まず、何はなくとも『官報』に載った受験要項を見ることから始まります。医師国試の告示は毎年夏になります。『官報』を見ると言っても別に図書館(普通の大学図書館にはある)に行く必要はなく僕の大学ではコピーを教務が配りましたし、『Kokutai』(とっても高い(2500円/月)試験対策雑誌。もし5年から取り始めていたら「特派員」に応募しよう。選ばれれば1年、タダで読めるらしい。)や『Informa』(タダで貰える試験対策雑誌)、『Junior』(『日本醫亊新報』の学生番。薄くて安い。)にも載ります。参考までに厚生労働省のウェブサイトにあった第96回のやつを持ってきました。
さて、年末か年明けにそうやって教務が配った「受験願書」に記入して15300円の収入印紙を買って(当たり前ですがチケット屋で買うと若干(2%ぐらい)安くなります。僕の受けた年は収入印紙が偽造対策で新タイプに変わった頃で、運がいいと旧タイプが5〜10%引きで買えました。)、写真を写真台紙に貼り(数枚複写になっていて一番後ろが下にある受験票になっている。)、期日内(第96回は平成14年1月17日(木曜日)から同年2月1日(金曜日)まで)に提出します。僕の大学の場合は提出の窓口が近いため各自で提出に行きました。
なお、念のために願書に押したのと同じ判子を持っていくことをお薦めします。そうすれば願書に間違いがあったときに訂正できるからです。僕の場合、「本籍地」を書く欄に、わざわざ運転免許証を見ながら最後まで書いたのですが、実際は都道府県名だけ書けばよいため、それを受付で指摘され、二重線と判子で消す必要がありました。
ちなみにここで重要なのは受験番号が提出順ということです。だから特に地方の場合、受付開始日の朝8:30に行って並んで待てば晴れて「受験番号00001」を得ることが出来る、はずです。(東京みたいに受験生が多いところは知りません。)別にだから何?と言われても困りますが、受験地が北海道の場合、資料「別紙」にあるように受験場が受験番号の若い順だったので低い方が楽とか一番下の階は教室が一つしかないため便所が混みにくい、という程度のメリットはありました。
そして受験の前の週、願書を提出した場所に判子と身分証(学生証でよい)受験票を取りに行きます。実際、この日まで受験会場がどこか、集合時間が何時か分かりません。そしてこの日に資料を貰っても、受験の時間割は当日、その試験が始まるまで公開されることはありませんでした。ちなみに第96回は第95回とテストの順番が変わったのですが、ある予備校では、この時に貰った資料「留意事項」にあった解散予定時刻からその変更を指摘していたそうです。そこまで読め、というのは普通の受験生には無理でしょう。
では、この受験票受領の時に貰った書類3つ(受験票とA4片面「留意事項」と同じくA4片面の「別紙」)のを下に載せておきます。
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さて、北海道で浪人生活を送った人は、札予備のことは知ってるのでしょうが、僕は内地の人間なので、前日に下見に行きました。「留意事項」に「試験会場内の下見を禁止する」とあるので小心者の僕は建物を確認しただけで帰ってきました。下の写真が会場となった建物の写真です。
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| 北海道の受験会場となった札予備 |
さて、それよりなにより試験の間の最大の問題が椅子の悪さでした。下の写真が終了後数日して撮りにいった受験会場となった教室で、本当ならその椅子の具合の悪さを示すために写真を撮らなければ説得力に欠けるんですが、これも小心者のなせる技で開いている教室に入っていって撮ることが出来ませんでした。(だからこんな逆光の写真しかない)
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| 受験室の一つ |
今回、受験して一番の失敗は終了前にウェブを見てしまったことです。受験期間中は頭が変になります。だから普段は間違えないようなアホな間違いをしでかします。僕は禁忌を踏んでしまったのですが、終了直後、本人には全然気が付かないものです。2日目の必修の臨床を「まあ、少しは中休みを入れよう」と途中退出し、「久々に、息抜きにはいいだろう」とウェブの某巨大掲示板を見たその瞬間、「MRI」の文字が脳裡をかすめたその刹那、すべての力が失われました。さらに悪いことに「SSSS」の文字を見て絶望のどん底にたたき込まれました。
禁忌自体の持つ破壊力もさることながら、それにずっとまえから勉強してきた人には誤差の範囲なのでしょうが、僕の場合「最低限の勉強でクリアー」を目指していたので直前の勉強に手が付かない=数パーセントの点数減、となります。そんなんで2日目終了後は全く勉強できず3日目を迎えることになりました。
まあ、実力にも依りますが最後の詰めは肝腎です。また勉強すればするほど、「あれは禁忌だったんじゃないか」という疑念は高まって行くでしょう。国試が第95・96回と90%の合格率となり、禁忌問題の持つ破壊力を考えると、ウェブは見ないに限ります。