Life in El Paso
エルパソ・サバイバル(?)ガイド。

ここでは、エルパソでの生活方法について説明します。

気候 

冬でも半そで。

年中温暖で過ごしやすい。冬でも最高気温は10℃をきる事はめったにない。ただ、冬は寒暖の差が激しく、夜中や朝は冷え込み氷点下になることも珍しくない。冬は朝コートを着て出かけるが、昼にはTシャツ一枚ですごしている。

エルパソはメキシコ北部からつづく、チワワ砂漠の北限にあり、年間を通して降水量はわずか。あっという間に終わってしまうが9月の雨季を除いては雨の心配はあまりない。毎日晴れた日が続く。日本から傘を持ってきたが、一度も使った記憶がない。実際に傘を差して歩いている人も見かけたことがない。エルパソ民は傘をはたしてもっているのだろうか。

降水量が少なく、一年を通じて乾燥している。たとえば、部屋で洗濯物をほしていてもわずか数時間で乾いている。それは、人間の肌も同じで、おじいさんやおばあさんの皮膚は干物のように干からびてしまい、トカゲのようにしわしわで伸びきっている。エルパソでは、肌の乾燥を防ぐようになんらかの対策をしたほうが賢明のようだ。

  

また、強い日差しにも注意が必要だ。ここ、エルパソの日差しの強さは半端ではない。質の悪い日焼け止めなどいっこうに効果はなく、外で2時間も過ごすとすぐに日焼けしてしまう。エルパソでの1年目は日差しに対する知識もなく、むしろ日焼けは健康的だと考えていたため、無謀に日焼けを重ね、メキシコ人よりも黒くなってしまった。ところが、最近になって顔をよくみてみると無数のしみができていることに気づいた。そんなことにならないよう、外出する際にはひさしの大きい帽子をかぶり、顔には日焼け止めをしっかり塗るように。強い日差しは目にも有害なので、に本ではサングラスをする習慣のない人も、エルパソに着いたらすぐにサングラスを購入しよう。

夏は毎日厳しい暑さが続く。気温が体温よりも高いということも珍しくない。華氏100度を越す日々だ。日本等では一番暑いのは8月といわれているが、エルパソでは太陽が一番高く上る6月が一番暑い。夏が始まるのは感覚的に言えば、ウインディー・シーズンが終わる5月末。9月末まで暑い日々が続く。10月になると不思議だが突然涼しくなる。
 

住居

供給過多のエルパソ住宅事情。

エルパソにはたくさんのメキシコ移民が毎日のようにおしよせているため、比較的アパートは多い。月250ドルもだせばかなりの物件がみつかる。ちなみに、エルパソではアパートの供給が過剰気味らしく、アパートの家賃はどんどん値下がりし、それでも借りる人が見つからないため、1ヶ月家賃無料というプロモーションを行ってまで入居者の確保に努めている。

最低限アパート・チェックリスト

たくさんのアパートがあり、家賃も同じような価格設定だが、アパートのあたり・はずれの差はおおきい。一見きれいで立派な部屋に見えても、すんでみると隣の話し声が聞こえてきたり、部屋の備品がすぐに故障したり、修理に全くこなかったり・・・。そのため、最低限、入居時に確認しておくことを以下に示す。ただ、これはあくまでの目安だ。

最重要項目:壁の厚さ・材質。

これが最も重要だろう。アメリカのアパートの中には木造のところも多く、隣りの部屋との仕切りは板一枚なんていうところもざらにある。また、床にも注意をはらいたい。床がうすいと、2階の場合、歩くたびに下の階に音が聞こえるし、1階の場合、2階の住人の騒音で夜眠れなかったりする。
私のアパートは特に壁や家の造りに注意して選んだ。壁は頑丈なブロックでできていて、隣りの音や話し声は一切聞こえない。好きな音楽も気がねなく聴くことができる。これは重要なポイントだ。

光熱費、水道代。

現在エルパソのアパートのいくつかは光熱費、水道代を家賃に含んでいる。エルパソは砂漠のなかにあるため、水は貴重で水道代も高い。また、アメリカでは石油価格の高騰と電力が不足ぎみのことから、電気料金、都市ガス料金は個々1年で2倍近く高騰しているそうだ。私のアパートは光熱費、水道代ともに込みなので、あまりこれらのことに神経を使わず、思う存分シャワーを浴び、電気を使いまくっている。これも重要なポイントだと思う。

アパートの備品。

アパートの中には冷蔵庫も備わっていないところもある。実際、ニュージャージーで借りていたアパートには冷蔵庫がなく、しかたなく友達から借りていた。これからもわかるように、アパートの備品は本当にアパートによって全然違う。現在住んでるアパートは冷暖房完備でディッシュ・ウォシャー(自動皿洗い機)もついている。

特にFurnished Apartmentという表示がない限り、家具は何も備わっていないだろう。何も家具はないが、どうしても家具なしのアパートに住みたいひとは家具のレンタルもできる。だが、時間に余裕のある人は友達からいらない家具を集めたり、ファレスの中古品街に行って、格安家具をこつこつ集めるのもいいだろう。

駐車場。

エルパソのアパートで駐車場のないところは少ないと思うが、それでもダウンタウンなどの古い住宅地では概して駐車場つきのアパートは少ない。駐車場は需要なポイントだ。屋根つきプライベートガレージでもない限り、特に追加料金はとられないだろう。とにかくエルパソでは車が生活必需品なので、安心できる駐車場があるアパートを選ぼう。実は、ニュージャージで駐車場なしのアパートを借りた。家の前に路上駐車していたのだが、そこはなんと平日9時から6時まで駐車禁止。朝寝坊して、車を動かすのをわすれて駐車違反の切符をもらったこと数知れず・・・。
 

アパート発見法

(方法その1)知り合いに紹介してもらう。

アパートの探し方だが、一番いいのは、実際に住んでいる人から紹介してもらうこと。とにかく、これは細かいところまでわかっていい。隣りの声が聞こえないか、住人達は健全かなど、アパートの管理人からはきけない情報がたっぷり。

(方法その2)アパート・ガイドで探す。

スーパーの入り口などでよく注意してみると大抵の場合アパート・ガイドと書かれた小冊子が置かれている。そこにはエルパソのほとんどのアパートが広告をだしている。とくにプロモーションで1ヶ月分の家賃が無料になるなどの情報はしっかりチェックしよう。ただ、細かい点はわからないので、実際に出かけてみて部屋をみせてもらおう。その上で、いくつかのアパートと比べてみること。

(方法その3)プロスペクター(UTEPの学生新聞)の広告を見る。

プロスペクタ‐と呼ばれるUTEPの学生新聞にはアパート・ルームメイト募集のコーナーがある。そこにはUTEP周辺のアパートがいくつか載っている。ダウンタウン近くのアパートが多く、徒歩で通えるが、建物は一般的に古い。

(方法その4)学校の掲示板を見る。

UTEPにはどの建物にも入り口付近、階段の踊り場、教室内に掲示板があり、そこにはたくさんの張り紙がなされている。そこにはもちろんアパートの宣伝もあるので、気をつけてみてみよう。なぜか「一軒家貸します。」の張り紙が多い。人によっては何人かで一軒家を借りる人もいる。維持するのは大変かもしれないが楽しいかも。ちなみにニュージャージーでは一軒家の2階部分を2人でシェアしたが、自分達の家のようで楽しかった。

自動車

エルパソでは車は必要か?

結論からいうとイエスではないかと思う。

エルパソにはサンメトロというバスが市内をはしっているが、その本数は決して多いとはいえず、また乗り換えが多いため目的地にたどりつくまで1時間以上かかることはざらにある。ところが同じ所に車でいくとたった20分といった距離だ。これにはルートの問題もあると思う。

車がどうしてもエルパソで必要な理由として買い物があると思う。エルパソでは日本のように自転車で行ける距離にスーパーがあったりしない。ひとつ大きなスーパーがあれば、そこから次のス‐パーまでは5キロほども離れている(ことが多い)。

それにアメリカで売っている食べ物の単位が大きい。例えば、牛乳などは1ガロン(約4リットル)の単位で売っている。もちろん、1/4ガロンといった小さな単位でも売っているがどうしても割高でついつい大きな物を買ってしまう。野菜にしてもそう。例えば、安売りでジャガイモは10キロで70セントで売っているのに、ジャガイモひとつづつ個別に買うとそれ以上に高くなってしまう。10キロのジャガイモと1ガロンの牛乳をかうとそれだけで手で持って買えるのは非常につらくなってしまう。

ただ、これには個人差があるとおもう。ほとんどの人がエルパソでは車が必要だというが、学校で勉強し、寮に住み、バスで行けるところだけで済ますという考え方もある。ただ、バスで行けるところはどうしても限られてくるし、時間も必要異常にかかってしまう。アメリカの町全体が車で移動するように作られているので車で買い物にいったり、移動したりということが、日本で歩くかそれ以上に楽な交通手段だ。道は広いし、ハイウェイも無料(東海岸では通行料をはらわないといけないところもあるが)、買い物にいっても駐車場は広い。もちろん、学校も車で通うように作られている。

必要経費

アメリカで車を維持していくのは日本よりもずっと安い。車を買ったときに必要な手続きの際の経費をまとめてみると、たぶんこれくらいだったと思う。

登録料(車両税込み:60ドル
車検(中古車を買ったときのみ):25ドル。
保険料(これは男女、年齢による。24歳男子未婚者の場合):月80ドル(大手の場合。小さな保険会社だと信用性に疑問はのこるがもっと安いと思う。)

以上だ。車庫証明なんていらないし、登録料、車検も安い。

それから、車を維持していくのに消耗部品の交換がある。例えば、エンジンオイルは3000マイルごとに買えたほうがいいと思う。それでも、いつも利用しているところでは1回たったの12ドル。タイヤを交換しても4本で99ドルから売っている。

日本では車を維持するのは大変だが、こちらではどうしても必要なため、経費も安く気軽に車を持つことができる。

車の価格

それでは、車はどのくらいの値段で売っているのだろう。車自体は需要が高いため価格は日本に比べると高いと思う。新車では円のレートにもよるが日本の価格を1.2倍すればちょうどアメリカの価格になると思う。新車についてはあまり知らないので参考までに。

問題は中古車だ。中古車の値段は驚くほど高い。日本に比べて信号が少なく、渋滞も無く、またハイウェイを使うことが多いここエルパソでは車が痛みにくいのか10年落ちの車でも結構な値段で売っている。もちろん、需要が高く、車がないと生活できないため、少々高くても中古車は売れていく。

例えば、今乗っているフォード・エスコート・ワゴン93年式を例にとって考えてみよう。
実はこの車ニュージャージーで一年半前に中古車ディーラーから買ったのだが、その時の値段が3000ドルだった。その時、既に9年落ちで走行距離10万マイル。日本だったらまずスクラップ工場行きだろう。それでもこの価格だ。その後、旅行にいったり通学に使ったり、ニュージャージーからここまで引越ししたりと1年半で15万マイルまで走行距離は増えたが、エルパソの相場からいくと個人売買で売ることができれば2000ドルで売ることは簡単だろう。


よく走るがあまり気に入っていない現在の「愛車」、93年型エスコート。
 

2000ドルあればまず車は買えると思う。ただ、ほとんどが10年落ちの下からランクが2番目くらいの車だが。それでも十分だと思う。ただ、車にはあたりはずれがある。この車は10万マイルを既に走っていたがエンジンホースが少し裂けたりといった小さな故障はあったがそれ以外は元気に走っている。カナダの端のニューファンドランドにいったり、ナイアガラの滝いったり、ロサンゼルスにいったり、セントルイスにいったりと往復2000マイル以上の旅行にもでかけたが、何の問題もない。ただ、運がいいだけかもしれないが。

お勧めの車はやはり日本車だろう。一番のおすすめはやはり日産セントラだろう。日本ではサニーという名前で売られている。10年落ち前後であれば価格も2000ドル前後で比較的安い。エンジンがしっかりしており、あまり故障したという話はきいたことがない。同じクラスの車でフォードのエスコートもお勧めだ。この車は本当にたくさん売れているようで、どこを走っていても同じ車に出会う。友人にもこの車を持っている人は多いがあまり大きな故障に出会ったという人には出会っていない。もちろん、事故車を買ってはだめだが。故障してもフォードは国内会社なので部品はどのまちにもある程度ストックがあるのですぐに修理してもらえる。また、部品代も驚くほど安い。修理代を考えるとアメリカ国産車もおすすめだ。ただし、日本車だと壊れないのでもっといいが。

車の免許を取得する。

車の免許をとるのは日本に比べると驚くほど簡単で安い。ただし、州のよってテストのないようが違うのでここではテキサスのみについて考えたい。テキサスでは運転免許試験場がどこの都市でもあるのでそこに行けば申請書類をもらえる。


          エルパソの運転免許試験場

必要なもの

パスポート、2ヶ月後に免許を受け取れる住所(テキサスでとるんだったらテキサス州内)、合法的に滞在していることを証明するビザ(学生ビザの場合はインターナショナル・オフィスのサインが入ったI-20も)、それにソーシャルセキュリティーナンバーを証明できるもの(ソーシャルセキュリティカードやその番号が入った学生証など)、それに受験料24ドル。

ソーシャル・セキュリティー・ナンバーは長期滞在ビザがあると誰でもとれる。車の免許をはじめとして色んなところで必要となるので、とにかくアメリカに来たらすぐに所得する。

筆記テスト

筆記テストは簡単な視力検査のあとに受ける。いきなり受けてもアメリカと日本の交通ルールは少し違うので不合格になると思う。前もって試験場で配られている交通法規の本をもらっておいて勉強しておく。

運転テスト

運転テストは自分の車を持っていくか、または人の車を借りていく。その時に必ずその車に保険がかかっていないといけない。もちろん、まだ免許をもっていないので受験者の名前は保険証にはいっていなくてもよい。

テストは約20分程度。試験官にいわれたとおりのコースを走る。スピードに注意し、標識を見落とさなければ大丈夫。



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