今回は、私の愛用している旅行カバンについて、このコーナーを進めていきたいと思います。
まずはじめに、ドイツの[ROMOWA]についてですが、このカバンは、海外へ持っていくために買った、最初の旅行カバンでした。購入したのは1996年2月の頃で、それまでは実家にあったスーツケースを使っていましたが、自分のスタイルには、大きすぎ重いということ、キャスター部分が壊れやすく、いつも修理に出していたこと、やはり自分のものとして、持っていたかったことから、新規購入を考えました。
購入にあたっては、旅の伴侶として末永く使用できるもの。つまり、丈夫であることを条件としました。また、仮に破損した場合でも修理が可能であることも選択の基準に入れていました。この時点で、ZERO HALLIBURTONとRIMOWAが候補に挙がってきました。両者の特徴としては、素材として金属を使用していることで、破壊の運命にある樹脂素材とは異なり、キズやヘコミはできるものの部品の交換やメンテナンスを行っていけば半永久的に使用可能というものです。また、キズやヘコミや旅の勲章として、いわゆる「味」となり得るのではないかというもくろみがありました。ここに来て、どちらを選択するか迷いました。両者とも選択条件を満たしており、それぞれに特徴があり、魅力のあるカバンであったからです。そこで私は、自分の旅行のスタイルを振り返り、両者の特徴を比較してみました。
ZERO HALLIBURTONの方は、素材としてアルミニウムを使用し、蓋のかみ合わせ部分には、ゴムパッキンを介すなど機密性は抜群であり、アポロ計画で月の石を入れるカバンとして使われたなど、逸話の多いものでした。唯一の弱点として重量があることです。一方RIMOWAについては、ジュラルミンを使用し軽量であること、ダイヤルロックと鍵で、施錠できること。蓋のロックが突出しておらず、フラットな形状をしていることでした。こちらは前者ほどの機密性はなく、かみ合わせ部分から水の侵入が考えられるものでありました。
当時、自分の旅行スタイルとしては、ツアーに参加する等ではなく、あくまでも個人旅行がメインになるのではと考えていたので、空港に降り立ったとき、迎えが来ているものでもなく、そこから鉄道や地下鉄、バスなどの公共機関を利用しての移動を予想していました。移動の問題を考えるとバックパックの利点があげられますが、この時はバックパックという選択肢は、セキュリティや旅行スタイルの面で、あえて外していました。スタイルの面からでは、その時の自分の持っていたバックパッカーのイメージから、自分がやろうとすると、何となく違和感を感じ、ケースの形状を積極的に選んでいたように思えます。
話は戻りまして、最終的な選択の問題ですが、当時の旅行スタイルと両者の特徴から、決め手となったのはカバン自体の「重さ」でした。ケースの形状で、且つ自分の旅行スタイルを考えたとき、「1gでも軽く」というコンセプトを持つRIMOWAに、決定した経緯がありました。
今度は、サイズの問題です。持ち物と旅行期間が選ぶサイズに、大きく影響を与えると思いますが、旅行先でもコインランドリーに行ったりするようなスタイルなので、着替えなどは最小限で問題ないこともから、サイズは大きいものでなくても良いことになりました。反面小さいサイズの場合急な荷物ができたとき、自由が利かなくなることも考えられました。大きさの決め手は、雑誌に書いてあったものか、何で知ったのか、覚えてはいませんが、「大は小を兼ねるが、中は大も小も兼ねる。」という、言葉でした。ここでサイズが決まり、RIMOWAで出しているラインナップで、ミディアムサイズの70X47X20のモデルに決定しました。
購入の時は、決定したモデルが店頭に置いておらず、取り寄せという形になりました。この時1つ問題があり、出発日が迫っていたときで、入荷日に確実性がないということで、もし間に合わなかったらキャンセルにしてもいいということがありました。