第1章


照り付ける炎の光・・・





幻想的な月光を上塗りするかのように

轟々と燃え盛る






この状況下で命取りになる

不用心な明かり









(さあ…誰が来る?)








樹上に身を潜め、

下島はスローイングダガーを

2本抜いた






参加人数:12名
ルール:無用 場所:無人島内部
(禁止エリアに踏み入ると首輪が爆発)










(馬鹿げてる)










獲物を待ちながら

脳裏で反芻した事実に

下島は胸中で毒づいた

















無駄なことはしなくても

残るのはどうせおれだ











その時、握ったナイフの腹を見たのは

偶然だった…






ナイフの光沢に

ライフルを構えた人影 を

発見出来たことは…





ライフルを構えた人影から逃れるように、

身を投げ出した。



頭から落ちないように必死に 体勢を整え、


落下しながらナイフを相手に投げる。





狙いから大きく逸れて飛来するナイフ に

相手は一瞬身を竦めた。





その一瞬で綺麗に受け身を取った下島は

地面においたままの


バッグから非致死性のスタングレネードを

取り出し、相手に放り投げる。






音と閃光のみの 爆発に乗じ、

下島はその場を離脱した。






(あんな綺麗に気配を消して近づいてくるとはな)




偶然がなければ死んでいただろう



(休む場所を確保するか…)



足跡を刻みながら歩いていった



つづく