TBA(総胆汁酸)
02.12.07.
はじめに
適応
- 臨床症状、CBC、血液化学検査、尿検査で肝疾患を疑うが確定的ではない場合。
- X線検査において肝のサイズに異常がある場合。
利点
- 外因性薬物の投与の必要は不要で採血だけでよい。
- 物質自体の安定性が高く、検体の取り扱いが容易。
欠点
- 食前の1検体だけでは、感度はあまり高くなく(肝疾患の76%を検出)、特異性もあまり高くない(異常値の72%が肝疾患)。
- 血清TBilが上昇している場合は、原理上、この検査は必要ない。
- 下痢をしている場合は、原理上、この検査は不適切。
原理
- 食餌によって胆汁が排泄。
- 門脈血に再吸収され肝に戻る。
- 病的肝は胆汁酸を吸収できない。
- このため、血中濃度は上昇する。
方法
- 12時間絶食。
- 食前の採血を行う。
- 食餌を与える。
- 2時間後に再度採血する。
評価
| TBAの正常値 |
| |
食前(μmol/l) |
食後(μmol/l) |
| イヌ |
<5 |
<15 |
| ネコ |
<5 |
<10 |