日中平和友好条約締結25周年記念講演会

 

北海道日中関係学会の第3期総会と合わせ、11月15日、KKR札幌で、日中平和友好条約締結25周年記念講演会が開かれた。

講演会は「北海道と中国の経済交流」をテーマに、道胆振支庁、栗山町、札幌市のそれぞれの試みと挑戦について報告があり、さらに山崎哲郎副会長(北海道国際貿易促進協会専務理事)の司会でシンポジウムも開かれた。講演会には会場の定員を上回る約70人が出席し、熱心な質疑応答が続いた。

第1部で報告に立った胆振支庁の佐藤博昭観光振興係長は、10月に北京で開かれた旅行フェアや同地区の観光プロモーションに参加して帰国したばかりで、北京での活動について、ビデオテープを映写しながら説明を進めた。ここ数年のうちに中国からの観光客の急増が見込まれ、胆振地区での中国観光客受け入れのための活動も紹介した。

第2部は「栗山メロンの旅」と題して、栗山町役場と町内のメロン農家が、中国側の要請も受けて、北京郊外や新疆ウィグル自治区で、メロン栽培の可能性を探り、来年からメロンの試験栽培に乗り出す経緯について、同町商工観光課の本田茂課長とメロン農家の日原和夫氏が現地で撮影したスライドなどを使って報告した。

第3部は10月に北京に事務所を開設した札幌市の池田捨成市産業振興部長が事務所開設に至る背景や今後の事務所の役割について報告した。

北海道と中国との経済交流はこれまで他の地域と比べ低いレベルに留まってきたが、いずれの報告もようやく関係高まりの兆しを感じさせるもので、聴衆の方も自身の問題と受け止め、熱心に聞き入っていた。非会員の参加者も多く、シンポジウムの後、会員申し込みもかなりの数にのぼった。

休憩時間には、栗山町から栗山メロンも振舞われ、和気藹々とした雰囲気の中で議論が進められた。

(学会事務局)