FERRIS READING PROJECT


課題図書紹介


















モフセン・マフマルバフ著
「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 
恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」
(2001年11月、武井みゆき・渡辺良子訳、現代企画室、1300円)



「このレポートを最後まで読むには、1時間ほどかかるだろう。
その1時間の間に、
アフガニスタンでは少なくとも12人の人々が戦争や飢餓で死に、
更に60人がアフガニスタンから他の国へ難民となって出て行く。
このレポートは、その死と難民の原因について述べようとするものである。
この苦い題材が、
あなたの心地よい生活に無関係だと思うなら、
どうか読まずにいてください。」

(本書より抜粋)



 9.11の事件以降、急速に注目を浴びたアフガニスタン――。

今までその国の存在は、私たちの生活の中ではあまりにも薄いものであった。
この題名にある仏像とは、
2001年3月、タリバンに破壊されたあのバーミヤンの仏像のことである。


 「アフガニスタンでは今、何が起こっているのか。」

この本の中で著者は、

バーミヤンの仏像が破壊された理由を
「タリバン」
ではなく、

私たちの「無知」
にある、

と主張している。


 彼らにとってタリバンやブルカは果たしてどういう意味を持っているのか――。
ニュースで伝えられるアフガニスタンのイメージ
とは違ったアフガニスタンを知ることができる本でもある。


 読書プロジェクトではこの本をベースにして、
アフガニスタンが抱えている様々な問題に多角的に迫ります。