問題点

 

 

価格

大根の実証実験に使われたICタグは、通常は一つ約50円。一本百数十円の大根につけたら、販売価格が跳ね上がってしまう。ただ、世界最小クラスのICチップ「ミューチップ」を開発した日立製作所では、100万個以上の注文があれば、一つ10円台になるICタグを四月から発売する。普及にって価格が下がる可能性は見え始めた。

規格統一

日本では坂村健・東大教授が主宰する研究組織の元に大手電機メーカーなど約300社以上が集まり、共同開発を進めているが、米国でも別の規格の策定が進んでいる。国際的に取引される商品に使うとなると、インターネットのアドレスのように、タグにつける番号の割り振り方や、管理方法についてのルール作りも必要になる。

プライバシー

将来、消費者が特定出来る電子マネーによる決済などとタグがネットワークを築くようになれば、商品の購入者が簡単にたどれるようになる。その情報を誰が、どう管理するのかと言う問題が発生する。坂村教授は性急な利用で弊害が起きることを懸念し「実験を重ねて様々な課題を消化してから本格普及」と話している。