| 2003/8/1 | |||
| 97回医師国家試験 復元 & 再現 問題解説書リポート | |||
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現在はA問題の羅列のみです。数値などが違う箇所を太字にしてあります。 |
| MEDICMEIDA | 医学評論社 | 医学教育出版社 | ||||
| 97A40 70歳の男性.1ヵ月前から血尿が続くため受診した.腹部に腫瘤を触れず,外陰部に異常はない.直腸診で,前立腺は軽度肥大し,弾性硬である.血液検査に異常はなく,PSA〈前立腺特異抗原〉は3.4ng/ml(基準4.0ng/dl以下).尿所見:蛋白1+,糖(−),白血球2〜3個/1視野,赤血球無数/1視野,異型細胞多数/1視野,細菌(−),尿細胞診でClass X.肉眼的血尿があり,小さな凝血塊を数個認める.膀胱鏡で膀胱頂部に母指頭大の広基性非乳頭状腫瘍を認め,生検で腺癌であった. この腺癌の発生母地はどれか. a 尿管 b 尿膜管 c 膀胱粘膜 d 前立腺 e 尿道 |
97A-40 70歳の男性。1か月前から血尿がみられたため来院した。腹部に腫瘤なし。外陰部に異常を認めない。直腸診にて表面平滑,弾性硬の軽度腫大した前立腺を触知する。血液学的検査所見に異常なし。PSA 3.4ng/ml(基準4.0未満)。尿所見:肉眼的血尿を認め,凝血塊を数個認める。蛋白1+,糖(−),沈渣に白血球2〜3個/1視野,赤血球無数/1視野,異型細胞多数/1視野,細菌(−)。尿細胞診class X。膀胱鏡で膀胱頂部に母指頭大の広基性非乳頭状腫瘤を認めた。生検組織診にて腺癌だった。 この腫瘍の発生母地はどれか。 a 尿管 b 尿膜管 c 膀胱粘膜 d 前立腺 e 尿道 |
97-A40 70歳の男性。血尿を主訴に来院した。肉眼的血尿を認める以外に自覚症状はない。触診所見では腹部腫瘤はなく,鼠径部にも特に異常は認められなかった。膀胱鏡にて膀胱頂部に母指頭大の広基性乳頭状増殖を示す腫瘤を認めたため,組織診を施行したところ腺癌と診断された。血液所見:赤沈4mm/1時間,赤血球480万,Hb 15g/dl,Ht 45%,網赤血球10‰,白血球6,000。血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl,尿素窒素12mg/dl,クレアチニン1.1mg/dl,Na142mEq/l,K4.1mEq/l,Cl102mEq/l.尿細胞診はclassXであった。 この腫瘍の発生母地として考えられるのはどれか。 a 尿管 b 尿膜管 c 膀胱粘膜 d 前立腺 e 尿道 |
| 97A49 3歳の女児.朝から立てないことを主訴に来院した.2週前に水痘に罹患し,痂皮形成がみられる.昨日夕方の時点で転びやすくなっていた.両側水平方向眼振を認め,発語は不明瞭である.項部硬直はない.指指,指鼻,膝踵試験は共に拙劣.筋萎縮はないが軽度の筋力低下がある.胸部聴診に異常を認めず腹部は平坦,軟で肝脾腫認めず.身長96cm,体重14.2kg.血液所見:赤血球452万.Hb 13.6g/dl,Ht 38%,白血球6,200,CRP 0.2mg/dl(基準0.3以下).脳脊髄液所見:初圧120mmHg,細胞数0,蛋白17mg/dl,糖47mg/dl. 無処置のときの経過として考えられるのはどれか. a 急激に回復する. b 徐々に回復する. c 症状は持続する. d 徐々に悪化する. e 急激に悪化する. |
97A-49 3歳の女児。今朝から立ち上がれなくなったため来院した。2週間前に水痘に罹患し,現在は痂皮の形成が認められる。昨日は歩行時にふらつきがみられた。意識は清明。身長96cm,体重14.2kg。発語は不明瞭で,両方向に水平性眼振がある。腹部は平坦,軟。肝・脾を触知しない。項部硬直は認めない。指指試験,指鼻試験および踵膝試験は稚拙である。手指の振戦がみられる。下肢の筋緊張はやや低下しているが,筋力低下は認めない。血液所見:赤血球452万,Hb 13.6g/dl,Ht 38%,白血球6200。CRP 0.2mg/dl(基準0.3以下)。脳脊髄液所見:初圧120mmH2O(基準70〜170)。細胞数0/mm3(基準0〜2)。蛋白17mg/dl(基準15〜45),糖58mg/dl(基準50〜75)。 無治療の場合に予想される経過はどれか。 a 急速に軽快する。 b 徐々に軽快する。 c 症状が持続する。 d 徐々に悪化する。 e 急速に悪化する。 |
97-A49 3歳の女児。今朝から立てなくなり来院した。2週前に水痘に感染し,今は痂皮形成している。昨日はふらつきが認められた。水平眼振がみられ,指指試験,指鼻試験,膝踵試験は拙劣である。項部硬直を認めない。血液所見:赤血球380万,白血球7,800。血清生化学所見:CRP 0.1mg/dl(基準0.3以下)。髄液所見:無色透明,細胞数2/mm3,糖78mg/dl,Cl 90mEq/l。 今後治療を行わないとどうなるか。 a 急速に軽快する。 b 徐々に軽快する。 c 症状は持続する。 d 徐々に悪化する。 e 急速に悪化する。 |
| 97A50 43歳の男性.1ヵ月前より突然口渇,多飲,多尿をきたした.1日尿量7.5l/日,夜間も5〜6回排尿に行く.うっ血乳頭,視野障害はない.冷水を好んでよく飲む.血清生化学所見:総蛋白7.6mg/dl,アルブミン4.1g/dl,尿素窒素8.0mg/dl,クレアチニン0.8mg/dl,尿酸4.5mg/dl,血漿浸透圧290mOsm/l(基準275〜288).尿所見:蛋白(−),糖(−) 行うべき検査はどれか. (1) 水負荷試験 (2) 迅速ACTH試験 (3) 高張食塩水負荷試験 (4) バソプレシン負荷試験 (5) 頭部MRI a(1),(2),(3) b(1),(2),(5) c(1),(4),(5) d(2),(3),(4) e(3),(4),(5) |
97A-50 42歳の男性。1か月前からの口渇,多飲および多尿を主訴に来院した。尿量は1日7.5l。冷水を好んで飲み,夜間に5,6回排尿のために起きる。頭痛や視力障害はない。血清生化学所見:総蛋白7.5g/dl,アルブミン4.1g/dl。尿素窒素18.0mg/dl,クレアチニン0.8mg/dl。血清浸透圧290mOsm/l(基準275〜288)。 診断確定のために有用な検査はどれか。 (1) 水負荷 (2) 迅速ACTH負荷 (3) 高張食塩水負荷 (4) バソプレシン負荷 (5) 頭部MRI a(1),(2),(3) b(1),(2),(5) c(1),(4),(5) d(2),(3),(4) e(3),(4),(5) |
97-A50 |
| 97A51 49歳の男性.高カルシウム血症のため入院した.1ヵ月前より続く食欲不振と全身倦怠感のため近医を受診し,血清Ca 16.7mg/dl,P 1.8mg/dlであった.入院後iPTH 150pg/ml(基準10〜60).頸部超音波検査にて右甲状腺下極に1.5cmの腫瘤を認めた.入院後2日目に見当識障害が出現し,血清Ca 17.5mg/dlと上昇を認めた. 直ちに行うべき処置として誤っているのはどれか. a 生理食塩水大量輸液 b カルシトニン投与 c ビスホスホネート投与 d ループ利尿薬投与 e 緊急腫瘤摘出術 |
97A-51 49歳の男性。高カルシウム血症のため紹介入院した。1か月前より食欲低下と全身倦怠感があったため近医を受診したところ,Ca 16.7mg/dl,P 1.8mg/dlを指摘されて入院となった。入院後の検査で副甲状腺ホルモン〈PTH〉1500pg/ml(基準10〜60)であり,頸部超音波検査で甲状腺右葉下極に直径1.5cmの腫瘤が認められた。入院2日目に意識障害を来し,時間,場所,人物への見当識が低下し,Caは17.5mg/dlに上昇した。 直ちに行うべき処置として誤っているのはどれか。 a 生理食塩水大量輸液 b カルシトニン投与 c ビスホスホネート投与 d ループ利尿薬投与 e 緊急腫瘤摘出術 |
97-A51 |
| 97A55 2歳3ヵ月の男児.皮疹および高熱を主訴に来院した.6日前より38℃〜39℃の発熱があった.3日前に左頸部の腫脹および疼痛を訴えた.前日,皮膚の紅斑を認めた.体温38℃.全身に麻疹様の皮疹を認め,手指背側が腫脹し,痛みがある.眼球結膜は充血し,口唇は発赤腫脹している.血液所見:赤沈80mm/1時間,赤血球340万,Hb 10.2g/dl,Ht 32.0%,白血球16,000(桿状核好中球20%,分葉核好中球44%,好酸球2%,単球4%,リンパ球30%),血小板56万,CRP 15.5mg/dl(基準0.3以下).心エコーにて左冠動脈に径6mmの動脈瘤を認めた. 第一選択薬はどれか. a 抗ヒスタミン薬 b γ-グロブリン製剤 c 血栓溶解薬 d セフェム系抗菌薬 e 副腎皮質ステロイド |
97A-55 2歳3か月の男児。発熱と発疹を主訴に来院した。6日前より38〜39℃の発熱が持続し,3日前から左頸部リンパ節の腫脹と疼痛を認めた。昨日より紅色の皮疹に気付き,全身に麻疹様の発疹が出現した。手足の背側が浮腫状で,痛みがある。眼球結膜は充血し,口唇は潮紅し亀裂を認める。胸腹部に異常所見はない。血液所見:赤沈80mm/1時間。赤血球340万,Hb 10.5g/dl,白血球16000(桿状核好中球20%,分葉核好中球44%,好酸球2%,単球4%,リンパ球30%),血小板56万。CRP 15.6mg/dl(基準0.3以下)。断層心エコーで冠動脈左前下行枝に内径6mmの動脈瘤を認める。 第一選択薬はどれか。 a 抗ヒスタミン薬 b γ-グロブリン c 血栓溶解薬 d セフェム系抗菌薬 e 副腎皮質ステロイド薬 |
97-A55 |
| 97A56 34歳の女性.発熱,全身倦怠感および前頸部痛を主訴として来院した.3週前発熱と咽頭痛が出現し,1週間持続した.その後一旦軽快したかにみえたが,2週間後再び微熱が出現した.身長158cm,体重49kg,体温37.2℃,脈拍96/分,整.血圧138/66mmHg.体重は1週前より3kg減少している.甲状腺は左葉が硬く結節性に腫大し,自発痛と圧痛を認める.眼球突出はないが,手指振戦を認める.血液所見:白血球4,600,赤沈110mm/1時間.血清生化学所見:血清TSH 0.01μU/ml(基準0.2〜0.4),free T4 3.3ng/dl(基準0.8〜2.2),甲状腺123I摂取率3.4%(基準10〜40%). 病因と考えられているのはどれか. a 細菌感染 b マイコプラズマ感染 c ウイルス感染 d 自己免疫 e 悪性腫瘍 |
97A-56 |
97-A56 |
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