SISTについて

LZ06 桔梗 貴政


 SISTの概要 
昭和44年,科学技術会議で出された「科学技術情報の全国的流通システム(NIST)」構想には,情報流通促進における標準化の重要性が指摘されていた。これを受けて文部科学省は,昭和48年,科学技術情報流通技術基準検討会を設置し,科学技術情報の全国的な流通を円滑化するために,科学技術情報流通技術基準(SIST : Standards for Information of Science and Technology)を制定してきた。 科学技術振興事業団は,昭和53年より,基準原案の作成,基準案の見直し等の具体的な作業を分担している。 現在,13のSISTが制定されており,公開されている。 新たに,この度取りまとめられたSIST14「電子投稿規定作成のためのガイドライン」の案を追加された。これは近年盛んになってきた電子投稿に対応するため,学協会の編集者等を対象に作成されたもので、現在はまだ“案”の段階にあるが,今後審議を経て正式なSISTとなる予定。


科学技術情報流通技術基準 科学技術レポートの様式(SIST09)

Presentation of Scientific and Technical Reports


1. 適用範囲

 この基準は,科学技術レポート(以下“レポート”と呼ぶ)を作成する際に,レポートを構成する要素とその記載要領について原則と指針を与えるものであり,レポートの編集・発行者及び執筆者のガイドとなるものである。




2. 用語の意味

 この基準で使用する主な用語の意味は,次のとおりである。

(1)
科学技術レポート(scientific and technical report)

 自然科学及び社会科学の分野における,学術的,専門的な調査,研究,技術開発等の報告を個別に刊行したもの。

(2)
標題紙(title page)

 表紙の次の冒頭のページで,レポート名,標題,著者名,発行者名等を記載したもの。

(3)
ISBN

 国際標準図書番号。International Standard Book Numberの略。個々の図書を識別するための国際コードシステム。

(4)
ISSN

 国際標準逐次刊行物番号。International Standard Serial Numberの略。個々の逐次刊行物名を識別するための国際コードシステム。

(5)
関連機関(related organization)

 実施機関,委託機関,助成機関等の,レポートの作成,発行に関連した機関。

(6)
ドキュメントシート(document data sheet)

 レポートに関する書誌要素,抄録,キーワード等をまとめて一覧表として示したもの。

(7)
抄録(abstract)

 内容の概略を迅速に把握する目的で作られた文章で,記事の重要な内容を簡潔に記述したもの。

(8)
キーワード(keyword)

 レポートの主題を表すために付与された語句。

(9)
分類記号(class mark)

 レポートの主題を表すために,ある体系に基づいて付与された記号。

(10)前部(front matter)

 抄録,目次等からなる,レポートの導入部分

(11)本体部(body of report)
 レポートの本文(図,表を含む),脚注,参照文献等からなるレポートの主体をなす部分。

(12)後部(end matter)

 付録,正誤表,索引等からなる,レポートの本体を補う部分。

(13)索引(index)

 レポート中の主要な語句や事項を抽出し,一定の順序に配列した,それらの所在を容易に捜し出すためのリスト。

(14)マイクロ資料(microform)

 マイクロフィルム,マイクロフィッシュ等の縮小した資料。




3. レポートの構成要素と記載事項

 ここでは,レポートの形式として最も通常の形式である,「1冊子l論文」の形式によって刊行されるレポートの構成要素とその記載事項を掲載する。

3.1 表 紙

(1)
前表紙の外側には,下記の事項を記載する。
 レポート番号
 標題
 著者名
 発行者名
 発行年

(2)
必要な場合には,下記の事項も記載する。
 レポート名
 レポートの種類・版表示
 機密保護の指定
 ISBN・ISSN

(3)
必要な場合には,前表紙と標題紙とを共用させてもよい。その場合の記載事項は,前表紙及び標題紙の記載事項を併せたものとする。

(4)
背表紙には,下記の事項を記載することが望ましい。
 レポート番号
 標題
 発行者名
 発行年

3.2 標題紙

(1)標題紙には,3.l(1)に示した事項を記載する。

(2)
必要な場合には,下記の事項も記載する。
 レポート名
 レポートの種類・版表示
 関連機関名
 機密保護の指定

3.3 ドキュメントシート

(1)
ドキュメントシートには,3.l(1)に示した事項及び下記の事項を記載する。
 著者の所属機関名とその所在地
 発行者の所在地
 ページ数

(2)
必要な場合には,3.l(2)に示した事項及び下記の事項を記載する。
 レポート作成に関わる年月日
 関連機関名とその所在地
 配布者名とその所在地
 調査・研究の種類
 価格
 注記

(3)
ドキュメントシートには,下記の事項も記載することが望ましい。
 抄録
 キーワード
 分類記号
 著作権表示

3.4 前部

(1)
前部には,下記の事項を記載する。
 抄録
 目次(図・表リスト及び付録リストを含む)

(2)
前部には,下記の事項も記載することが望ましい。
 キーワード
 分類記号
 記号・略号・用語等のリスト

(3)
更に,下記の事項を記載してもよい。
 序文

(4)
キーワード,分類記号は,ドキュメントシートに記載した場合は,省略してもよい。

3.5 本体部

(1)
本体部には,下記の事項を記載する。
 本文

(2)
必要な場合には,下記の事項も記載する。
 注及び脚注
 参照文献

3.6 後部

(1)
必要な場合には,下記の事項を記載する。
 付録(図,表,写真,数式の複雑な導出等)
 正誤表

(2)
後部には,下記の事項を記載してもよい。
 索引

(3)
付録は,マイクロ資料等の形態にして添付してもよい。

3.7 奥 付

(1)
奥付には,3.1(l)に記載した事項及び下記の事項を記載する。
 発行者の所在地

(2)
必要な場合には,3.l(2)に示した事項及び下記の事項を記載する。
 配布者名(又は販売者名)とその所在地
 価格

(3)
奥付には,下記の事項を記載してもよい。
 著作権表示

(4)
3.7(1),(2),(3)の事項は標題紙に記載し,奥付を省略してもよい。その際,標題紙の裏を利用してもよい。




4. 表紙,標題紙,ドキュメントシート,奥付の記載事項と記載要領

 ここに記載する記載事項と記載要領は,1冊子1諭文の形式によるレポート及び6章に記載される,その他の形式によるレポートのいずれにも,原則として共通するものである。

4.1 レポート番号

 1つのレポート番号は,レポート・コード部分と番号部分で構成し,両者の間は,ハイフン(−)で区分する。その際,ハイフンも1字に数える(以下同じ)。全体の長さは,22文字以内とし,ローマ字アルファべットの大文字及びアラビア数字を使用する。

4.1.1 レポート番号の構成

(1)レポート・コード部分

 1)
レポート・コード部分には,レポート作成・編集機関等の機関名を示すコードを付与する。
 2)
レポート・コード部分は,全体を14文字以内で構成し,最初の1字は,ローマ字アルファベットを用いる。
 3)
レポート作成機関がいくつかの部門に分かれている場合には,その機関内の部門を示すコードを機関名を示すコードの後に,スラッシュ(/)をはさんで付与してもよい。その際,スラッシュも1字に数える(以下同じ)。

例:JICST/TCDO
The Japan Information Center of Science and Technology/Technical Coordination and Development Office
(日本科学技術情報センター技術管理室)

 4)
 レポートが,いくつかのカテゴリーに分かれている場合には,カテゴリーを示すコードを機関名あるいは部門名を示すコードの後に,スラッシュを挟んで付与してもよい。

例:NAL/TR
National Aerospace Laboratory/Technical Report
(航空宇宙技術研究所 報告)

  NAL/TM
National Aerospace Laboratory/Technical Memorandum
(航空宇宙技術研究所 資料)

 5)国際的流通のため,国名Jを機関名を示すコードの前又は後に付与してもよい

例:IPPJ
Institute of Plasma Physics
(名古屋大学プラズマ研究所)

(2)番号部分

 1)
番号部分は,レポートの時系列を示す番号を付与する。
 2)
番号部分は,全体を7文字以内とし,アラビア数字を用いる。

例:JAR/M‐1807
  NAL/TM‐525

 3)
最初の2字には,発行年の西暦表示の最後の2桁を使用することができる。その場合は,残りの部分との間をスラッシュで区分する。

例:JAR‐83/035
  MIR/RD/C4‐83/015
4.1.2 レポート番号の付与

(1)
レポート番号は,原則としてレポート作成・編集機関が付与する。

(2)
一旦付与した番号は,恒久的なものとし,変更しない。

4.2 レポート名

(1)
レポートがその総称を持っている場合には,それを記載する。

例:技術調査資料
  科学技術庁資源調査報告

(2)
総称に付随した番号を持っている場合には,その番号を総称に続けて記載する。

例:技術調査資料 No.17
  科学技術庁資源調査会報告 第90号

4.3 標題

(1)
標題は,内容を具体的かつ的確に表すように,しかもできるだけ簡潔に記載する。その際,標題中に内容を的確に示すキーワードを含むように配慮する。

(2)
標題に用いる言語は本文に用いた言語とする。標題が日本語の場合には,国際的に広く通用する言語による標題を併記し,外国語の場合には日本語による標題を併記する。

(3)
標題には原則として略語・略称は用いない。また,数字・記号では始めない。

(4)
標題が長くなる場合には,主標題と副標題に分けることが望ましい。副標題は原則としてl個とし,主標題の後に続ける。

4.4 著者名

(1)
著者名はその記述を常に統一し,姓,名を略さずに記載する。

(2)
日本語等ローマ字アルファベット以外の言語による著者名には,ローマ字による著者名を付記する。その際,姓,名の順を統一する。
また,姓の文字のすべてと名の頭文字を大文字で記載する等によって,姓と名を区別できるようにする。

(3)
ローマ字アルファベットを用いる言語による著者名は,上記(2)に従って記載する。
また,日本人の場合は,日本語による著者名を付記することが望ましい。

(4)
団体著者名は,原則として正式名称を記載する。必要な場合には,部課名等まで明記する。詳細はSIST06「機関名の表記」に従う。

(5)
著者が複数の場合には,レポートの各部分の責任の分担を明らかにすることが望ましい。

(6)
編集,翻訳等の役割を担当した者には,その役割を示す語を付記する。

4.5 著者の所属機関名とその所在地

(1)
所属機関名は,原則として正式名称を記載する。日本語による名称には,国際的に広く通用する言語による正式名称を付記することが望ましい。詳細はSIST06「機関名の表記」に従う。

(2)
所属機関名だけでは連絡,問い合わせに支障のある場合は,機関内の部課名等まで記載する。

(3)
所属機関の所在地は,郵便番号,番地等を省略せずに記載する。

4.6 発行者名とその所在地

(1)
発行者名は,4.5(1)に準じて記載する。日本語による発行者名には,国際的に広く通用する言語による正式名称を付記することが望ましい。外国語による日本の発行者名には,日本語による正式名称を付記する。

(2)
発行者の所在地は,郵便番号,番地等を省略せずに記載する。日本語による所在地には国際的に広く通用する言語による所在地を付記することが望ましい。

4.7 関連機関名とその所在地

(1)
委託機関,研究実施機関,研究助成機関等レポートの作成,発行に関連する機関名を4.5(l)に準じて,その役割を示す語と共に記載する。

例:委託機関 科学技術庁
  実施機関 日本科学技術情報センター

(2)
関連機関の所在地は,郵便番号,番地等を省略せずに記載する。

(3)
関連機関が,著者又は発行者と同じ場合には,上記(1),(2)の事項は記載しなくてもよい。

4.8 配布者名(又は販売者名)とその所在地

 必要な場合には,配布者名(又は販売者名)とその所在地を発行者のそれに準じて記載する。

4.9 発行年月日

(1)
レポートが刊行された年月日を記載する。年号で記載する場合には,西暦をアラビア数字で併記することが望ましい。

(2)
ドキュメントシートにおいては、西暦をアラビア数字で表記する。

4.10 レポート作成に関わる年月日

 原稿提出等レポート作成に関わる年月日を発行年月目に準じて記載する。

4.11 レポートの種類・版表示

 中間報告,最終報告,第n年次報告等の表示及び版表示を記載する。

4.12 著作権表示

 著作権は,その帰属を明確に記載する。詳細は,SIST07「学術雑誌の構成とその要素」の解説を参照。

例: 日本原子力研究所 1984

4.13 機密保護の指定

 レポートに機密保護区分の指定あるいは配布制限に関する指示が必要な場合には,その旨を記載する。

4.14 調査・研究の種類

 自主研究,委託研究,受託研究,共同研究等の別を記載する。

4.15 抄録,キーワード,分類記号

 抄録,キーワード,分類記号は,それぞれ5.1,5.2,5.3の規定に従って記載する。

4.16 注記

 注記には,下記の事項を可能な範囲で記載する。

(1)
使用言語,研究番号,契約番号等。

(2)
当該レポートの内容が,既に学会あるいは刊行物に発表されている場合には,その会議名,日時,場所等あるいは刊行物名,巻号数,ページ等。

例:第20回情報科学技術研究集会(l983.l1.l−2,東京)において既発表

(3)
更に,継続して行われている研究について先行するレポートがある場合には,そのレポートのレポート名,標題,発行年,レポート番号等。

例:(第2報に関する先行発表:オプトエレクトロニクス方式による電流測定(第l報)−光アナログ方式−
l986−09−20 IEE/TR−86/l0)

4.17 ドキュメントシートの様式

(1)
ドキュメントシートに記載する事項とその必要度を,表紙,標題紙及び奥付等の場合と併せて付表1に示す。
個々の事項の記載要領は,原則として4章の規定に従う。

(2)
ドキュメントシートの様式の一例を付図3に示す。ここでは,日本語と英語を併記する例を示したが,日本語と国際的に広く通用する言語によるものとを別々の用紙に記載してもよい。




5. 前部,本体部,後部の記載事項と記載要領

 ここに記載する記載事項と記載要領は,4章と同様にl冊子l論文の形式によるレポート及びそれ以外の形式によるレポートのいずれにも,原則として共通するものである。

5.1 抄録

(1)
抄録は,本文を読まなくても内容の要点が理解できるように,著者が記載する。

(2)
抄録は,国際的に広く通用する言語で記載する。また,日本語による抄録を付記することが望ましい。

(3)
抄録は,SIST0l「抄録作成」に従って作成する。

5.2 キーワード

(1)
キーワードは,最初に著者が付与する。

(2)
標題及び抄録から内容を最もよく代表するものを抽出し,なお不十分な場合には,本文から補充する。

(3)
キーワードの個数は,5〜l0個程度が望ましい。特に重要な語に記号を付けて他のものと区別してもよい。

(4)
キーワードは,国際的に広く通用する言語又は日本語で表示する。既存のシソーラスに準拠した場合には,そのシソーラスの名称を記載することが望ましい。

5.3 分類記号

(1)
レポートの内容を最も適切に示す分類記号を付与する。

(2)
分類記号は,一般に広く通用するものを使用することが望ましい。また,根拠となった分類表等を指示することが望ましい。

5.4 序文

 序文を付ける場合には,その研究の範囲と目的,内容の強調点,類似の研究との関連,研究の開始に至る背景等を記載することが望ましい。

5.5 目次

(1)
内容目次には,レポートの内容及び構成がつかめるように,編,章,節等の名称及びそれぞれの掲載ページを記載する。

(2)
図・表のリストには,それぞれ,図あるいは表の番号,名称,掲載ページを記載する。

(3)
目次の最初のページには,レポート名,レポート番号,標題,発行年を記載することが望ましい。


5.6 記号・略号・用語等のリスト

 記号・略号・用語等のリストには,説明される対象,説明内容,初出掲載ページを記載する。これらのリストを作成しても,本文中でその説明を省略せず,初出の際に簡単な説明を与えることが望ましい。

5.7 本文

5.7.1 用字用語及び記号等

(1)
用字用語は,JIS Z 830l中の 「7.2 用字,用語及び記述符号」 及び文部省制定の学術用語等に準ずる。

(2)
数学記号,量記号,単位記号,化学記号等の表記には,ISO等で制定された国際規格及び日本工業規格等によって制定された記号を用いる。


5.7.2 見出しの番号付け

(1)
見出しにおける章,節,項等の展開は,ポイントシステムによって記載する。

例:l.       →(第1章)
   1.2     →(第1章・第2節)
    1.2.3  →(第l章・第2節・第3項)

(2)
ポイントシステムによる展開は原則として3段階までとし,更に細分する必要のある場合には,両括弧を用いて記載する。

例:1.2.3
   (1)
   (2)

(3)
章より大きい区分けは,編又は部とする。


5.7.3 図・表の番号付け

(1)
図・表は,本文に出てくる順にそれぞれ一連番号を付ける。その際,グラフィック表現及び写真は図に含める。ただし,編,部又は章ごとに分けて付けてもよい。
 その際は,編,部又は章を表す記号又は数字と組み合わせた番号とする。また,同一著作の中では,同一番号が出てこないように配慮する。

例:図l.l   →(第l章 第l図)
  表3.l   →(第3章 第l表)

(2)
図・表には,番号に続けてキャプションを付ける。その際,図の番号・キャプションは図の下に,表の番号・キャプションは表の上に付ける。

(3)
図・表を横にして掲載する場合は,偶数ページにおいては,図・表の天がページの外側に,奇数ページにおいては,ページの内側になるようにすることが望ましい。


5.7.4 箇条書きの番号付け

 箇条書きの番号付けは,見出しの表示と混同しないようにするため,数字を○で囲むか,ローマ字等を用いて表示する。

5.8 注及び脚注

(1)
本文中に記載すると文章の流れを混乱させるような事項は,当該語句に記号等を付け,章,節等の最後に注として記載するか,同一ページ内に脚注として記載する。

(2)
記号等の表示は,参照文献とは区別できるようにする。

(3)
注及び脚注は,必要最小限とすることが望ましい。


5.9 参照文献

(1)
参照文献は,SIST02「参照文献の書き方」に従って記載する。

(2)
参照文献の配列は,本文中の通し番号順又は著者名のアルファベット順とする。

(3)
私信,非公開又は一般に入手し難い資料の参照は,できる限り避けることが望ましい。ただし,やむをえず参照する場合には,私信又は非公開等の表示を付記する。


5.10 付録

(1)
本文中に入れることが困難又は本文から独立させることが望ましい図・表・写真・数式の複雑な導出等は,付録として記載する。

(2)
付録には,本文に出てくる順に一連番号を付ける。


5.11 索引

 索引には,事項,人名,地名等の語句を本文中に出てきたとおりに記載し,更に,適切な説明のあるページを記載する。




6.
1冊子1論文以外の形式によるレポート及び同一テーマで発行される一連のレポートの構成要素と記載事項及び記載要領の留意事項。

6.1 1冊子1論文以外の形式によるレポート

 複数の論文をl冊にまとめたレポート,lつのレポートを分冊で報告する多冊子l論文のレポートを対象とする。

6.1.1 1冊子多論文のレポート

(1)
1冊子に複数の論文が収録されているときは,原則として下記の構成をとる。

表紙
標題紙
ドキュメントシート
前部
まとめの論文又は総論
個々の論文
後部
奥付

(2)
個々の論文には,3.5に示した事項を記載する。また,個々の論文の最初のページには,それぞれの論文に固有の事項(標題,著者名,抄録等)を記載する。

(3)
表紙,標題紙,ドキュメントシート,前部,後部,奥付には,3章にあげた記載事項のうち,レポート全体に共通するものを記載する。

(4)
レポート全体のページ付けは通しページとする。

(5)
個々の論文の配列のはじめの部分又は最後に,研究全体を概観したまとめの論文又は総論を付けることが望ましい。その形式は個々の論文に準拠する。


6.1.2 多冊子1論文のレポート

(1)
個々の冊子の構成は,原則として1冊子1論文の場合に準拠する。

(2)
索引,付録等を別冊として独立させる場合は,分冊のひとつとして扱ってもよい。

(3)
レポート番号は,全冊に共通するものを与え,個々の冊子を識別する番号を付記する。

例:JICST/TCDR−25.l
  JICST/TCDR−25.2
  JICST/TCDR−25.3

(4)
標題は,全冊に共通するものを用い,個々の冊子の識別は,副標題又は第l部,第2部,付録,資料編等の語句を付記することによって行うことが望ましい。

例:新エネルギー産業市場調査−石炭ガス化
  人工衛星による松くい虫調査(第1部)

(5)
目次は,全冊に共通するものを各冊に記載することが望ましい。

(6)
注記には,全体の中における各冊子の位置付け及び他の冊子への案内を記載する。

例:「全5冊中の第4分冊」
  「論文編,資料編の2冊からなるうちの資料編」

(7)
ページ付けは,全冊を通じて一連のものを与える。ただし,別冊にはその必要はない。


6.2 同一テーマで発行される一連のレポート

 ここでは,同一テーマのもとに,複数の論文が個別に発行される一連のレポートを対象とする。

(1)
個々のレポートは,それぞれ独立したレポートとして取り扱い,レポートの構成は,原則として1冊子1論文の場合に準拠する。

(2)
個々のレポートは,各冊子ごとの整合性に留意するとともに,既発表及び発表予定のものについての案内を記載することが望ましい。

(3)
同一標題を使用した場合は,標題の後に一連番号を付け,必要ならば副標題を付ける。

例:科学技術情報活動の現状と展望 (6)企業と情報活動

(4)
レポート番号は,各冊子ごとに別個のものを付ける。その際,連続番号としても,連続させなくてもよい。



<考察・所感> 今回SISTというものをはじめて知ることができた。ここで挙げたものは自分に関係があるSISTの09だ。科学レポートなどをを書くときはSIST09に載っているような原則や指針を守ることが大事なことだとわかった。その原則や指針はとても細かく指定してあり守ることは大変じゃないかと思った。これから先、学修成果レポートを書くときのために、今回少しでも勉強できてよかったと思えた。

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