WU☆ニュース≪4≫
2002/03/01
チョコレート色のロングコートを着て街なかを歩くと、ガラスに映る私はまるで、さ緑の枝に
ぶらさがる蓑虫のようでした。春ですね。あたたかな陽射しを受ける新たなエネルギーは草木の
みではなく、東京の向島にも満ち溢れているようです。今回は文化情報専攻3期生の渡辺直さん
のお話です。
「向島といえば、隅田川花火大会。浮世絵師の葛飾北斎の出身地。永井荷風の小説『?東綺譚』
の舞台として、また、森鴎外、幸田露伴、堀辰雄が住んだところとしても知られていて、石田波
郷、水原秋桜子、久保田万太郎、川端康成、谷崎潤一郎、北原白秋ほかの作品に数多く登場して
いる。」と話してくださる渡辺さんは、平成13年度全国地域づくり推進協議会会長賞と国土交
通省の特別賞「小さな世界都市大賞」が授与された向島博覧会実行委員会の主力メンバーです。
バブル崩壊後、向島の地域では高齢化もすすみ、町工場や商店の閉鎖・廃業で空き家・空き地
が目立つようになったそうです。そして「向島の未来を考えよう」と住民有志がたちあがり、町
全体をイベント会場としたアート展、空家を活用した社会的実験としての「向島博覧会」開催が
実現したのだそうです。各種マスコミにも取り上げられ、地元住民はもとより、東京都内から移
り住む人があるそうです。そしてこの地域には、見ず知らずの人とすれちがう時でも親しげな人
なつっこい挨拶が今もいきづいているといいます。
そしてこの博覧会を大きな契機として、シンポジウムやワークショップ、地域の遊休資源の活
用、若手アーティストの転入、高齢者にやさしいグループマンションづくりの推進なども含め、
向島のイメージを大きく変えるまでになり、そして、ついには今年4月に「向島学会」が立ち上
がるという知らせが届いています。2000年以降の博覧会開催の舞台裏や向島学会のことに関し
て、後日、ぜひ渡辺さんからご紹介して頂きたいという思いで、今回は詳細の記述をさけました。
渡辺さんご自身がデザイナー、写真家・画家・イラストレーターであるだけあって、向島の持
ち家を大阪のアーティストに提供、活動を支援されています。いいえ、共に未来を創造している
と言ったほうがいかもしれません。
そうです!WUで講演会を主催する時は、ぜひ渡辺さんにご講演いただくことにしましょう。
将来、向島出身の有名人として、勝海舟(政治家)、王貞治(野球)、鈴木清順(映画監督)の
次に、渡辺さんのお名前が並ぶのが楽しみですね。
そしてDRでは、星亮一さんの連載第2弾がスタートしています。
今後の展開が楽しみです!
(TOM-TOM♪マネージャー
)