vol.1 受験地獄1 2003年2月27日 産経新聞より |
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| 記事をテキストでも紹介いたします。 |
受験地獄1孤独に打ち勝つ勇気と自身を受験シーズンに休みはない。来年に向けた受験がスタートした。これから1年、大学受験生を抱えた家庭は、戦いの日々を迎える。
弊害を指摘する声も聞かれますが、世の中はいまだに学歴偏重杜会。出身大学によって、人生が左右されるとの思い込みを持っている人もいます。だから、有名大学に受験生が殺到するわけです。 競争に勝ち抜くために、多くの家庭で兄弟姉妹までが受験生に協力する臨戦態勢が敷かれます。それが時として不幸をもたらすことになります。家族の期待に重圧を感じてドロップアウト、非行に走ったり、自ら尊い命を落とすなど、「受験地獄」という言葉がマスコミをにぎわすことにもなりました。 本当に受験は、ネガティブなものでしょうか。 私は天台宗や禅の研究をはじめ海外での企業経営や文化活動、さらには能、オペラ、美術などの芸術活動を幅広くしていますが、原点は大学受験予傭校の校長です。若者の教育活動から始まったのです。二十七年前、大学を出て間もない私は、日本人の生き方として、国家神道ではない素朴な神道や禅の精神が、困難を明るく乗り越え、宗教教義にとらわれることなく、自由闊達で伸びやかなる哲学であることを知りました。 この哲学に基づき、ビジネス化された予備校界に、良心的で真心がこもり、明るさと元気が出る古き学舎(まなびや)精神の「みすず学苑」を設立したのです。無論、一切の宗教活動などはありません。あれば、三十年近くも存続するはずがありません。 私も受験では、本当に苦労しましたので、受験生の気持ちが痛いように解るのです。 数え切れないほどの受験生と接しながら、教育や受験のあり方について、思いをめぐらしました。その繕果、「受験地獄」という言葉は、虚妄の産物と考えるようになった。 教え子にも過酷な受験競争に疲れ果てる子はいました。でも、多くは、受験を自らの可能牲を生かす好機ととらえ、果敢に競争に挑んでいました。私をはじめスタッフはそのように励まし、生徒も応えてくれました。 難関校に続々と合格し、生徒や私たちの喜びは無上のものとなったのです。卒業後も訪ねて来る多くの生徒は、今も「あの受験を通して自分は生まれ変わった。孤独に打ち勝つ勇気や自信が持てるようになった。目標を持つことや努力の大切さを知ったといいます。このことは、教え子に共通するものでした。 私はそれこそが、本来のあり方だと思うのです。
みすず学苑 半田晴久 |
『みすず学苑』学苑長半田晴久先生が、産経新聞に連載している記事を紹介するにあたって。こんにちは皆さん、僕の名前は、宮本厚(みやもとあつし:仮名)という者で、みすず学苑の卒業生です。 現在早稲田大学に通っていまして、もうすでに2回生なのですが、今でもたまに、みすず学苑時代のことを思い出します。入苑当初の偏差値は55そこそこで、とても現在の早稲田大学に入ることはできなかったと思います。 ですが、みすず学園では、熱い講師の皆様が、生徒が理解できるまで、何度も何度も熱心に、学びの情熱を注いでくれ、僕も成績がグングン伸びていったことを良く覚えています。また、勉学への姿勢、本来の勉学、または、大いなる人生観など、本当に多くのことを体得させて頂いたと思います。 こう言うと負け惜しみと捉えられるかも知れませんが、みすず学苑で学んだことを考えると、現役時代、大学に全て滑ったことが逆に良かったような気がします。 みすず学苑を卒業して、すでに2年が経ちましたが、ある日、大学の図書館で産経新聞を見ていましたら、なんとびっくり!『みすず学苑』学苑長半田晴久先生の記事が、連載されているではありませんか。 学苑長と話す機会は2回ほどありましたが、気さくな方で、温かみのある、何とも言えない魅力のある方だったというのは覚えております。また大変歌が好きな方で、学苑で(オペラ)『オーソレミーヨ』を、皆の前で披露されていたこともあったかと思います。 これら、みすず学苑と半田晴久学苑長に恩返しをしようと思いまして、毎週木曜日の産経新聞に連絡されている記事を、僕の感想とともに、連載が続く限り、皆様に紹介していこうと思います。僕の友人にも感想を書いて頂くかも知れません。 よろしくお願いします。 |
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