静脈内耐糖試験(IVGTT)
02.10.29.
はじめに
利点
- 前糖尿病状態が疑われる場合。
- 糖尿病が解決したようにみえる症例(インスリン投与<0.5IU/kg/dayで安定)の評価。
- 潜在性インスリノーマが疑われる場合。
欠点
- 糖尿病の診断が確定している場合には必ずしも必要ではない。
- 腎閾値(180-216mg/dl)より低い軽度の糖尿病は、臨床症状も示さずインスリン療法の適応にもならないため耐糖能の評価は不必要。
方法
- 一晩絶食。(インスリノーマが疑われる場合には低血糖に注意)
- 投与直前に0分の採血。
- 50%ブドウ糖液で500mg/kgを30-45秒かけて静脈内投与。
- 投与後、1、5、10、20、30、45、60分後に採血。
評価
- 正常では60分以内に血糖が正常に復帰する。
- 正常に復帰しないものは耐糖能の低下、すなわち糖尿病と評価される。
- そのような場合、90、120分後にも採血した方がよい。
- 正確な評価のためには半減期T1/2と1分当たりの減少率K値を求める。
- X軸に時間、Y軸に対数目盛で血糖値をとる。1分値が1/2になる時間をT1/2として求める。
| K値の評価 |
| K<1%/min |
糖尿病 |
| K>2%/min |
正常 |