The Shipping News



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「サイダー・ハウス・ルール」「ショコラ」で2年連続アカデミー賞ノミネート。名匠ラッセ・ハルストレム監督の待望の最新作が完成した。E・アニー・ブルーが書いた、ピュリッツアー賞と全米図書賞のダブル受賞の世界的ベストセラー「港湾ニュース」が原作。

失意の男が凍てつく北国(ニューファンドランド島)人の温かさに癒され自分を取り戻していく姿を、人間の機微を描くことに定評のあるハルストレム監督がアカデミー賞常連のスターを配して映画化。

映画化が難しいと言われてきたこの「シッピング・ニュース」名監督と、名俳優によってどんな風に変身したのでしょうか?

この映画を観た方、ご意見・ご感想をBBSまでぜひぜひお寄せ下さい!


Icon 映画を見た日
02/26/2002:日本教育会館一橋ホール(試写会)
Icon 公開日
03/23/2002〜(日本)
Icon 配給
MIRAMAX FILMS
Icon 監督
ラッセ・ハルストレム
Icon 主な出演者
ケビン・スペイシー(クオイル)、ジュリアン・ムーア(ウェイヴィ)、ジュディ・デンチ(アグニス)、ケイト・ブランシェット(ペタル)ほか
Icon Apri's Ranking
素晴らしい!
Icon Matthew's Ranking
まだ観てません
Icon 映像
PHOTOGRAPHY
人物の目線で撮ることによって、観客の記憶の中にもしっかりとした映像を残してくれるので、ストーリーが掴みやすいです。恐ろしさをも垣間見せる自然をありのままに、かつ荘厳に見せています。空から乗り物の中から、動きをつけながらの島のショットなんて臨場感があって最高です。ズームインとアウトが上手く使い分けられてます。さすが!
Icon 脚本
DIALOGUE
:原作が良いだけありますね。人々が日々成長していく姿や何か大切なものを見つけていく過程が上手く言葉にされています。主人公のクオイルの記者としての文章の成長振りも見所です。でも一番の見所は、島の人がぼそっとつぶやく意味ありげなセリフです。
Icon 音響
SOUND
+この映画は音響が抜群!島の荘厳さを太鼓ベースの独特な音楽で表し、嵐やその他の出来事にも臨場感を持たせています。自然ってこんな音を持っていたんだなぁって気付かせてくれます。
Icon 映画の進み方
PACE
観ているものを引きつけ続ける話の展開。観客をアッと言わせる仰天部分もあり。
Icon テーマ
THEME
若い人には多少分かりづらいかもしれません。あとからじわじわと考えさせられて、伝えたいことが見えてきそうな・・・。人間が忘れていたものを思い出させてくれる。
Icon ずばり!
久しぶりに良質の、良くできた映画に出会えた!


Apri's COMMENT
映画を観終えた後、しばらく身体が固まってました。誰も都合がつかなくて一人で試写会行ったんですが、内容が濃い良くできた映画なので鑑賞後すぐには人と会話したくない状態でした。

主人公のクオイル(ケビン・スペイシー)は子供時代に父親み湖に落とされ溺れそうになっても助けてくれなかった経験をもち、そのせいか、水恐怖症を持つ、もう見るからに情けな〜い男になってしまうんです。何をやってぼやーっとした感じ。そんなんだから女にも遊ばれたり利用されたり、挙げ句の果てには逃げられてしまうといった人生を歩みます。でも、ある日その妻が交通事故で亡くなり、娘と叔母と3人で先祖の土地、ニューファンドランド島へと向かいます。

そこで新たな生活が待っているんですが(ネタ晴らしはここら辺でやめますね)、一番の見所は、クオイルの顔つきが大きく変化するところです。さすが、ケビン!島に移ってから暫くすると、あの以前の情けない顔からは想像できないくらいの、自信に満ちた顔つきに変わっていきます。

私なりのテーマの解釈は、「人間の起源」と「自分の居場所」とでもいいましょうか。この映画の中には何人か、自然の微妙な変化や何かの前兆を敏感に感じ取れる、いわゆるサイキックパワーをもつ人々が居ます。超能力というと何だか大事に聞こえるかもしれないけど、今でも動物には多少ありますよね。それを考えると、きっとずっとずっと遠い昔は人類もそんな不思議なパワーを持っていたのかなって思います。自然と離れつつある暮らしをする中で、だんだんとそんな第六感の様な力も退化してしまったのではないでしょうか。改めて、人類の起源が自然の中にあることを感じました。

それから、島の人が先祖の事をよく話していたりするのですが、自分の中にその先祖の血筋があることに誇りを持ったり、憎んだり、いろいろです。これは欧米人にはよく見られることですが、先祖のことも含め、自分のつらい過去や今ある問題を少しずつ克服していく姿が、個々の視線を通して鮮明に描かれています。自分の過去や今の自分と闘っていく中で、試行錯誤しながら自分らしさや、自分の居場所を見いだしていくものなのかもしれません。

結論:
この映画の解釈は十人十色でしょう。とにかく観に行って下さい!そして、いろいろかんじたり考えてみたりして下さい!きっと忘れていた大切な何かを思い出させてくれるはずです!

 




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