| 寮 |
| (以下は大学院準備コースに通っていたときに書いた駄文です(2002年10月末)。現在は状況も確実に変わっています。あまりないとは思いますが、参考にされる場合は十分に留意してくださいね。) 僕の通っている大学には2つのメインの学生寮があります。これらは大学専用のもので基本的にうちのの学生以外は住んでいません。一つは大学院生専用、もう一つは学部生大学院生兼用です。僕のコースは「大学院準備コース」という宙ぶらりんなコースで、両方に申し込むことができます。コースへの出願自体がとっても遅かったので寮には入れず他の滞在方法を探してたのですが、運良く第一希望だったこの大学院生用の寮に入ることができました。ラッキーだったとしか言いようがありません。 さてロケーションですが、ZONE1(行ったことがある方なら分かると思いますが、ロンドンは中心からZONE1から始まりZONE6までと円状に分けられています。)の一番北東、ドラッグ・エリアのキングス・クロスです(ドラッグ・エリアに住んでるだけで、別にやっている訳ではないので悪しからず)。真昼間からディーラーを見かけることもあるし、家でやってればいいものの、何を勘違いしたのか街に繰り出して来ちゃったヤってる人なんかに声をかけられたりすることがあります。まあ後者は稀ですが…。また生活保護者区であることも手伝ってか、エスニック・マイノリティーの集まるエスニック・エリアになっています。 そんな地域にある僕の寮。中身はどんなもんでしょう? まずは気になる設備です。 キッチンこそ5人で共同ではありますが、各部屋にシャワー・トイレ付き。机、ベッド、本棚、タンスと、直ぐにでも生活を始めることができます(但しベッドがあっても布団がない!今のイギリスだったら確実に凍死しますね)。しかもインターネットは24時間使い放題!何時間やってもタダ、タダ、タダ!なんて素晴らしい!ありがとうございます。電話もあるし、当然内線はかけ放題(友達が結構ここに住んでいるので便利ですよ。)、テレビも買えば見られるようにはなっている。広さもまあ8畳ぐらいでしょうか。友達なんかに言わせれば「せま〜い。」らしいですが、元々隅っこが好きな僕。ちっとも気になりません。むしろ広すぎるぐらい。部屋からもそれなりにロンドンの景色が見られます。ただ僕の部屋に限ってシャワーの具合が悪く、るんるん♪と浴びていると突然温度調節のハンドルがMAXまで移動するというなんとも訳の分からない機能がプラスされていて、時に火傷を負いそうになっています。シャワーが凶器と化す訳ですね。 まあそんなこともありますが僕としてはホント満足しています。必要なものは大概揃ってますしね。逆に日本で大学生が一人暮らしを始めるとなると大変です。あれやこれやと買わなくちゃいけませんよね。僕が大学で一人暮らしを始めるときもそうでした。やれベッドだ、テレビだ、ビデオだ、冷蔵庫だ、電子レンジだ。新生活シーズンの経済効果は大変なものなんでしょうね。そりゃイギリスの学生だって色々買いますよ。僕だってテレビ買いましたしね。でも中古です。15ポンドで寮の中国人から買いました。何年ものでしょう?とにかく古い。きっとその中国人も誰かから買ったんでしょうね。イギリスの大学には色んなところに掲示板があって、“テレビ売ります。”、“フラット・メイト募集。”なんかの宣伝がされてます。特に電化製品のリサイクル度は高いですね。こうやって沢山の人が中古を使っていくので、新生活シーズンの経済効果は日本に比べてはるかに低いでしょう。 余談でした。 さっきキッチンは共同って言いましたよね。そうです。4人から5人でキッチンを共有することになっています。僕のフラットには、イギリス人の今風の女の子、インド人の女の子二人、何故か日本語ペラペラのアメリカ人の男の子がいます。僕以外の人はネイティヴで、バーっと話されると「???」という感じですが、そんなにしゃべれないのが分かっているので何度も何度も繰り返してくれます。いい人達。設備はこちらも整っていて、コンロ、流し、冷蔵庫、冷凍庫が各二台ずつ。そしてテーブルと人数分のイスがあります。けど電子レンジがなかったのでみんなでお金を出し合って買いました。とっても便利です。たまに持ち寄ってパーティーごときものをすることもあるんですよ。色んな国の集まりなので多国籍なものになります。でも僕を含めてみんなあんまり料理が得意ではないようで、無国籍なものと言った方が良いかもしれません。それでもそれなりに各国特有のものになっています。インドの女の子二人は何を作ってもカレーみたいだし、僕は僕で醤油味。アメリカ人の彼は所謂ジャンク・フードってやつです。でもコレが共同生活の醍醐味ってやつですね。もちろんみんなで共有してるので汚くしたり、「テレビ見てから洗い物しよう。」なんてことは御法度ですがね…。 そうだ。これを忘れてはいけませんでした。この近代的寮。一つ欠点があります。それはおよそ週に一度の避難訓練です。どういうことかと言いますと、各部屋、キッチン、廊下に火災報知器がセットされています。それが超敏感なんです。例えば部屋でタバコを吸えば直ぐなるし、シャワー室のドアを開けたままシャワーを浴びると湯気と煙を間違えて部屋のアラームがなるしという具合なんです。僕ここに入っておよそ一ヶ月なんですが、もう4回誤報がありました。多くは夜中です。その度に外に出なくてはなりません。でもだんだんみんな慣れてきて外に出なくなってきてるんです。僕は一応出ますけどね。これは本当の有事ってときに大変なことになるぞって思いますね。 まあこんな感じで結構快適ライフを送らせてもらっています。あっそうそう。ロンドンの中心と言えば中心であるキングス・クロスにコレだけの設備が整っ て一体いくらでしょう?答えは一週間85ポンド。今のレートでおよそ1万6000円ぐらいでしょうか。確かにちょっと高いですが、居住費の高いロンドン(しかもZONE1)でコレっていうのはまずまずと言えるでしょう。学校にも歩いて行けるので交通費もかかりませんし。前に2ヶ月半ホームステイをしていたんですけど、それに比べて色々な面で良いと言えるでしょう。 (だ、駄文だわいのう…) |