sym,synは共に

交響曲、シンクロナイズドスイミング、同情(シンパシー)に
共通するものとは何でしょうか?英語では
symphony、synchronized、sympathyで
いずれもsym,synで始まっています。
これらは「共に、同時に」を表わす接頭語です。
例えばシンクロは時を合わせるということで、
同時に音楽に合わせることからきている名称です。
このsynはギリシャ語に由来するものですが
聖書中の例でみてみましょう。

symphoneo,synphonesis

シンフォニーという語の由来で「調和する」「調和」を
それぞれ意味します。コリント第二6章15節の
「キリストとベリアルにどんな調和があるのでしょうか」
という部分で使われています。

syumpusukos

プシュケー(魂)にsymがついて「一つの魂」となります。
「一つの魂」として結びついていることが勧められています。
(Ph2:2)

synathleo

athleoは闘うという意味でアスレチックと関連して覚えると
よいでしょう。パウロは「良いたよりのため共に奮闘した」
ことについて述べています。(Ph1:27,4:3)

sympatheo,sympasko

英語の同情(シンパシー)の元になる語です。
前者の「同情する」という語は後者の「共に苦しむ」
という語から来ています。イエスは私たちの
「弱いところを思いやることのできる(sympatheo)」
大祭司として描写されています。(Heb4:15)
コリント人への手紙では私たちクリスチャンは
一つの肢体になぞらえられていますが、
「一つの肢体が苦しめばすべての肢体が共に苦しむ
(sympasko)」といわれているように苦しみを共にする
仲間であるべきことが示されています。(1Co12:26)

その他の例もたくさんあります。

synkoinoneo 共にあずかる(Re18:4)
synkairo 共に喜ぶ(1Co12:]26)
symmartureo 共に証しする(Ro2:15,8:16)
synagogee シナゴーグ(会堂)
synakouloutheo 共に従う
syndoulos 共なる奴隷
synergos 共なる働き人

 

       エフェソス人への手紙と一致

 エフェソス人への手紙ではよく”共に”とか”共同の”という表現が
出てきます。その多くは”共に”を意味するsynがついた合成語です。

2:5 共に生かし synzoopoieo
2:6 共によみがえらせ synegeiro
2:6 共に座らせて synkathizo
2:21 調和よく組み合わされ synarmologoumene
2:22 共に築き上げられ synoikodomeisthe
3:6 共同の相続人 synkleronoma
3:6 同じ体の成員 synsoma
3:6 共に約束にあずかる者 synmetocha
4:16 調和よく組み合わされ synarmologoumene
4:16 協働する synbibazo

 これらはパウロがいかにキリストや仲間のクリスチャンとの一致を
大切にしていたかをよく示すものとなっています。

その他のsyn

syngenees 親族(同じ生まれの者)
syndesmos 絆(Co3:14 bond)
syneideesis 良心(人類共通の知識)
syneesis 理解
synteleia 終結(teleo 完成させる、から来ているが、telos終わり、と区別
しなければならない。synteleiaは共に完成に至らせることで
あり、定まったクライマックスに向けて生じる出来事の数々
である。Vineの辞典を参照)