昭和32年卒業若杉岳四 私の思い出とお願い私が高校の時、友達が近くの空手道場に通っており、時折見学に行っていて私も興味を持っていたので入学と同時に入部しました。 当時、空手道場は、旧陸軍士官学校の校庭の片隅にあり、木造二階建ての二階を利用していました。 私が、三年生か四年生の時、名古屋分校に空手部が発足し、名古屋より通学していた私達が帰路交替で後輩諸氏の空手に対する基本その他を手助けに言ったことを懐かしく思います。 当時の練習風景は、故大塚師範が月に一度来校され、ご指導を頂き活気に満ち溢れていました。他校との交換稽古は、nenn に一回〜二回あり緊張感を持って臨んだものです。やはり道場とは一味異なる雰囲気で、私にとっては良い経験をさせてもらいました。 叉当時の練習で基本は勿論ですが、フリーともなれば反則は駄目ですが、かなりきつい実戦的な練習が多かったと思います。私自身が某先輩の睾丸を蹴り上げたこと。或いは後輩には顔面にパンチをもらい、叉ペニスを蹴り上げられ四日間程包帯をして日常生活を苦労しながら通学した事を記憶しています。痛かった事は何才になっても忘れません。然し、社会人になってから空手道そのものは生かされませんでしたが、愛知大学で空手を四年間習得したお陰で、自分自身の精神面において大いに役に立ったと言うことは間違いありません。 現在、テレビ、新聞紙上を賑わして世間より批判されている未成年者の無謀な行動も、元総理大臣が某テレビ局の対談の中で「礼節を尊び道徳を重んじるべき教育、即ち修身科目も復活させ教育課程に組入れ小学生より学ばせるべきだ」と語っていましたが、私もこの大意見に賛成です。 現代の少子化の時代に一人でもあの様な無謀者を減らして行く為には、一人でも多くの未成年者に対し空手道は如何なる武道であるか正しく指導することを、今後、未成年者に接する機会が多い後輩諸氏に一つの問題として託したいと思います。 尚、創部五十年誌発行に至るまでの歳月、その間の、空手部に対する先輩、後輩諸氏の日々の尽力、努力に対してこの頁をお借りして厚く御礼申し上げます。
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