研究の背景・目的


 21世紀を迎え,情報技術の進展は更に加速し,多種多様化していく傾向にある.光通信網などをはじめとする情報通信基盤の構築が進む中で,われわれの取り扱う情報の形態もまた,文字や静止画にとどまらず,音声や動画など情報量の大きな形態へと拡張されている.これに伴い,日常的に取り扱われる情報量も飛躍的に増大している.また,携帯電話のような小型携帯通信端末やノートパソコンなどに見られるように,情報機器の小型化・多機能化・モバイル化,更にはウェアラブル化が進展している.  この高度情報化社会の中で,記憶装置も飛躍的に記録密度を向上させてきた.また,今後においても更なる小型化・軽量化や大容量化・記録密度の向上などが求められる傾向にある. 近い将来,このまま情報技術が発展すれば,莫大な情報量を超小型の携帯端末で処理する必要が出てくる.そうなると,腕時計サイズでテラビット級のメモリが必要になると考えられる.現在,記憶装置として実用されている方式としては,光記録・磁気記録・半導体記録などが挙げられるが,どのメモリもテラビット級ともなると,原理的な限界が見えてくる.しかし,この限界を打破する技術に関しても様々な研究が進められている.本研究では,このうち光記録技術に焦点を当て,光の回折限界を超えた空間分解能を期待できる近接場光を利用した超高密度記録を考える. (卒業論文より)


このページは GeoCitiesです 無料ホームページをどうぞ