いやぁーー、いいですねぇあのニコール・キッドマン冷たい表情。はまり役でしたよ。厳格な母というよりも満たされない妻といった感じで、ニコールの美しいけどとげとげしい顔が正にこの映画にぴったり。あの昔の品の良い髪型が似合っちゃうところや、背景にも沿ったブリティッシュアクセントっぽい英語はニコールならではのもの。
トム・クルーズ制作、ニコール・キッドマン主演ということでも話題になってる映画ですよね。たぶん離婚する直前に撮ったものと思われますが、この映画を撮った時の状況とかいろいろ想像してしまうだけでも寒気がしてくるのは私だけでしょうか。まあ、余計な詮索ですが・・・。でもホントにニコールの冷めた表情が怖いんだもん!
とにかく最初から中盤はニコールの冷たく怯えた顔ばかりが印象に残ります。子役同士のやり取りや、子役とメイドのやり取りなどが実はおもしろいのに、なんだかニコール中心だったのは残念です。まあそれもあり、すぐに飽きが来ます。
前半で意外だったのは夫が帰ってきたとこくらいですかねぇ。ちょっとここでヒントが見え隠れしたりして、「ん?」って一度ストーリーに引き付けながら考えさせます。あとは何だか淡々とした恐怖の繰り返しで、他に誰かがいるのではないか、あのメイドが怪しいのではないか、といった疑心暗鬼も含んだ同じ種類の恐怖がひたすら続き、怖いけど眠くなります。臨場感のある音に辛うじて助けられたので寝ませんでしたが・・・。
おもしろいのは、最後の30分くらいです。
これは、ホントに見物です。それまでの推測をまるっきり覆すような結末です。ネタバレは決してしたくないのですが、あの意外な話の展開はある意味ビューティフル・マインドと並ぶかな。この30分はA-ランクです。ただ話の進み方が早すぎたのがちょっとねぇ。率直に言って、この部分が無ければこの映画はCです!
結論:
暇だったら観に行ってもいいんじゃない?ってくらいかな。ホラー映画好きの人には絶対物足りないのは目に見えていますので期待しないで下さい。たとえ途中でつまらなくなっても我慢して最後まで観ればきっとあなたを「エッ?!」って驚かせてくれるはず。