Volcanoの武器遍歴


ドワーフの剣…ドワーフ族には特殊な鉄鋼石をためこむ習性があり、それを材料にして彼等が作る剣、それがドワーフの剣である。この剣は、へたな鉄製の剣よりは硬度、鋭さともに優れており、駆け出しの冒険者が手にすると一気に戦闘が楽になる。私は、たまたま渓谷を訪れていたインディという上級の戦士から言い値でよいということで破格の値段で入手することができた。その戦士とは後にグルーディン北部の森でクランハント中に再開を果たすことになる。

シルバーソード…戦士を目指す者が外部世界との接触を絶ってひたすら初期の修練を積む場所、それが隠された渓谷である。私もそこで一通りの修行を終えようとしていたころのことである。ようやく1対1ならば不安なく倒せるようになってきたオーク族の戦士といつものように戦っていると、あるオーク戦士が銀製の剣を隠し持っていた。武器に関する知識がまだ皆無に等しかった私は、街に帰って通りすがりの戦士に尋ねてみたところ、この剣を渓谷で拾うのは大変幸運なことであるらしい。今考えると、おそらくそれは不覚にもオーク戦士と戦って破れた名を知るべくもない冒険者の遺品であったのであろう。私はその遺志を継ぎ、銀剣を片手に渓谷を旅立った…

グラディウス…渓谷での修練を終え、更なる大地を目指して旅立った私はシルバーナイトタウンを拠点にアデン大陸の各地の町を訪れた。その中でもケント城下町ではそれまでの街では手に入れられない珍しい武器が売られていた。小型の敵に特に大きな効果を発揮することのできる、短剣とも言える幾分小型の剣グラディウスに目を引かれ、購入。その後シルバーナイトタウンに戻りランナハルトと出会い、この剣一本を片手に砂漠越え、話せる島探索を果たす。その後、渓谷を出た新メンバー龍司7に譲り、今では彼により大事に保管されている。

バーサーカーアックス…猟犬を連れた狩りをするようになり、犬の管理をする組織のあるウッドベックとシルバーナイトタウンを行き来する回数も増えてきた。ちょうどその頃、古代の狂戦士が己の動きを早めるために用いた大型の魔法の両手斧の存在を知る。偶然にもシルバーナイトタウンで旅の戦士から購入することができ、以後、長距離の移動時や、猟犬に任せた砂漠でのリザードマン狩りの際に愛用することとなった。

ハンターボウ…元来弓の修行も嫌いではなかったため、時折剣にかわって渓谷で作られた木製の弓を用いていたが、それも長く使ううちに古くなり、そろそろ新しい弓を欲しいなと思っていた。一般に、戦闘に用いられる弓にはクロスボウという弓があり、機械仕掛けにより普通の弓よりはるかに大きなダメージを与えることができる。また、照準装置と弦に精巧な工夫を施したハンターボウという弓があり、これは動く目標に正確な狙いを定めることができ、狩猟に特化した弓といえる。エルフ族は持ち前の器用さで弓を正確に放つことができるというが、私は特に彼等ほどの器用さは持ち合わせていないので、命中精度の高いハンターボウを使うことにし、安価で購入。遠方の敵を不意打ちする際に便利であり、現在まで剣と併用している。

レッドナイトソード…話せる島には、かつて高名な戦士として名を轟かせたグンター卿が隠遁している。彼は、実力のある人間には試練を受ける資格を与え、その試練を乗り越えることで、初めて一人前の君主や騎士として認められる。渓谷を旅立ってどのくらいの時間が流れたであろう…、私はいつのまにか総長のランナハルトと時を同じくして試練の資格を与えられる実力に達していた。すでに総長を慕うクラン員の数は多く、総長はたやすく試練を終えることができた。次は私の番である。島の北東部に棲息する大蜘蛛シェロブを自分一人で倒してくるというものであった。それまで仲間の協力のもとに退治した経験はあったが、単身で倒すのははじめてである。恐怖と不安を抑え出発しようとする私に、皆は付き添ってくれた。くまちゃんは持ち合わせの生命力回復の水薬をありったけ私に託してくれた。長く探索を続ける必要もなく試練は襲いかかってきた。巨体に似合わず素早い攻撃を仕掛けてくるシェロブを、私は愛刀グラディウスで何度切り刻んだかは覚えてない。しかし、皆の思いを背負った私にとって大蜘蛛は敵ではなかった。グンター卿に報告に帰ると、「これでお前も一人前のナイトだ。これからは自分が仕える良き君主を見つけ、さらに己を磨くように。」とのお言葉とともに赤き騎士の剣を授けてくれた。しかし、その言葉を待たずして私の心は決まっていた。私が生涯仕える君主はたった一人しかいない。そう、私の目の前にいるタクシス・ランナハルトのみ…

カタナ…駆け出しの剣士なら誰もがあこがれるという東洋の武器、カタナ。もちろん私とて例外ではなかった。が、非常に高度で特殊な技術を磨いた一握りの職人にしか作ることが出来ないこの剣は、高い値段で取引されており、骨製の防具一式をそろえるのとほぼ同様の値段であった。しかし、この頃にはクランのメンバーとウェアウルフやシェロブといった森に住むモンスターを狩りに出かける機会も多く、お金をためてついに念願の購入を果たす。クランメンバーの中で比較的早く入手することが出来たと記憶している。その後、レイピアを手にするまでは私の主力武器=騎士の命として愛用した。

シルバーロングソード…グルーディンを拠点にクランでの狩りを盛んに行うようになると、街の北部にある荒地=通称墓場へ足を運ぶようになるのは当然の流れであった。ここにはスケルトン、スパルトイといったアンデッドモンスターが多く出没する。私は渓谷を旅立つ直前にオーク族の戦士から手に入れたシルバーソードを片手に骨戦士たちに立ち向かっていた。銀製の武器は負の力で存在するモンスター達に絶大な威力を発揮するからである。その頃、シルバーナイトタウン南の海岸沿いに大きな洞穴が口を開いているという噂を耳にする。他のクランの戦士達と探索に向かうと、そこには墓場以上のアンデッドモンスターがうごめいていた。当時、よき君主となるべくして大陸のさまざまな人達と交流を深めたり世界に散らばる武具や怪物に関する多くの知識を集めていた我がクランの総長ランナハルトの提言により、大都市ギランに赴いて購入したのが、シルバーロングソードである。これはシルバーソードを大型にした銀製の長剣であり、これにより満月の夜にうまれるといわれるライカンスロープとさえ互角に戦えるようになった。

エルブンスピア…カタナとシルバーロングソードを手にし、おおよその敵は相手に出来るようになったが、世界にはまだ見たことのない数多くの武器が存在する。カタナを片手に激戦をくぐりぬけ、ようやくその戦い方にも熟練してきた頃に、私は新しい武器の話を聞いた。エルフ族の者は、守護者の力を借りて貴重な武具を生産することができるという。なかでも、パンと言う生物の角にミスリル銀を鍍金して作られるエルフ族の槍は、威力こそカタナやシルバーロングソードに劣るものの、アンデッドに対してはミスリル銀の聖なる力が威力を発揮する。そしてなによりも、長尺の槍は隣接する者の影を越して一歩先の敵を攻撃することができるため、洞窟などの狭い通路では大変便利である。またエルフ族の武具は大変軽いため片手で扱うことができ、他の槍と異なり盾と併用可能であるのも大きな特徴である。総帥側近として最近入団したあんじゅは数々のエルフ族武具の生産法を心得ている。私は無理を承知で彼女にこの槍の生産を依頼してみたところ、快く引き受けてくれ、その翌日にはすでに私の手元にあった。この槍は通常の冒険に十分有用であるのみでなく、ミスリル原石の採れるエルフ村近郊の洞窟では大変効率良く原石を収集できるということも追記しておきたい。

生命力のエルブンソード…このときすでにクラン員の中で手にしている者もいたが、エルフが成人を迎える時に母なる木から授けられる聖器の中に、生命力を高める魔法の短剣がある。実は私は強靭な肉体とダメージに対する耐久力が特長である。将来的には、クランの皆の盾として前線に立ち、全ての攻撃を受けなおも耐えて立ちつづけることができる、そんなナイトになりたいと思っている。幾分遅い入手ではあるが、そのようなナイトとなるために私にとってこの剣は必須であった。この剣は皆の間で流用するのも有効であると聞くので、必要なクラン員がいたら是非私に一言いっていただきたい。

レイピア…エルフ族は貴重な武具を生産できる事は先にも述べた。洞窟で採掘されたミスリルの原石を元に、長い時間と大きな労力を裂いて作る伝説の金属それが、オリハルコン。洞窟に棲息する特殊な消化液を持つブロッブの助けを借りてそれを刀身状にし、焔の光を放つ宝石をはめ込んで完成するのがこのレイピアである。邪なる者を打ち砕くオリハルコンでできているためにアンデッドに対しては地上最強の剣であるが、それだけでなくその細い刀身は急所を正確に貫くことが出来るため、小型の怪物ならびに対人戦において絶大な威力を誇る。柄先にはめ込まれた宝石の輝きは一流の騎士の称号でさえある。私はかねてからこの華麗で最強の剣を欲しいと思っていた。クランハントで砂漠にバジリスクを倒しに行ったその日、あまりにも突然に私はその願いをかなえられることになった。白天にはエルフ族の兄妹であるリュウとあんじゅが担う工房ドラコアプリコーゼがある。私達クラン員が集めた材料はそこへ預けられ、クラン員に必要な武装を生産してくれる。その工房の存在は周知の事実であったが、実は私のまったく知らない間に、ランナハルトとQ3がひそかに集めた大量の原石で私のレイピアを作っていてくれたのである。そのできたてのレイピアをリュウから渡されたときの私の喜びはあまりにも大きすぎて伝えきれない!今後一生私はこの剣と共に戦いぬいていくであろう。そして白天騎士団に更なる尽力を果たそうとこの剣に誓った。

ダマスカス剣…グルーディン北部の川を越えた先にある、移住民によって開拓された村=火田村。その周囲の森には、オークの変種からなるいくつかの部族が存在し、森の北にはアテゥバ族の治める要塞が存在する。この要塞と火田村との間には広野が広がり、戦場ヶ原とも呼ばれるこの場所には周囲の森からオーク部族の戦士達がさまよってくる。中でも最も戦闘力の高いネルガ族は、大きな槍を振りかざして襲ってくることが有名で、初心の冒険者は太刀打ちするすべもなく瞬殺されてしまう。私はこの頃、火田村でオーク部族の被害に困っているライラの訴えを受けて、オークの退治を続けていた。オーク部族の戦士達は人間には好戦的で、時には複数の部族の戦士に囲まれ集中攻撃を受けることすらある。ある日、ネルガ族の一団と交戦し、迅速兜の魔力の助けも借りつつかろうじて彼等を殲滅した。戦闘後、いつもの様にオーク達の死体から売れそうな武装を回収していると、そのうちの1匹が以前見たことのある形の剣を腰に携えているのに気づいた。そう、それこそがEIJIが愛用しているのと同じダマスカスソードである。特殊な製法で磨きあげられたこの剣は、どんなに硬い敵をたたいても刃こぼれひとつおこさないという。私は来るべき戦いに備えて、この剣を売らずに武器庫にストックした。