詩の部屋

自己紹介で書いたように、私は詩を書くことが好きです。そこで、自己満足ではありますが、ここにかつて書いた詩のいくつかを公表させて戴きます。

封印

猫に ごみ箱を漁られるのが怖くて
要らない感情を捨てられない

*ちょい鬱状態のときに作った詩です。

なす術はあるのか

戦争に関するものは何でもある と武器屋が得意そうに言うので
深夜 彼の倉庫に忍び込んだ
が 暗くて電気のスイッチがどこにあるのかも判らない
仕方がないので 手探りで探し始めたが
私は それがどんな形をしているか 知らない
誰か 教えてくれないか
これがそうだと
私の手に それを掴ませてはくれないか

戦争を止めさせる武器は どこにあるのか

*この詩は湾岸戦争が勃発した年に作ったものです。

汀文字

僕は僕を分離しなければ良かった
息を吸うだけの僕
息を吐くだけの僕
君にいいところだけを見せようとして
僕は失敗した

君の記憶の中から消えていく
僕は手を差し伸べることさえできないでいる

*ご想像通り失恋したときに作ったものです。

望みを聞かれて

雪の中の春を抱いてみたいと思う



慰め

折れた傘
ひろげると 笑っているみたい
泣いてるともくんに 見せてあげようか



Time Trip

私は赤いランドセルを背負った
小学生になった

鰯雲を見つけたとたんの出来事



無題

バスに乗ってきたのは
お婆さん2人とお爺さん1人
お婆さん2人はすぐ座り
後ろに座っていた男の子が
お爺さんの視線を掴まえ切れず
浮かした腰を また落とす

涙の出そうな光景