■エディンバラの住み心地

Old College (University of Edinburgh)

 

概況

 エディンバラは、人口約50万人の都市です。市街地中心部が比較的まとまっており、国立図書館、駅、大規模な公園、商店、スーパーマーケット、デパート、学生寮等は、ほぼエディンバラ大学(ただしKings Buildingsの校舎以外)からの徒歩圏内に立地しています。そのため、日常生活に費やす時間が節約でき、留学生にとっては実質的な学習時間を確保しやすい利点は大きいと思います。

 日本人のサイズに合う洋服等、生活用品については、比較的入手が容易で、ロンドンは別格として、イギリス国内の中では比較的恵まれているほう(はず)です。日本食材については品数が限られあるいは高価ですが、鮮魚を含め生活を潤す程度には入手可能です。水道水の水質も日本に近くなじみやすいです。治安も良好に感じます。また、劇場が多く、歌劇、バレー、クラシック音楽等の古典芸術に触れる機会に恵まれています。物価は比較的高めであると言われています。

 日本人留学生数は比較的少なく思います。なお、他国からの留学生と比較して日本人留学生は女性比率が高いのが特徴の一つです。

 

気候

 モスクワと同緯度という想像しがたい立地なのですが、それほど厳寒ではありません(こちらをどうぞ。)。ただし夏も気温が上がりませんので夏カゼにご注意を。

 しかし、夏と冬の極端な日中時間差には悩まされるのではないかと思います(こちらをどうぞ。)。夏は、サマータイムも手伝って、本当に夜遅くまで明るいので驚かれると思います(例えば、夏至近くでは日の出4:30、日没22:00)。逆に、冬に入ると、一日一日と日が短くなっていき、冬至の頃は……起床がつらいです(例えば日の出8:45、日没15:45)。年が明けると、少しずつ日が長くなって……暗さに慣れきってしまって夕方の授業にうっかり遅れないように気を付けて下さいね。

※エディンバラの週間天気予報は、http://www.metoffice.gov.uk/weather/europe/uk/sescotland.html をどうぞ。ただし、エディンバラは天候の移り変わりが早く、一週間先の天気予報はあまり当たりません(毎日、予報が更新されていきます。)。

 

祝日

スコットランドの祝日はイングランドと異なりますので、注意して下さい。こちらをどうぞ。特に、4,5,9月のエディンバラの「local holiday」(スコットランドの他の都市では必ずしも休日とは限らないので、カレンダーには載っていません)には注目。

 


物価 (£1は約200円です。2003年2月現在。)

 まずは、大学の資料(International Office)を見て下さい。自炊をする学生の場合のミニマムの生活費は£148/週(=£600/月)ということですが……。
(注、2003/4年度の資料によると、生活費が£170/週に跳ね上がりました。おそらく、2002/3年度の実勢物価がこのレベルだったのでしょう。下記に示すように、£148/週の生活が道理で厳しく感じたわけです!今後も物価の上昇があり得ますので、資金は余裕を持って準備して下さいね。特に、不動産価格の高騰がフラットの家賃に跳ね返りそうです。)

検証:

その1:家賃

民間家賃はイギリスの中でもかなり高い方だそうです。したがって、留学にいらっしゃる方(独身の人)は、大学寮に入るか、数人でフラットをシェアして住むことになります。いずれにしても£300ぐらいあれば足りそうですね。

その2:食費・雑費等

家賃 £420.00
*食費(3食すべて自炊。晩酌の缶ビールの代金も少々含まれているはずです) £171.95
*カフェ(友人と) £  2.80
*書籍代 £ 32.73
*コピー代等書籍費以外の教育関係費 £ 30.60
医療費(歯科) £ 31.96
電話の固定料金、インターネット接続料(一人で住んでいますので、一人で払っています)、国内電話料金 £ 42.69
国際電話代(この月は電話をかけすぎました。£5のカードで100分話せる、ということは……) £ 40.00
切手・絵はがき・小包等その他通信費(ちなみに葉書は日本まで42pで届きます。) £ 29.76
*日常雑貨費 £ 17.60
*被服費(この月は少なめです。肌着の買い足しのみ) £ 11.00
*交通費(基本的にバスは要りません) £  0.00
*雑費 £ 32.83
光熱水費等(フラットをシェアしている場合は軽減されますね。) £ 50.93
*その他 £ 24.20
合計 £939.05
*印のみの合計 £323.71

結論

 私のパターン(£939.05)は、一人暮らしとしては極端な費目構成例かも知れません。しかし、「その1」と「その2」の「*」を加えてみて思うのですが、1ヶ月当たり£600で生活するというのは、少々節制気味な生活を意味しそうです。(ランチは手作りで、週末の観光は無料の美術館巡りやハイキングですね。副教材はなるべく購入せず、図書館へダッシュ!)。ランチを外食なさる場合、1食£3を加算して下さい。あっ、パブがお好きな方は、ビール1杯当たり£2.00、たばこをお吸いになる方は一箱当たり£4.50(!)を加えるのをお忘れなく。

補足

 結局のところ、個々の品目の高い・安いはあるにせよ、生活必需品を一種の「バスケット」と考えた場合の物価は、日本とあまり変わりません。大学の近くのTESCO(イギリスで最も大きなスーパーのチェーン)で買い物をして、ビニール袋2杯分でだいたい£10ぐらいです。毎日行くほどの暇もないし……、週に3回ほど買い物に出かけて、£120。そのほかに嗜好品が£50程度といったところでしょうか。

 とはいえ、もし心配でしたら具体的な品目の物価調査、入手可否調査(まずは「その2」を見て下さいね。)をして差し上げますので、ご一報下さい。ちなみに私は個人的にはシャープペンシルの芯、写真フィルム、乾電池、魚(そんなに鮮度は良くありません)、かつおぶし、公衆電話、ティッシュペーパーが異常に高いことに憤慨しております。安ワインはあまり品質が良くありません(日本の量販店で500円程度の価格帯の品質のものは£5程度です)。たばこの高税率を嘆く人は数知れずです。日本って実は物価の安い国なのでは?


物価(その2)

 上述の生活物価情報のアップデート版です。ただし、今回は、夫婦二人で住んでいますので、単身渡航の方にはあまり参考にならないかも知れません。

・計算期間:2003年10月20日から1ヶ月間
・電話代等、数ヶ月にわたってまとめ払いする経費については、一ヶ月当たりの額を配賦。
・明らかな娯楽経費等(自宅パーティーの開催経費、妻の自動車免許講習費、趣味の語学学校の月謝等)は不算入
・日本で加入した海外旅行保険代金は不算入
です。

費目 金額
 ( )は内数
コメント
食費 £241.43  
  うち自炊分
(£143.26) 
電子レンジで温めるだけの食材などをお買いになる場合はこれより跳ね上がります。
    外食分
(£98.27)
一回当たりの額は二人で£18.5のランチが最高額です。我が家はほとんど外食しません。お茶代程度とお考え下さい。多忙で、毎日ランチは外食、夕食は持ち帰り(take awayといいます)の惣菜をお考えの方はお気をつけ下さい。
住居費 £439.08 大学からの借上です。民間の住居はもう少し高い上に、細かな修繕費用などを要することもあります。
教育関係費 £91.37  
  うち書籍費
(£48.99)
学術関係書ってどうして高いのでしょう……。(1冊£25が目安)
  それ以外
(£42.38)  
コピー代が主な支出です。
医療費 £0  
通信費 £51.13 加入電話(BT)の月額料金、インターネット契約料、国際電話代を含みます。
交通費 £27.60  
交際費 £117.41 ビール・ウイスキーをがぶ飲みしなければこれほどは掛かりません。
日常雑貨費 £47.46  
  うち家具・家事用品費
(£8.97)
 
    被服費
(£0)
 
  それ以外
(£38.49)
 
その他 £130.05  
  うち光熱費
(£69.00)
 
  それ以外
(£61.05)
 
合計 £1,145.53  

その2へ進む(「その2」までしかありませんのでご安心を)


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