無声映画『メトロポリス』とアールゾイドの音楽
表現情報処理コース 2年 村上 亮介
まず映画『メトロポリス』自体の感想をいうと僕はサイレント映画を見るのは初めてで普段映画を見る時は字幕で内容を理解しているとはいえ「声」は自然に耳に入り多くの影響を与えているのでサイレンと映画なんていうものは映画として理解できるものなのかという印象だった。でもいざ見てみると声そのものが伝えるであろう事を動きや表情で伝えている様に思えてとても印象深かった。ロボットや未来都市や地下工場のシーンなどフリッツ・ラングのこだわりの様なものも少し見えた様な気がした。支配者階級と労働者階級の差別のある中での恋という物自体は面白かったがあんなにビルなどが多く建っているのに地下に住んでいるのかなどの疑問も感じた。
その「メトロポリス」と今回のメインでもある「アートゾイド」の音楽のコラボレーションについては良いことも多くあったが映画の本来の良さをかき消している部分も多く感じた。まず自分の感覚的な物で基本は映画でその印象ともっとインパクトのあるものにする為に音楽をコラボレーションするという印象があったので映画に集中できなかったという部分があったり演奏のほうが気になって字幕を見逃したりという部分が何度もあった。一度見たことのある映画や自分の気に入った映画などに音楽をコラボレーションするともっと印象は違った物になっていたのではないかと思った。
でもサイレントに音楽がコラボレーションされていたことによって少し気味の悪いシーンがより恐ろしく感じたり音楽で人の心を表現するという部分ではとても良かったように思えた。
生の演奏であった事も良い点ではないかと思った。もしあの演奏が録音されたものだったら迫力は半減していたと思うしあとアートゾイドの人達は演奏の音だけで表現しようとしていたのではなく楽器を体全体を使って、演奏することによってそれぞれの場面を演出していたでよりインパクトが強かったように思う。(それに気が散って映画の字幕を見逃すことが多くあったのだが・・・) 後、演奏者とスクリーンの位置などももっと工夫したらより良いものになるのではと思いました。もう少し演奏者をスクリーンから離したり。でもそれをしたら演奏者の動きが見ずらくなるが・・。