『みすず学苑』
学苑長半田晴久先生が産経新聞に連載(毎週木曜日)している記事を紹介いたします。

vol.4 受験校選択1 2003年3月20日 産経新聞

 
記事をテキストでも紹介いたします。

受験校選択1

優れた先生、先輩に恵まれて生長する

 

 「受験勉強をはじめる時期は、いつが一番よいのか」。このような質間をよく受けます。

 個人差もあって難しいが発達心理学では、小学三、四年生になると、抽象概念が芽生えます。学校ではこの時期に、分数や割り算を習うことになっています。

 この“時期”に子供の学習意欲を左右しかねない、ちょっとした間題があるのです。同じ学校でも早生まれは「年齢(最大一歳違い)による差」が出る場合があるのです。そのことが、分数と割り算を習う時期と重なり算数嫌いになる児童がかなり多いのです。受験に限らず、この時期から親がしっかり勉強を見てあげる必要があります。仕事の関係などで無理な場合は、塾や家庭教師、兄姉に託して指導し、算数嫌いにさせないことが肝心です。

 中学生では英語です。一年の後期から急に英文法が難しくなるので、同じように多数の生徒が英語嫌いになる時期なので要注意です。勉強の状況をしっかり把握して、英語嫌いにさせないことです。算数と英語が嫌いでなければ、高校受験、大学受験における成功の可能性は、大きく広がるものです。

 ところで、名門と呼ばれる学校は、大半が、私がいう「よい学校」の条件を満たしています。では、よい学校の条件とは何なのでしょうか。

 これは微妙な間題で、さまざまな答えが返ってくることでしょう。しかし、私の答えは決まっています。

 それは優れた先生、優れた先輩、優れた同級生がそろっている学校です。先生に恵まれると、子供たちは自然とやる気になり、自発的に勉強に向かっていきます。そして、優れた先輩や友達と互いに切磋琢磨することで、どんどん高いレベルで成長していくのです。名門と呼ばれる学校には、そうした条件がそろっているのです。

 もし、孟子の母親が生きていれば、きっとこういう学校に入学させたはず、と思います。

 といって、公立校が劣るとか、進学がすべてとか言っているのではありません。

 本人の意思や親の経済的な理由で、理想通りにはいかないケースだってあります。公立校に進学した子供や、高校や大学にも行けなかった子供が、社会に出てバリバリ活躍し、大成功を収めているケースがたくさんあるのですから。

 

みすず学苑 半田晴久
2003年3月20日 産経新聞

 

 

また、また今回も私Kが感想を書きます。ありがとう宮本君

感想

 半田晴久学苑長の記事を読んだとき、自分の経験もあいまって「まったくその通りだ」と感心してしまいました。「進学校」というものに初めて入学したときの感動はこれだったのか、といま改めて考えています。優れた先生、優れた先輩、優れた同級生がそろっていて、誰も足をひっぱるようなマネはしない。なんでも良い面はお互いに伸ばしていこうという風潮が満ち溢れている。そういう自由な空気が満ち満ちていたのです。

 2年前、私はみすず学苑を卒業し、晴れて大学に進学しました。ただ、灘高校やラサール高校などを卒業した子が多いのが特徴です。総じて彼らに言えるのは、「みんな積極的だ」ということです。たとえば普通の学校では、「あいつ勉強してるぜ!やだね」なんて足のひっぱりあいがあるものですが、彼らは「は?勉強しないの?マズイんじゃない?」という感じで、他人の努力にもチャチャを入れません。こうした雰囲気は、本当に気持ちのいいものです。お互いに切磋琢磨しあえる環境。これこそ理想の環境ではないでしょうか。「逆差別」という言葉がありますが、受験生のみなさんにはこんなものに負けずに、積極果敢に努力してほしいと思います。また、他人の努力を疎外することのないような人間になってもらいたいものです。みすず学苑とは、そうした意味で、本当に素晴らしい予備校でした。優れた先生、優れたチューター、優れた同級生に囲まれてすごした日々は、本当に快適なものでした。「受験の名門」という言葉は、まさにみすず学苑にこそふさわしいと思っています。

 
 

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