■移民初期(1841〜98年)■


 1868年、日本人最初の海外移住者153人が砂糖きび農場の労働者としてハワイに渡った。1868年がちょうど明治元年にあたることから、彼らは「元年者」と呼ばれた。この「元年者」は渡航地で奴隷にも等しい扱いを受け、明治政府が救出に乗り出さなければならなかった。アメリカ本土には翌年1869年、オランダ人エドワード・シュネルに率いられて渡米した会津藩の一団が最初だった。彼は悲劇の会津戦争後、アメリカ大陸に新天地を夢見た会津藩の落人だったのである。
 1881年には、ハワイ国王カラカウアが来日して、中国人に代わる労働力を求めて日本人移民誘致を日本政府と交渉した。それによって1885年には政府間の契約による官約移民1930人がハワイに渡った。その後、1894年にハワイ官約移民制度が廃止されるまでに、26船約3万人がハワイへ渡った。その後は民間の移民社会が移民を幹旋するようになり、広島、山口、沖縄、熊本などから多くの人がハワイやアメリカ本土へ渡った。
 1880年代後半には、アメリカの高賃金に魅せられてカリフォルニアへ移民する日本人が増え、ハワイから本土へ渡るものも現れ、1895年にはアメリカ本土に暮らす日本人は6000人を超えた。ハワイやカリフォルニアでは日本人移民によって日本語の新聞や雑誌も刊行されるようになり、日本人の定住が進んだ。   

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■移民と排日運動期(1900〜36年)■
■第二次世界大戦と強制収容期(1937〜45年)■
■戦後復興期(1946〜65年)■
■補償運動期(1970年〜)■
■今日の日系人■

参考文献


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