試験を受けて考えたこと-----禁忌肢について
さて先程の章でも少し触れましたが、今回、禁忌肢を選んでしまい「もうダメだ」と思いながら発表までの日々を過ごしました。今まで、Page1の表にもあるようにテコムの模試を4回受けて禁忌肢選択ゼロ。MAC1回もゼロでやって来たのに、なんともマヌケなのですが、意までも鮮明に憶えている禁忌肢選択までの思考過程を公開することで、皆様の少しでもお役に立てればと思っております。
なお、模試での禁忌肢選択ですが、なぜかMECでは第1回1つ、第2回はなんと4つ(MEC名物の複数選択肢でも禁忌を選んだので本当は5つ)も選んでしまいました。MECは画像も汚く、問題を解いてて何故かムカついてくる違和感バリバリの模試だったので、「ふんっ。問題が悪いんだ。」と嘯いてましたが、まあ、謙虚さが足りないということでしょう。
そう、謙虚さが足りない。それが今回禁忌肢を選んでしまった一番の原因だと思います。明らかな禁忌肢だったのがMRIに関する問題。もう一つ、これは結果的に禁忌肢ではなかったのですが、SSSSの子供に対する治療を問う問題です。
MRIの問題は必修の臨床問題でした「ペースメーカーのおばあちゃんが片麻痺で運ばれてきました」という問題にさっくりMRIを選んでしまいました。初日の「眼内異物に何を使うか」っていう問題にMRIは選んじゃダメだよね〜、とつぶやきながら解いてたのに、なんともすんごくマヌケです。まあ、これだけ聞くと「ただのバカなんじゃねーの」って感じでしょうが、問題が禁忌肢界の名作だと思います。まあ、詳しくは復元問題集を見て欲しいのですが、頭痛(-)とか、それでいて発症から1日も経ってない(CTじゃあ病変が出ないかも知れない)とか、「こうそくですよ〜、こうそく。こうそくなんだからね〜。」と囁き続ける問題文。だから僕は「うーん、梗塞かぁ。あれ、ペースメーカーを付けてて、なにか脳梗塞を起こす病気(心疾患)ってあったっけなぁ? まあ、いいや梗塞だしMRI。」とおばあさんを磁気地獄に送ってしまったのでした。
僕の学年は模試の成績なんかを見ても、全国的に優秀な奴が揃っていたと思うんですが、110人中知ってるだけで6人、これを踏みました。それも僕以外、ほとんどがすごく優秀な奴なんです。なんか前にも全部9割正解して禁忌肢2つ踏んで落ちた奴がいるそうですが、そういうこともあるのかなと感じざるを得ませんでした。まあ、常識的に考えたらそれだけ正解してて禁忌肢を2つ踏むのはなにか危険な感じが漂いますが。
そしてもう一問。これは必修じゃあないんですが、口の周りから皮膚がズル剥けになった赤ん坊の問題です。もうこれだけでSSSS(ブドウ球菌性熱傷性皮膚症候群)と想像がつくでしょうが、問題ではWBCが下がってて、「近医で塗り薬を処方されていたが
改善無し」とあったので「ははーん、ステロイド塗っててもダメだったんだな。じゃあ、レベルア〜ップ!!!」と夏頃の調子に乗った研修医のように考えてしまい、選択肢にあった「免疫抑制剤静注」を選んでしまいました。しかしガキの免疫抑制剤って骨髄殺すときぐらいしか使わないそうです。
まあ、後の方には「ステロイド投与」っていう選択肢もあったので禁忌じゃないだろうなあ、とすがるような思いではいましたが、世間一般の考え方からすれば、こうやって確信を持って2人殺したので、「おまえには医師免許などやらん」と言われてもしょうがないと考えて、まあ必死に合理化してました。
また僕への慰めとして、必修以外に禁忌はない、という人もいましたが、少数ですが必修以外にも禁忌問題がある、というのが情報収集した結果です。かなりテコムの模試の形がその採点方法も本物に近いはずです。
なんとか3日目も行き、塗り絵して帰ってきましたが、その日、死んだような顔をしていたそうです。禁忌肢に怖がりすぎるのも問題ですが、僕の引っかかりかたを見ても、調子に乗った奴を見事に捕まえる名問もあります。どうか慢心せぬよう御用心下さい。
Back to the index page.
policlin@geocities.co.jp
This page was created on 05/11/02