グローバル化時代に求められる高等教育の在り方について(答申)
LZ06 桔梗 貴政
(我が国を取り巻く状況と高等教育の更なる改革の必要性)
科学技術の爆発的な進歩と社会の高度化,複雑化や急速な変化に
伴い,過去に蓄積された知識や技術のみでは対処できない新たな
諸課題が生じており,これに対応していくため,新たな知識や専
門的能力を持った人材が求められている。
(グローバル化時代において高等教育が目指すべき改革の方向 )
今後,社会,経済,文化の地球規模での交流が進み,国際的な
協調,共生さらには競争の関係が増大する時代において,我が国
の高等教育機関が世界に開かれた高等教育機関として期待される
役割を果たすためには,21世紀答申に示された基本理念を踏ま
えつつ,その後のグローバル化の進展と高等教育の環境変化を踏
まえ,特に,高等教育制度及び教育研究水準の両面にわたって,
国際的な通用性・共通性の向上と国際競争力の強化を目指した改
革を進めることが求められる。
そこで,我が国の高等教育の国際的な通用性・共通性の向上と
国際競争力の強化を図るためには,
1 グローバル化時代を担う人材の質の向上に向けた教育の充実
2 科学技術の革新と社会,経済の変化に対応した高度で多様な
教育研究の展開
3 情報通信技術の活用
4 学生,教員等の国際的流動性の向上
5 最先端の教育研究の推進に向けた高等教育機関の組織運営体
制の改善と財政基盤の確保
の五つの視点に立って改革を進めることにより,我が国の高等教育
機関が世界に開かれた高等教育機関として,その社会的責任を果た
していくことが重要である。
(高い倫理性と責任感を持って判断し行動できる能力の育成)
グローバル化時代に生きる新しい世代には,地球社会を担う責
任ある個人としての自覚の下に,学際的・複合的視点に立って自
ら課題を探求し,論理的に物事をとらえ,自らの主張を的確に表
現しつつ行動していくことができる能力が必要とされる。さらに,
その根底には,深く広い生命観や人生観の形成,自らの行為及び
その結果に対する深い倫理的判断と高い責任感を持って行動する
成熟度が求められる。
(自らの文化と世界の多様な文化に対する理解の促進)
異なる歴史的・文化的背景や価値観を持つ人々と共生していく
ためには,自らがよって立つ国や地域の歴史や伝統,文化を深く
理解し,異なる文化的背景を持つ人々に対し,これを適切に説明
し理解を求めたり,主張したりすることのできる能力を学生が養
うことが必要である。また,異なる歴史的・文化的背景や価値観
の存在を視野に入れつつ,地球的規模で物事を考える基礎を培う
観点から,世界の多様な国や地域の歴史や伝統,文化に対する理
解を深めさせることが重要である。
(外国語によるコミュニケーション能力の育成)
グローバル化が進展する状況においては,外国語を駆使する能
力が不可欠である。とりわけ英語は,現状において国際共通語と
して最も中心的な役割を果たしており,英語力は後述の情報リテ
ラシーと併せてグローバルな知識や情報を吸収,発信し,対話,
討論するための基本的な能力である。
各大学においては,英語をはじめとする外国語によるコミュニ
ケーション能力を重視して,外国語を聞く力や話す力の一層の向
上を図るとともに,外国語で討論したりプレゼンテーションを行
ったりできる能力を育成するための教育内容・方法の工夫改善が
必要である。
また,TOEFL,TOEIC等国際的通用性の高い試験の成
績に応じて単位の認定を行ったり,これらの試験の成績を各大学
の教育目標に応じて入学者選抜に利用することなども考えられる。
今後は,特に国際共通語としての重要度等が高まる言語あるい
は近隣のアジア諸国の言語の教育について積極的に改善に取り組
むことが必要である。
(情報リテラシーの向上)
情報通信技術の飛躍的発展は「知」の創造や伝達の方法を大き
く変化させるとともに,価値観や創造性の意味にまでも変容を迫
っている。このような中で,大学教育においては,学生に,グロ
ーバルな広がりで,主体的に情報を収集し,分析し,判断し,創
作し,発信する能力を養うことが不可欠である。その際,情報モ
ラルや,情報機器及び情報通信ネットワークの機能にかかわる基
本的知識や能力の習得を重視することが必要である。
(科学リテラシーの向上)
科学技術の最近の進歩は未曾有(みぞう)のものであり,それ
に伴って,高等教育に携わる教員と学生にとって必要な科学リテ
ラシーは大きく変化しつつある。とりわけ遺伝子工学等の生命科
学の革新や地球環境問題の発生などの中で,社会人に求められる
科学的な基礎知識の内容も大きく変化し,倫理的な判断を必要と
する問題も増えてきている。
各大学においては,科学技術の分野を専門としていない学生に
も,自然科学に関する基礎知識とともにそれに基づく広い視野か
らの判断力を養うことが必要であり,また,科学技術の分野を専
攻する学生に対しても,その専攻分野に限定されない広い科学的
知識と判断力を身に付けさせることが不可欠である。
(大学評価・学位授与機構の評価をはじめとする教育に関する多
元的な評価の推進)
本年4月,透明性・客観性の高い第三者評価を推進すべく,大
学評価・学位授与機構が設けられた。今後,各大学の教育の質の
向上に資するため,同機構においては,産業界をはじめとする社
会の多様な視点や国際的な視点を踏まえつつ,教育評価事業を推
進するとともに,そのために必要な評価体制の整備,確立を図る
必要がある。また,評価結果は,各大学にフィードバックされる
ことにより,各大学の教育の質の向上に着実に役立てられるとと
もに,評価結果が教育を受ける学生自身を含め,社会に対して分
かりやすく示されることにより,幅広く活用されることが期待さ
れる。
さらに,大学団体,学協会,大学基準協会等の様々な団体によ
るそれぞれの特質を生かした評価を一層充実,普及することによ
り,大学教育に関する多元的な評価システムが確立されることが
望まれる。
<考察・所感>
上で上げたものは「専攻科に関することの要点」として上げた
が、専攻科の学生ではなくてすべての学生に通じるものも含まれ
ていると思う。これらを読んで私は何も考えずに学生をしてきの
だと考えせられた。自分は21世紀に求められる人間に出来るだけ
近づかなくてはと思いました。具体的にあれをしようとか何も思
い付かないが、今時分が出来る目の前のことを一つ一つ確実にこ
なしていくしかないと思う。そうすることによりグローバル時代
に求められる人材に近づくのではないかと思う。
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