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現代アートとメディアアートについて
美の価値は主観的性格をまぬがれない。それは、作り手自身の個性や理想が反映される
し、鑑賞する側にとっても個性や感受性があらわになるからである。特に現代アートやメディ
アアートを見てそのように強く感じる。
しかし私は、単なる自己満足にすぎない現代アート、メディアアートの作品は好きではない。
日本には昔から独自の暗示の美、奥ゆかしさを感じさせる美というものがある。歪んだ茶
碗や、西洋の絵画には見られない画面の空白、静かな動きの中で、激しい感情の動きを見
せる能など、見る人に想像力を働かせたり、素朴ながらも引き寄せられる何かを感じる。こ
れは、多くの日本人が感じ、引き継がれてきたことで、これからいろいろ作品を作っていく私
にとってぜひ参考にしたいことである。
現代アート、メディアアートは、斬新でインパクトがあり、場合によっては歓迎されることも
あると思うが、山口のような古くから歴史や文化がある所では、将来性は低いだろうし、今
まで築きあげてきたものまで壊しかねないと思う。
山口大学表現情報処理の学生として、山口の将来を考える際、ただ、自己満足に終わ
る表現、作品ではなく、山口の遺産、魅力を精一杯表現し、山口と日本全国とが、さらに山口
と世界とがコミュニケーションできるような作品を作っていきたい。