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「五十周年を迎えるにあたり」 |
師範 杉浦健五 |
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愛知大学空手部が50周年を迎えるにあたり、一言を挨拶申し上げます。 私が空手の指導者として部員の皆さんとともに稽古をしたのは卒業した1958年からでちょうど第2回全日本学生空手道選手権大会が開催された年であります。同様に東海地区に於きましても東海選手権大会が開催されました。 小生も大学を出たばかりで部員とは兄弟のような間柄でありましたが、大変厳しい稽古を強いたにも拘らず、がむしゃらな指導によく誰も文句を言わずついて来てくれたと今は感謝とともに懐かしく思い出されます。そして稽古後には学生幹部と一緒に豊橋の町の中に繰り出し夜を明かしたこともありました。 このような質実剛健な学生部員により愛知大学空手部の基礎を築いたのであります。 当時の全日本学生選手権大会の個人戦では、毎年ベスト8、またはベスト16に入る実力を持った猛者揃いでありました。その猛者は(佃、遠山、加納、後藤(敏)、後藤(昇)、笹野、坂神、三浦、住野、柴田、加古、井口)君等である。 又、東海地区大学選手権大会には名門校の名城大、岐阜大を押さえて、春秋の個人戦、団体優勝の連覇を達成し、名実共に愛知大学空 特筆されるのは1962年7月、第6回全日本学生空手道選手権大会に於いて個人戦に川口昌宏君が三位に入賞し、又、同年11月第6回全日本学生空手道選手権大会に団体戦で準優勝を勝ち取りました。 そのときのメンバーは、(先鋒)川口昌宏、(次鋒)後藤敏郎、(巾堅)坂本充、(副将)加納敬三、(大将)佐藤鉄甫であった。当時監督としてこの素晴らしい思い出を与えてくれた当時の部員の皆様に感謝申し上げます。 この様に東海地区大学の雄として君臨している愛大に対し、各大学は「愛大連覇阻止」を掲げ目標とされた。しかし、同部員一同は精神的な重圧に耐えて良く頑張り素晴らしい伝統を築いてくれました。 また、先輩諸兄は大会審判員として或いは応援のために駆けつけて、後輩達の支えとなってくれたこと感謝申し上げたい。このことにより空手部に一体感が生まれ、同じ志を持つ兄弟愛の姿勢は、君臨する名門愛大の「質実剛健」の気概をよく体現するものである。 21世紀を迎え、今や空手は世界の空手道として国や民族を超えた数千万の愛好者を擁するまでになっています。そしてわが国の伝統である空手道も新たな構築を図る局面であるといえましょう。愛知大学空手部も今後に於きまして、営々として諸先輩が築かれた伝統を踏まえ、さらにそれを超え新しい空手道の可能性を構築すべく修錬に励まなければなりません。 最後に空手道50周年を迎えるに当たり、今後益々のご発展と諸先輩諸兄各位の更なる御活躍をお祈り申し上げます。 |
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