6月27日(木)

生命つきるまで・押絵羽子板職人西山鴻月
押絵羽子板職人・西山鴻月の仕事にフォーカスを当てたドキュメンタリー。押絵羽子板と歌舞伎との伝統的な関係を重んじ、それを後世に伝えようとする職人の姿。80歳を超えた今も精力的に作られ続ける羽子板はまさに芸術である。

屋上に降る夢
「銃があったら、こんなヤツら・・・」いじめられっ子に降る夢は自分をいじめられたヤツらにしかえしすること。人は大きな力を手にした時、自分のにせものの力によいしれ暴走してしまうのか。

備えあれば遺影あり
自分の遺影について考えたこと、ありますか?若者、老人、外人、日本人、それぞれがそれぞれの遺影について考える。遺影をさがすこと、それは自分にとってどんな意味をもつのだろう。

真夏の葬列
昭和37年・東京。突然、会社から出張を命じられたトガワはちょっとした旅行気分で引き受けようとするが、偶然にもその出張先は子供の頃疎開していた場所だった。少年時代に経験した苦い思い出に動かされてゆくトガワ。その結末はあまりにも残酷だ。しかし、それが運命であるし償いでもあるのだと納得させられる。また、トガワの心がいろいろな形で表現されていておもしろい。少女のさわやかな笑顔が余計につらさを誘う。

LIFE GOES ON
サラリーマンと死人、墓掘る妊婦、死に行く女。ひとりの脱獄囚の出会う、それぞれの生き方、死に方を、3つの例から見る。

淋しいが孤独ではない
中年男の愛人をしている健一。父親とけんかをして家出した真理子。二人の人間が出会い、お互いに影響を受け、変化していく様子が描かれている。

別れのカタチ
主人公・チカは高校受験を控えた中学3年生。憧れの高校生活を夢見ているが、両親の不仲に心を痛めていた。そんなある日、幼馴染のショウタの祖母が死に、ひとつの別れに直面したチカは認めたくない現実と向き合っていく。壊れゆく家族、両親の離婚、ショウタやクラスメート・親友との別れ・・・。ひと夏にさまざまな「別れのカタチ」を経験した少女のさわやかな笑顔が印象的な作品。

ラムネにまつわるエトセトラ
 駿太は10才の頃、初恋の女の子に「ラムネのビー玉を入れるのは魔法のひとつで、だからラムネの瓶のフタを開けるたびに少しだけ魔法を味わっている」ということを言われた。それを聞いて大学生になった駿太は今でもその時のラムネの瓶を保存していた。駿太の恋人・結実は、そのことに嫉妬をし怒ってしまう。結実はケンカをしてしまったものの駿太への未練は残っている。駿太は謝ろうとするがさらに怒ってしまう結実。なんとか自分の気持ちを抑えようと結実は駿太の居ない隙にラムネの瓶の中にあるビー玉を取り出そうとする。
 切ない少年時代の思い出に浸ってしまう駿太とその思い出に入り込もうとする結実との気持ちのすれ違い。その中にラムネの瓶とビー玉が奏でる音色が響き渡る。映画祭にも出品された心地よいラブストーリー。


6月22日(土)  6月23日(日)  6月24日(月)  6月25日(火)  6月26日(水)  6月27日(木)