| 2002年5月16日(木) 夢みたものは… |
| ゼミの3年生版自己紹介冊子が刷りあがった。夢占いだとかドラえもんだとか、0.5勝2敗だとかマジマジの反乱だとかとかなり面白い。そんな中でもはっと息を飲まされたのが、自由欄にかかれたこの一言。「ゆめみたものは ひとつのこうふく ゆめみたものは ひとつのあい それらはすべてここに ここにあると…そんな場所にしたいですね」実はこれ、木下牧子作曲の合唱曲の一節なのである。作詞は立原道造。たぶん高1の時のNHKコンクールの課題曲で、僕もみっちり歌いこんだ曲の一つ。部顧問とケンカ別れして退部するとは夢にも思っていない頃の話だ。退部の数年の後、定演で音楽部の反省会と生垣を挟んで出くわしたことがあったが、締めくくりに皆でこの曲を歌っているのがこっそり聴こえた。ケンカのことすら忘れ、あぁ、懐かしいなぁと一緒に口ずさんでしまっていた。かの部の持ち歌の中で、随一と思う優しく美しい曲である。 自由欄の主は、6大学混声合唱団の一員という。中高大と合唱からは離れられないなぁと苦笑しながら、そんな運命も少しうれしく思った。まだ知り合ったばかりの彼だが早速、突然の「夢見たものは」メールを送ることにしよう。 |
| 2002年5月11日(土)〜13日(月) 母の日サービス |
| GWを外して帰省したら、はからずも母の日にヒット。せっかくなので高島屋でペアカップを買って贈る事にした。富良野を思わせるラベンダー柄のものを選んだら、母の好みと合ったようでやたらと喜ばれた。不思議とこういう好みは遺伝によるのかも… 車をねだる弟を尻目に、独自収入のあるところをみせつけた。 今回の帰省の目玉は、土日に開催される太閤祭。父の実家近くの神社参道で、1キロ近く結構盛大に出店が出る。先日東京にきた従姉妹やおじさん、去年結婚した別のいとこ夫妻もやってきて楽しい。前者のいとこは新バイトが見つかるも今月末からで、一ヶ月ほど無給生活を強いられている。旧バイトへの苦言がでても仕方ないしその気持ちはよくわかる。新バイトは和菓子屋さんとか。パン屋もいいけど和菓子も似合いそうだから頑張ってほしいところ。。 余談だがはじめて車で渋滞の国道を走った。今まで深夜の田舎道ばかりだったので少し誇らしいが怖い。2ヶ月ぶりだし。運転に問題はなかったが、いまだにバック駐車が狙ったレーンの隣に入るのはどうしたものだろう…? 地元の中高生には天国?太閤祭 ![]() |
| 2002年5月7日(火) 波乱コンタクト |
| 先週たのんだコンタクトが届き、訓練ののち装着開始。落とさないか激しく気を揉んだがこれには事情が。昨日のバイトで、自称ヘタレヘルパー(裸眼視力0.01)が、始業早々流し台でコンタクトを落とした。バイト総出で捜索の結果、なんとか見つかったものの無残にも割れてしまっていた。そんな事があったばかりだったからである。事実、僕も翌水曜日には家の中で落としたのに気づかず学校に着いて、二日目にしてなくしたか?と気落ちする羽目になった。ともかく黒板は見えるし、人の顔や風景もかなりはっきりして視界は良好。まるで印象派絵画から細密画に切り替わったようだ。 この日はセールでもあり「ガンジー」「Life is Beautiful」「ムーラン・ルージュ」のDVD3本をかりて観た。インド→戦時イタリア→フランス世俗界と飛びまわり頭もくらくら回る。あらゆる意味で目を酷使した一日。 |
| 2002年5月3日(土) 遠き日の歌 |
| バイトは朝からのシフトで終わらせ、そのまま中学時代からの友達が入っているサークルの芸術発表会へ急行した。彼女はこのサークルと出会い変わった。もちろんいい意味でであり、活発で活動的、一言でいえば成長したと思う。僕も再三にわたり誘われたが、折からのサークル・トラウマもあって断り続け、しかし彼女の残念がる姿を見なければならないのは辛いところでもある。こうして発表会を見させてもらうのがせめてもの恩返しだと考えている。 劇やバスケットボールパフォーマンスに続き、友達の本所属であるコーラスの発表が始まった。その最初の曲は、なんと、「遠き日の歌」――最も輝いていたと自己懐古する中学校時代を彩る、思い出の曲の一つ――だった。“人はただ 風の中を 迷いながら歩き続ける”…文化部長として合唱づくりに一心だったあの頃…温かくなじみ深い周りに囲まれ、不安なく過ごせた時代…今よりおっちょこちょいで、でも頑張りやでそこがにくめなかったこの友達…あれから得たものも失ったものもあるけれど、なんだか色々変わりすぎで、急に悲しくなって泣きかけた。最近やたらと後ろ(=過去)向き傾向が強いのだが、今日こうなるとは想定外。旧合唱部員ながら、客として一曲の力を味わされた瞬間だった。 |
| 2002年5月2日(金) 僕がコンタクト? |
| 目はそんなに悪くない。少なくとも裸眼でも生活に支障はないのだが、大教室の黒板では時々つらいのと人ごみで友達を探しにいという問題が出てきた。だが、それだけのために常時メガネをかけるのも煩わしいので、一つ使い捨てコンタクトでも試してみようということで生協コンタクトセンターをのぞいた。 検査の結果、近視よりむしろ乱視がひどい事が判明。あいにくソフト系である使い捨てレンズでは乱視の矯正力は弱く、結局ハードコンタクトを本格的に買うことになってしまった。もともと僕の目は異物に敏感だと思っていただけに最初につけたときはさあ大変、まばたきが止まらない。だが不思議なもので、10分間ほど慣らしたらまともに見えるようになって一件落着。あっけないくらいにコンタクト生活を始める手はずが整ってしまった。いとことか友達がコンタクトを始めてから瞳がきれいに見えるようになったと感じていたからちょっと試してみたい気持ちはあれども、それだけで26000円は易々とは出せない。果たして適応できるのだろうか… |
| 2002年5月1日(木) 雪舟、そして栃東 |
| GW前の平日を狙って、上野公園へ雪舟展を観に出かけた。入館直前で人数制限開始にひっかかる不運を乗り越え、館内へ。500年前の幽玄を伝える絵画のガラス1枚こちら側には、身動きもままならぬ(しかも平均年齢のかなり高い)現世があった。その対比には目を見張るものがあった。 幼少時に修行先の寺で和尚に柱に縛られ、涙でネズミを足の指で描いたら本物になって動き出した、というお話で知られる雪舟。明への渡航あたりを境に、繊細優美な画法から大胆かつシンプルなものにがらりと変え、見るものの目を飽きさせない。太湖(長江下流部に点在する湖群の一つ)周辺の街と巨橋や、山へ海へと連なる「山水長巻」など、数10mに渡って巻物につづる気分はさぞ爽快だったのではないか。現代でも驚くようなスケールのこの巻物に、これまで500年の間でどのくらいの人々が驚愕し、感嘆し、思いを馳せたのだろうと想像するだけでおもしろい。垂直に走る墨線が印象的な「秋冬山水図・冬」は、長野オリンピックの広告にも使われ切手にもなったので、見ればわかる人も多いかもしれない。 この日、撮影厳禁のはずの博物館内でやたらとフラッシュが。何者?と思いきや、相撲取り2人と記者。恥ずかしいことに誰なのかわからず、周りのささやきにより栃東関と判明。翌日の毎日新聞に友達と2人、背景として人影だけ載るというお土産がついた。 |
| 2002年5月4日(土)〜6日(月) ゴールデン? |
| ちまたではゴールデンウィークなどと騒いでいるが、4連休イコール4連出勤。客商売の辛いところである。どうせバイトばっかりだったので、このあたりで最近出遭った曲をまとめておこうと思いついた。 この頃特に顕著な特徴は、歌詞をよく見るようになったことである。そして、スピッツ、ミスチルを含め90年代に流行った歌手への回帰が強い。これにはカラオケで聞いた曲を聴き返すことが影響しているのかも。スピッツ、ミスチル共にようやくCDRで全曲揃えたというのも、再び聴き返す原動力となった。そのなかで、例えばミスチルの『Q』に入っている「つよがり」「安らげる場所」や、スピッツ『オーロラになれなかった人のために』の「田舎の生活」、『フェイクファー』の「楓」などは、結構時間がたっているのに初めて存在に気づき、新鮮な感動を味わっている。どれもしんみりと柔らかく、もの悲しい雰囲気の曲というのが気にかかるトコロではある。まさか精神状況と関係が??それに対して、バイトの惣菜元メガネ氏の持ち歌であるTMN「Nights of the knife」は聴いていてなぜか懐かしく、中高時代を思い出す後向き傾向に拍車をかける。それでいて今を元気づけてくれる名曲。個人的友好校である北高で、文化祭テーマ曲に選ばれていたと聞いて愛着も倍増した。 “たまにはちょっと自信に満ちた声で 君の名を叫んでみんだ あせらなくていいさ 一歩づつ僕の傍においで” 「つよがり」 “何処からか愛しさが 胸に込み上げたなら セーターなど着てなくとも そっと温もる” 「安らげる場所」 “必ず届くと信じてた幻 言葉にまみれたネガの街は続く… あの日のたわごと銀の箱に詰めて さよなら さよなら ネガの街は続く さよなら さよなら いつの日にか君と またあえたらいいな” 「田舎の生活」 “忘れはしないよ 時が流れても いたずらなやりとりや 心のトゲさえも 君が笑えばもう 小さく丸くなっていたこと” 「楓」 “終わりのない夢 終わりのない情熱 これからもずっと走り続けるさ どんな過去さえも君と乗り越えてきた きっとニ人ならなにも怖くはない We are going to, We are going to, Make a Brand-new day” 「Nights of the knife」 お気に入りの歌詞を紹介して、せめてものGW記念にするとしよう。 |