私、ずっと観たいとは思っていたものの、ハッキリ言ってそれ程期待してませんでした。だって、最近の映画って期待はずれが多いでしょ?でもこの映画は期待して観に行って大丈夫。
映画館へは、早めに行って下さい。並びます。実はね、私達席が無くて一番前の真ん中になっちゃったの!スクリーンまで2〜3m。音を通すために開けてあるスクリーン上の小さな無数の穴までくっきり見える位置でした。これはちょっと失敗。音はスゴイし画面大きすぎて映画酔いしてしまいそうでした・・・。慣れるまで大変でした。
それはともかく、この映画、何といっても売りどころは映像です。まず自然の荘厳さに惹きつけられました。もちろんCGもかなり使われてるはずですが、それを感じさせないほど、自然が自然で美しい。ロケ地はニュージー・ランドだったかと思います。そして、一番前で観ていたという事を除いてもスゴイ迫力!闘争時の豪快なシーンと、豊かな自然を平穏に映し出すシーン、この2つの“動”と“静”のコントラストが効果的なので入り込んでしまいます。これを考えると前の席で観るのはやっぱりオススメかも。
キャスティングですが、出演者の中でもひときわ良さが目立つのが、ガンダルフ役のイアン・マッケラン。彼は、芸歴40年というベテランと後から知って、なるほどと思わずにはいられませんでした。この映画の質を良くしたのは彼といっても過言ではないでしょう。出演者は演劇学校出身バリバリの人が多いので、安心して観てられます。それぞれに味というか個性が出てて、良いキャスティングでしょう。ただ、暗闇や戦闘シーンだとシルエットが似てる人が多いので誰が誰だか分かりづらいという欠点はありました。
そうそう、あれだけ宣伝してるクセしてリブ・タイラーちょい役!!
ストーリーはおもしろかったですよ。というのは、いろいろな種族がいてそれぞれに得意不得意なものあり、みんなで力を合わせて助け合う。その中で、欲が人を変えてしまったり、信頼が人を助けたり。ホントに分かりやすい話です。原作が良いんでしょうね。ただ、種族や村の名前が覚えられなくて映画に着いていくのが最初は大変でした。これから観る方、頑張って下さい。
それにしても、悪い怪物達のCGと特殊メイクはホントに気持ち悪いしコワーイの!あれは夢に出てきそうなくらい強烈!覚悟して下さい。
声を大にして叫びたいのは、終わりがすっごい中途半端!3部作だから仕方ないっていえば仕方ないけど、あれはないでしょ。3時間も頑張って観たのにぃ!3時間は長いですよ。いくらこれがいい映画だっていっても、追いかけっこが多いから途中でちょっと飽きるというか疲れるというか・・・ねぇ。上映時間の長さがこの映画の大きな欠点ですね。
結論:
ビデオで見るなんて絶対もったいない!映画館の前の方の席で観て下さい。自分もその場に居るような視線で、この映画の迫力が楽しめます。ファンタジー映画だと片付けるにはもったいないくらいリアルで、現実にもよく見られる人間の良さと悪さを改めて気付かさせてくれます。小さな子供にはちょっと分かりづらいかな。私はあえてこれを、“大人のファンタジー映画”と呼びたいです。ひとつのリングとそれを取り巻く者たち。そんな小さなもの巡って猜疑心と友情が交錯する。この映画から学ぶことは多いです。