具体的な方法
「一般病院実習が充実しているのはわかったけど、具体的にどーすりゃいいの?」
ここではそんな疑問にお答えしましょう。
(といっても大したことじゃありません)
まずは、おすすめする本を読んでみてください。
1.自分にあった病院を探す
手っ取り早いのはあなたの大学の教務、学生部に問い合わせることです。多くの大学はOBを通じて、学生に一般病院での実習の機会をつくっていますので、相談してみましょう。
この方法の利点:自分の大学の先輩が多くいるので、とても歓迎され、よく教えてもらえる。
この方法の欠点:本当に外の世界を見たことにはならない。(医局のしがらみにとらわれずに動けるのは学生のうちだけ!)
私はこの欠点の方を重く見ますので、以下の方法で医局の枠にとらわれない病院で実習することをおすすめしています。
何はともあれ情報収集!
このHPのほか、以下のような本を参考に情報を集め、いきたい病院を決めます。
「(21世紀の医療をつくる)若手医師の会」のよびかけにより、「1.プライマリケア中心の研修 2.一般医養成 3.先進的な医学生実習」の3つに力をいれている全国の病院22院が紹介されている。すべての内容がその病院からの寄稿によるものであり、これらの病院の研修、医学生実習に対する熱意が伺える。
一つ一つの病院について、所在地、診療圏、科目、患者数、設備等、ハードの詳細はもちろん、ソフトについても、卒後初期御研修プログラムの詳細、初期研修医以外の募集要項など非常に詳細かつ的確。
肝心の医学生研修の受け入れについても、低学年の受け入れの可否、外来・救急・診療所での見学実習の可否、研修期間・時期、研修可能科目など、非常に具体的な記載がある。病院長のほか、研修指導医、研修中の医師からの一言があるのも面白い。
この本は一般の本屋にはおいてありません。直接発行元の「(21世紀の医療をつくる)若手医師の会」事務局に頼むと郵送してくれます。(なお、事務局HPは99年10月現在まだ無いそうです)
若手医師の会 事務局 〒113-0033 東京都文京区本郷4-2-4 富沢ビル503号
この事務局では学生の病院実習および卒後研修の相談窓口業務も行っています。私たち学生のつよ〜い味方です。
事務局は土曜日のみ開設されていますので、できるだけ郵便での連絡を、とのことです。
「初期プライマリケア研修」 ともに医学書院
書店になければ、http://www.igaku-shoin.co.jp/ もしくは 03-3817-5657でオーダーできる。
こちらは実習病院ガイドとしての実用性は低いが、いくつかの病院が紹介されている。
学生のうちに考えておくべきこと、身につけておくべきことが書いてあり、そちらが非常にためになる。将来に不安を感じる時や、どうしてよいか方向性がつかない時、たよりになる本である。
3)参考:「臨床研修ガイドブック」 厚生省健康政策局医事課監修
毎年更新される全国の研修指定病院ガイド。医学生実習に直接役立つ情報は少ないが、毎年updateされるので、最新の情報があり、参考にはなる。分厚く、非常にお高いので、図書館などで見ることをおすすめします。ふつう参考図書のあたりにおいてあります。
HP上で検索できるようになりました。
http://stream.pmet.or.jp/docs/search/
4)備考:「大学病院ってなんだ」 毎日新聞科学部 新潮文庫
参考書籍を記したついでに。
病院実習ガイドではないが、大学病院と一般病院との違いを含む、大学病院の実態を冷静に浮き彫りにしたルポルタージュ。この本は将来のあなたに決して無関係ではない。是非。
2.気になる病院に電話で確認
あなたの学年を明らかにし、受け入れ可能かどうか、カリキュラムは希望をとってもらえるか、見学のみか、参加型実習か、泊まりがけの場合は宿舎などを確認します。
すると、たいてい、希望期間、実習に対する要望などを書きこむ要項を郵送してくれます。
3.白衣と聴診器をもっていざ出陣!
聴診器ですが、下級生のみなさんもいつか買うのですから、どうせなら、いまのうちに買ってしまいましょう。さまざまな心臓の音を聞くだけでも、臨床を味わえるというものです。
人気のLittmanは大学生協などでは割高なので、クレジットカードがあれば、インターネットで買いましょう。日本の半額で買えます。