生活環境論レポート 


                                                                                                 

 

 

  大学1年で生活環境論という講義を受けたときのレポートを紹介します。「環境に優しい人・物・企業など」のテーマの元、課題に取り組みました。わたしは,《那覇市リサイクルプラザ》を訪問しました。大学に入って初めて、取り組んだレポートなのでお恥ずかしいのですが・・・。

 

「那覇市リサイクルプラザに行って」

  ごみ問題は,今身近な問題となっている。ごみ減量化にむけて、買い物時に、マイバッグを持参したり、トレイや牛乳パックの回収への協力をしたりすることが目に付くようになってきた。わたしは,那覇市リサイクルプラザを訪問し、リサイクルについて調べた。

  経済成長によって生活は豊かになったが,ごみ問題は深刻化の度を増してきた。ごみ問題の1つには、その排出量の増大にある。88年度の全国のごみ排出量は4800万t。その量は東京ドーム130杯分に相当する。なかでも全国の約1割を占める東京都のごみ排出量は88年度には、478万t、89年度には500万トンを突破した。増大の原因には、ライフスタイルの変化に伴う時間や手間を省くことのできる使い捨て商品の増加、核家族化の進展や単身赴任の増加等による重複した消費生活による家具等の粗大ゴミの増加、情報化の進展による通信、チラシ広告、ワープロ複写用紙等の紙類の増加等の理由が必要以上のごみの増加をもたらしている。那覇市のごみの量は,1年間で約133,398tになる。そのごみをそのまま積み上げていくと県庁ビル2.5杯分になると言われている。1世帯で1日に出るごみの量は、733g(1人1日)×4人(およそ1世帯あたりの人数)=2,932g1年間で2,932g×365日=1,07,180g約1070kgのごみが出ていることになる。このごみの処理量費用として1キロ当り約35円、4人家族では年間約37,450円掛かっている。その金額で体育館13.5個作ることができるといわれている。ごみの増大に伴い、処理施設や処分場の問題が起きた。ごみの処分方法として、排出量の4分の3が焼却処理されている。多くの自治体では、埋立て処分場の延命を図るため可燃物は全量焼却により減量することが基本となっている。焼却によりでた灰物や燃えないごみ、燃やすとまずいごみごみは埋立て処分される。ここを最終処分場という。最終処分場は、廃棄物処理の最終段階としてきわめて重要な施設である。これら焼却施設や最終処分場は、近年、不足の問題を抱えている。処理施設や最終処分場の不足は那覇市においても問題となっている。那覇市では,1999年度現在処理できない焼却ごみの一部を浦添市に委託処理をお願いしている。(委託料1億2000万円/年間)その浦添市が、来年度2000年に焼却施設工事のため那覇市のごみは、処理できなくなる。その処理を他の市に頼むと浦添市の4〜5倍の委託料が掛かるとされている。また、ごみの埋立地(最終処分所)の残余年数は,3年である。3年後の埋立て予定地の選定が難航しているが、候補地として海があげられている。そうなると自然への影響も大きなものとなる。環境への悪影響を少しでも減らすためには、ごみを完全にゼロにしてしまえばよいが、現在の生活環境では、無理であるが、ごみの発生をできるだけ抑える必要がある。そのための方法として、消費者の手に渡った後すぐにごみとなるような製品等の販売を抑える。そのような製品を買わない。しかし、それでも出てくる、廃棄物や不要物に関してもすぐにごみにしてしまうのではなく、原料や材料などさまざまな方式で徹底的に有効利用することが重要になってくる。つまり、リサイクルするということである。

  那覇市リサイクルプラザでは、ごみの持つ残存価値を最大限に引き出すための活動を行っている。建物1,2階では、那覇市の収集された資源ごみが集められている。そして再利用・再資源化できるものとできないものに分けられ、できるものに関しては,リサイクル業者等が搬出する。4階には、研修室、会議室、展示室等があり、古着を使ったカバン作りや、古着を使った藍染め等の使わなくなったものをいかにして、利用するかといった講座が開設されたり、フリーマーケットの企画、古着や本、家具などを無料で提供したり,プラザに待ち込まれた古着をタイやインドに送っている。その他に少しでも環境に優しい生活ができないかと考え『買い物ガイドブック』を発行している。

  那覇市において資源ごみとして収集されているものは、紙・布・かん・びんである。これら資源ごみは、排出されるごみ全体の中でどれくらいの割合かを見てみると、古紙類23.3%、びん類5.7%、金属類5.1%、古布類2.0%となっている。資源ごみは全体の36.3%を占めている。これらすべてを再利用・再資源化せず処分してしまうと、かなりのごみの量となるが、再利用・再資源化することで、ごみの量を減らすことができる。実際、那覇市が平成7年度に資源ごみの回収を始めた結果、平成6年度と比べごみの量が約6,946トン、約5.1%減った。再利用・再資源化していくことは、ごみの量が減り処分場の残余年数を伸ばすだけではない。資源の有効利用・環境の保全にもなる。例えば、紙は、平成7年度に約3,174tリサイクルされた。これは、直径14cm、高さ8mの木を約63,480本切らずに守ったことになる。また、平成7年度に、リサイクルされたアルミ缶91.150kg(約4,557,500個)である。これは、1,823,000kwの電気を省エネしたことになり、那覇市約5,000世帯の1か月分の電気消費量となる。

  一度使ったものをごみとして出し、また新しいものを買い、またごみとして出す。このような一方的な消費・生産のしかたでは、ごみは増え続け、山や川などの自然は、ごみに埋もれてしまう。それに、エネルギーや自然を無駄にしてしまうことにもなる。リサイクルによって、ごみの減量・省エネ・自然保護ができる。那覇市リサイクルプラザの活動は、資源ごみを回収しリサイクルへとつなげる働きだけではなく、市民のごみに対する意識改革の働きもしていると考えられる。

                           

参考資料・文献

『省資源・リサイクル社会構築』発行・株式会社ぎょうせい

『市民のための環境講座』 発行・中央法規出版会社

『リサイクル実践講座』 発行・通商産業政策局

『買い物ガイドブック』発行・買い物ガイドブック作り実行委員会

○那覇市リサイクルプラザ発行の資料  

 

那覇市リサイクルプラザの活動

1、2階では…

  那覇市内で資源ごみとして出された、新聞紙・本類・布・ビン、缶が集められてくる。そして、これらの資源ごみを施設内で、再利用・再資源化できるものに分けられる。それを業者に引き渡す。

 

 

 

 

テキスト ボックス: リターナルビン
欠けたり、割れたりしない限り洗ってまた使える
 

 

 

 



テキスト ボックス: ワンウェイビン
いったんカレットに(細かく砕いたもの)にして、茶・白は原料に戻し再びビンにする。それ以外の色のビンは、道路の舗装材にまぜて使う。

 

テキスト ボックス: アルミ缶
アルミ缶約1000個をプレスしたもの。
重さ25kgになる。原料にもどして再び
アルミとして利用する。

 

 

3階では・・・

  1,2階の見学ができるようになっている。資源ごみの説明をしてくれる。

 

 

4階では・・・

  4名の運営委員により、運営されている。古着や家具を無料で提供している。フリーマーケットの企画や古着を使った布ぞうり、バッグ作り等の講座が開かれている。また、展示室には古いキモノを洋服に直したものや、古くなったTシャツを藍染めで染めたもの等、古くなったものをそのままごみとして出すのではなく、その前にもう一度使えるように工夫されたものが展示されている。また、集まった古着をタイやインドの方々に送っている。そして、買い物を通して、少しでも環境に優しい生活ができないかと『買い物ガイドブック』を作成した。

 

 

テキスト ボックス: 古着
  このなかから気に入ったも
のがあれば、もらえる。
 

 

 

 

 

 

 

 

 


テキスト ボックス: 伝言版
欲しいものや、あげたいものこ
こに書いておく

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

テキスト ボックス: 古着を利用して作ったもの
中央の人形は,セーターを利用して作ったもの下のほうにある四角いものは、古着を裂いて作ったコースター。

 

 

テキスト ボックス: 藍染め
しみ等ができた、ベビー服を藍染めによって
よみがえらせた。

 

 

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