愛高演劇部中部大会in大垣


 二十世紀最後の中部大会は岐阜県大垣のスイトピアホールで開催され、「近すぎるじゃないか」とか「うまいものがないじゃないか」という憤懣やるかたない声がOB連の各所からももちろん聞こえてきたりしたわけですが、それはさておき、12月24日にわれらが愛知高校演劇部が上演することになりました。かねてよりこのHPでも報じておりましたとおり(地区大会舞台写真、県大会舞台動画を参照)、唐十郎作「24時53分『塔の下』行きは竹早町の駄菓子屋の前で待っている」です。

 開演前。
 ずいぶん大勢の客が詰めかけ、ほぼ客席は満員。われらが愛高演劇部OB連も、また吉田校長を含めた愛知高校の先生方も、ちょうど冬休み初頭ということもあってかなりの人数が顔を揃えることとなりました。今回、OB連は三台のデジカメ(マラカス、ヤプー各々のカメラと小崎先生から預かったカメラ)を揃えてフラッシュ抜きの舞台撮影に相務めましたが、ここで使用されているのはマラカスの撮影した画像のみです。手ブレが激しかったのを隠蔽するためにわざと画像を小さくしておりますが、小崎先生のカメラ(撮影はヤプー)は、バストショットが多く手ブレはほとんどないそうです。この画像は手に入り次第またアップします。

 

 

 左上から時計回りに、
最初の老婆登場シーン「歌を忘れたかなりやは・・・・」、
老人二人のたくらまざる掛け合い「え、誰がだって?」、
電車を乗り間違えて塔の下についた「ある男」と「男」のシーン「別の人生を。新しい人生を!」、
その「ある男」の弟のモノローグ「兄ちゃん、どこへ行っちゃったんだろう」。

 率直に私自身の感想を、手短に書きますと、公演一週間前に練習を見に行ったときには、出来ている役者はもうほぼ充分に出来ているけども、そうでない役者はまさに「台詞が入っているだけ」という形と言っても過言でなかったように思う。特に憂慮にたえなかったのが「男」。「男」は、ストーリー上、「塔の下」にやってきた人々を塔の最上階まで導き、そこから飛び降りさせるためのいわば道先案内人であって芝居の構成上では狂言回しの役を負うものであるから、これは最重要な役だったのです。
 そういうわけで私もごくごく一部演出を付けたりもしたのですが、本番どうなるだろう、と思っていたら、本番ではずいぶんよくなっておりました。もちろん、まだ練習するところや気に掛かる部分は山のようにあるわけですが、舞台上にだせるものには充分なっていたと思う。いろいろ大変だったと思うけれどもよくがんばりました。なお精進してください。

 装置も斜幕をつかい、老母のシルエットを示すなどなかなか面白い趣向。音響は「イグナチオ」を使うなど(私が二年の時に上演した「コメット・イケヤ」を思い出した。懐かしいー)、これまたおもしろかったのですが、これはどういった加減なのでしょうか、客席の場所によってはなんだかやたら音が大きく聞こえたところもあったようです。
 気になったのは照明です。老人二人が客席におりるさい、ピンスポが追いましたが、ピンスポが入ったことがまるわかりでした。あれはもう少しなんとかなったほうがいいと思う。学校にピンがないから練習できないんでしょうが、それを言ってはお仕舞いと思います。

 さて、今回忘れては行けないのはパンフレットであります。以前からの小崎先生の夢である「部員の写真入り」がついに果たされ、また吾々が作っていたようなアホなパンフレットからはかけ離れた、なんだかストイックでややアングラ入った二色刷りの藁半紙パンフとなっております。でももうちょっとユルいくらい面白い方が個人的には好きです。
 さて、結果は残念無念、奨励賞となってしまいました。小崎先生は「奨励賞を4つ貯めると全国行けるといいのに」とおっしゃってましたが(このアイデアはいいですな)、まあそんな勲章なんてどうでもいいです。たぶん本人たちがいちばん、そんなものどうでもいい、と思っているとおもう。
 おつかれさまでした。

CAST
役名 名前 役名 名前
老婆 堀 太郎 浮浪者 武田光弘
老人A 佐野敬一 息子 吉岡考倫
老人B 酒井良典 臼井進一郎
近田崇仁
ある男 稲垣有二 演出 石原大樹

 

STAFF
部署名 名前 部署名 名前
照明C 尾関 創 舞台装置C 村瀬雄大
照明 須永康裕 舞台装置 杉村幸太郎
崎谷純秀 丹羽悠介
音響C 山口 亮 竹村康広
音響 松本篤宣 加藤直貴
前川耕祐 澤田貴志
衣装メイクC 鶴和稔央 志田雄一
衣装・メイク 井上泰貴 鵜飼伸弥
櫻井健司 深川良典
装置兼パンフ 上原隆史
舞台監督 松川亮一

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