催されるかまだ決まっていないが、カード予想だけでもわくわくする。
2004年1月22日更新
1月中にノア、新日本、全日本で主要タイトルマッチがあった。1・4新日本では中邑が高山を下し、IWGPとNWFを
統一した。そして、NWFを再び封印してしまった。しかし、12・31のK−1で傷めた右目が回復せず、あえなく欠場。
結局、暫定王者が立てられることになった。2・15のワンナイトトーナメントは誰が勝ちあがるか予想できない。
また、1・4にはノアのGHCジュニアヘビーのベルトが流出した。ライガーの意地が杉浦を破った格好である。
今後ノアから誰が奪いに行くのかが楽しみである。できれば、金丸か菊地に出てもらいたい。1・10ノアでは
GHCタッグのベルトがノアに帰ってきた。ドーム大会に向けてベルトが欲しい「社長三沢」の意地が、永田・棚橋組を
破ったのだと思う。また、GHCジュニアタッグは丸藤・KENTA組が防衛した。1・18全日本では、3冠戦で川田が
天龍を破った。ドン・フライ、天龍と来て次は遂に2・22橋本戦である。ものすごい試合になることは疑いようもない。
世界タッグでは小島・カズ組が武藤・嵐組に勝ち、アジアタッグと2冠を達成した。2・11はダブル防衛戦となるが
両者の充実振りを見ると、両方とも防衛できそうである。
2003年12月23日更新
12・14のZERO−ONEで遂に橋本と長州が激突した。しかし、ZERO−ONE軍対WJ軍のハンデマッチであり、
あまり良い勝負ではなかったのではないだろうか。23人対6人ならば確実に橋本軍が勝つはずである。
3年越しの遺恨対決だっただけに少し拍子抜けしてしまった。全日本、WJを統一しようとするZERO−ONEであるが、
このような勝ち方しかできないのであれば、少し将来に不安が残る。
2003年12月5日更新
遂にGHCのベルトが他団体に流出してしまった。海外にジュニアのベルトが流出したことはあったが、国内の団体に
流出するのは始めてである。タッグのベルトはこれまで、ZERO−ONEの炎武連夢が他団体から唯一挑戦したことがあったが
秋山・斎藤組が防衛していた。しかし、今回の小橋・本田組は新日本の永田・棚橋組を止めることができなかった。
藤波引退を是が非でも止めたい若武者棚橋と、ベルトが取れない場合、新日本解雇を示唆された永田のコンビは死に物狂いだった。
そんな中で小橋、本田は約1週間前に、タイトル戦が決まるという悪条件であったが健闘したと言える。
新日本の強力タッグにベルトを取られたことでノアは窮地に立たされた。
12・6には力皇・森嶋のWILDUが永田・棚橋組に挑む。奪回できるのかどうかが楽しみである。
もし、奪回できなかったらしばらくは取り返せないであろう。
2003年10月29日更新
今年の7月あたりから全日本のアジアタッグ王座が外敵に占拠されている。7月に
王座決定リーグで佐藤・横井のZERO−ONE勢が本間・宮本等の全日本勢、インディー勢を破り王座を奪った。
しかし、今月、佐藤・横井組が、金村・黒田組に破れ、3ヶ月で王座陥落となってしまった。
金村・黒田組はメジャー・インディーを問わずタッグを組んでいる。このインディー最強組を最近倒したのは
ZERO−ONEの炎武連夢と、全日本の本間・宮本組くらいしかいない。となると、必然的に初防衛戦は
後者の方ということになるだろう。伝統あるベルトを次は誰が巻くのかが楽しみである。
2003年9月15日更新
9.12ノア武道館大会ではメインのGHCヘビー級選手権より沸いた試合があった。GHCジュニアヘビータッグ選手権である。
丸藤・KENTA−金丸・橋というゴールデンカードだ。ファン心理としてもメインイベントは小橋が負けるとベルト流出の危機と
いう少し不安な面があったせいか、ノア勢同士が当たるこの試合はある意味、安心して見れたのではないかと思う。試合時間は
25分であるが非常に中身の濃い試合だった。まさに丸藤のノアのジュニア最強説を表していたと言えるだろう。ここでどうしても
見たくなるのは禁断のGHC・IWGP統一戦である。丸藤・KENTA組はまだライガー・金本組とは当たっていない。
丸藤は6月のIWGP戦の雪辱、ライガーは7月のGHCの雪辱となるので非常に興味深い。
マッチメークがいつも直前まではっきりしない10・13のドーム大会に期待したい。
2003年7月25日更新
7月19日、20日、21日に3団体でビッグイベントが行われた。19日は全日本、20日はWJ、21日は新日本である。
19日の全日本は非常に期待はずれだった。しかし、メインの3冠ヘビー級選手権は橋本のけがで流れてしまい、対戦カードが大幅に
変わってしまうという事態の中では川田と小川のセカンドコンタクトが非常に鮮烈だった。暴走王はついにデンジャラスKを
蘇らせてしまったのではないだろうか。20日のWJはメインイベンター8人によるトーナメントでWMGの初代王者を
決めるという面白いものとなった。しかし、長州、天龍が初戦で破れて世代交代が鮮明になり、決勝は健介対鈴木の長州の
弟子同士が戦うという筋書きがどこかにありそうなドラマになってしまったと言える。結局、順当に健介がWMG初代王者になった
のだが、このベルトを今後どのように磨いていくのかが焦点になるだろう。21日の新日本ではメインイベントの
IWGPヘビー級選手権が壮絶な幕切れを見せた。蝶野、そして高山が両者KOで終わるという結末を誰が想像しただろうか。
8月に再戦が予定されているが、この試合、今後の新日本戦線に大きな火種を残したといえるだろう。
2003年6月25日更新
ノアでもついにジュニアタッグのベルトが創設された。その初代チャンピオンを決めるトーナメントにジュニアタッグ
3冠を狙う獣神サンダーライガーがエントリーしている。ライガーはIWGPジュニアタッグ、大阪プロレスジュニアタッグを
パートナーは違えども保持している。今回は大阪プロレスの村浜と組んでの挑戦だ。迎え撃つノア勢は急造タッグが多く
あまり期待できない。むしろ外国勢とZERO−ONE勢の方が期待できそうだ。もしも、ライガーが戴冠となると
ジュニア戦線は間違いなく、新日本勢、特にライガー中心になることは間違いない。6.10ではノアの丸藤・鈴木組が
あっさりと新日の軍門に下ってしまった。前王者の金丸にも元気が無いのでノア勢の奮起が必要だろう。
2003年5月30日更新
5.2の新日本東京ドーム大会以降、新日本永田とノア秋山の行動が不穏なものになってきている。
永田のノア長期参戦と秋山の新日本夏の祭典G1参戦表明である。この2人、2年前には劇的なまでにマット界を揺るがしたが、
その後、タイトル奪取ということもあって大胆に動けていなかった。秋山はタッグのベルトを持っているが外部への参戦要求が
多くなり、あまり物足りていないようである。そして、永田はIWGPのベルトを失うとすぐにノアに参戦した。し
かし、この構図はつい数年前にマット界を揺るがしたBATTの存在に非常に似ている。新日本の武藤(当時)が
全日本との交流でBATTを結成し、結局、全日本に移籍するという行動に出た。もし、現在の状況が続くとなると
秋山か永田がどちらかに入るということも十分に考えられる。この2人から目が離せない。
2003年4月26日更新
5.2東京ドームでGHCヘビー選手権が新日本では1年4ヶ月ぶりに行われる。1年4ヶ月前は秋山ー永田という若手の
決戦だったが今回はミスタープロレス対決、小橋ー蝶野で行われる。キャリア的には蝶野有利だが、スタミナ面では小橋が
やや上回る。時間無制限なので何分、勝負にかかるのか非常に興味深いところである。蝶野がGHCを獲るとおそらく6月か
7月にはIWGPとの統一戦が行われるかもしれない。そうなると、それまでにノアから誰が奪取に向かうのかが焦点になる。
いずれにせよ、今回のGHCヘビー選手権は楽しみである。
2003年3月24日更新
2月から3月にかけて日本のマット界は大きく揺れた。全日本の至宝3冠ベルトがZERO−ONEの橋本真也に流れ、
タッグのベルトも流出した。現在、全日本の嵐が奪回を目指しているが、おそらく無理ではないかと考えられる。
それよりも1年間欠場している川田が奪回すれば、盛り上がることは間違いない。また、長州力のWJが旗揚げ戦を行ったが
2週間あまりでメインの長州と天龍がダウンしてしまい、WJのエースは現在健介、越中、大森、鈴木と言ったところになっている。
この状況では、ベルトが出てくるとだいぶ盛り上がるだろう。ノアでは小橋がGHC王者となり、
次の対戦相手が誰になるのかが興味深い。斎藤、スコーピオ、本田が名乗りを挙げているが、最終的には小橋―秋山が見てみたい。
新日本ではIWGPを永田が防衛し、記録を作ったが身内での防衛戦なので今一つである。やはり、2002年の5.2高山戦、
12.10村上戦のようなひたむきな姿が見てみたい。
そのためには、4.23で防衛記録を更新することが先決だろう。
2003年2月1日更新
今回のテーマは「高山の悪運」だ。ノーフィアー結成以来、順風満帆だった高山のレスラー生命に
最近異常ばかりが起こっている。去年にタッグパートナーの大森が突然渡米し、
コンビは解散となった。そこで、急遽パートナーに名乗りを上げた新日本の鈴木健想とは
1試合組んだだけで、健想のWJ入りが決まり、ご破算となった。
そして、2003年に新パートナーに選んだ長尾は、退場途中に右足を痛め、
戦線離脱となった。どうやら、プロレスの神様は高山に対してNWFを守るべしという
暗示を出しているとしか思えない。
2003年に高山がどのような道を行くのか注目である。
2002年12月18日更新
期待していた2003.1.4の蝶野ー武藤戦がなくなり、新年の
楽しみが半減した。ならばと、蝶野ー橋本が予想されたが、橋本は
12.15にガファリの猛攻によって負傷してしまい、どうなるか分からない。
それにしても、1.4はなかなかカードが決まらない。2002年は
藤田の故障で藤田−永田のIWGP戦が立ち消えになり、結局、秋山−永田の
GHC戦になってしまった。2003年はひとまずメインとして
永田−バーネットのIWGP戦が決まっているのだが、その他のカードは
高山ー高坂くらいしか決まっていないのである。
これほどまでに決まっていないのなら、ボブ・サップの参戦を願うしかない。
そして、タイトル戦祭りもありだろう。IWGPタッグ、IWGPジュニアタッグ、
IWGPジュニアシングル、これくらいそろえば相当面白くなるのではないだろうか。
2002年11月18日更新
テレビ東京がZERO-ONEの放送権を獲得することが決まり、
現在のメジャー団体(NOAH,新日本プロレス、全日本プロレス、ZERO−ONE)は全て地上波で放送されるようになった。
しかし、未だゴールデンに上がる気配は全くないようである。
しかし、まさか武藤の姿をフジテレビで見るとは夢にも思わなかった。
どう考えても、武藤はテレビ朝日という固定観念が付きまとう。武藤がフジに出るのはおそらく、
「明石家マンション」以来ではないだろうか。2002年という年は、
蝶野がプロレスをしている姿を日本テレビで見たり、
三沢をテレビ朝日で見たりして、本当に固定観念が崩れたような気がする。
そもそも固定概念を見事の崩したのが高山ではなかったかと思う今日この頃である。