

腹式呼吸について
1 あおむけに寝る。おなかの上に本を乗せ、それを上下させよう。
この時に、胸に息が入らないようにする。
夜寝ている時は誰でも腹式呼吸をしているものです。
2 起立。息を(ハーー)とゆっくり吐いていく。おなかとおへそをくっつけるイメージ
次に、へこんだ分だけ戻すイメージで息を吸います。
この時、おなかがパンパンに張るまで吸ってはいけません。
息をコントロール(強弱をつけて出したりする)できなくなるからです。
(アナウンス学校では、吸うことから覚えさせますが、これは間違いです)
水泳でも、ハッ!と吐いた勢いで吸いますよね。吐けば入るのです。
そして、発声するのに必要な息の量は、花の香りを嗅ぐ程度。あるいは
ストローひと吸い分でいいと言われています。
3 ハーとゆっくり息を吐くことができたら、次はこれを声にする練習「声たて」です
。 (ハー)アーーと、後半のアーーを声に変えます。
この時、のどが少し締まる感じがしますが、この感じを身体に覚えこませること
です。この時に声と一緒に息が漏れてしまわないこと(森進一さんのようにな
らないこと)。少しの息でもいいから、それを100%声にすることが大切です。
このアーーというのを「長音」と言い、私たちアナウンサーの最も基本的な
練習です。
4 アーーと声を出しながら、おなかを強く押してみると、声が「強く(大きく)」
なります。友達に押してもらってもいいでしょう。
手を離しても(腹筋の動きだけで)これができるようになったらOKです。
つまり、腹式呼吸とは「息を吸うこと」ではなくて、「腹筋を使って息(声)をコント
ロールすること」なのです。残念ながら「肩を上下する胸式呼吸」では、生理的
に、このコントロールができないのです。
5 この声「アーー」が、唇を使うと「マーー」という「マ行」に。同じく舌を使うと
ラ行になるわけです。つまり「声」が、「音」になるわけです。
これが「滑舌(かつぜつ)練習」というものです(赤巻紙青巻紙黄巻紙など)。
次回は、「アナウンスメントの効率的な勉強法について」アドバイスします。