2003年1月分

遂にClass of 2003の2003年を迎えました。即ち卒業する年ということです。LBSの卒業式は7月11日です。恐らくその後数日以内には日本に帰っていますので、友人達よ、是非飲み明け暮れようではありませんか!!!

1月21日(火)企業戦略って???

企業が事業をDiversifyして(平たく言うと色々な部門を保有し)それを本部機能がとりまとめることの意味合いって何?という議論がある。むしろ企業は1つ(若しくは少数)の強い部門に特化して本部機能を極限小さくすることがその企業の価値を一番高めるのではないか。「リスクの分散」という観点でのDiversificationは投資家が自分のPortfolioで多業種に投資することで可能なわけで、一企業がするとそのメリットよりもデメリットの方が大きいのではないか。そんなLogicもBuyout Fundが登場した一つの理由であるらしい。日本を眺めてみるとこの議論はなかなか当てはまりずらそうな。終身雇用・低い人材流動率・求められる企業の社会責任。労働者が一つの巨大なStake HolderであるMarketではこの「投資家がリスク分散する」という議論はとうてい通りそうもなさそうだ。とはいっても行き過ぎたDiversificationは企業の死を招く。何事も「適当」が大切なのである。「適当」という意味が最近「いい加減に」とばかり解されるのは「適当」が好きな小生には不満の残るところである。企業戦略のコースを火曜日は聴講させてもらっているのだが「なかなか難しく面白いテーマだなぁ」と思い、今日のテーマの感想を書いてみました。因みに小生の勤務先は事業を非常にDiversifyしています。同業から留学されているNさんが彼の会社の部門毎の企業価値をSimulationで計算して足し合わせたら、実際の時価総額は合計額の半額だったそうな。非常に高いDiscount率。本当に切り売りしたら計算通りの価額になるのかは別問題。世の中、計算通りにはいかないものです。

1月22日(水)3コマ(といっても2科目)

今期は水曜は授業が3コマもある。1コマが3時間20分で休憩が20分なので9時間も授業を受けていることになる。内訳はBUSINESS FORECASTING×2とMEASURING ORGANIZATIONAL SUCCESS。前者は平たく言うと統計テクニックを駆使して将来のビジネス動向を予想しようとする授業。昨年Pre-Courseで統計を全くしらなかった自分であるが、COREのDECISION RISK ANALYSIS、前の期のCOMPUTER BASED FINANCIAL MODELLINGを経て、少しはまともになってきたようである。将来どこまでこのテクを利用できるかはさておき、少なくともビジネスシーンで統計テクで煙に巻かれることは無くなるだろう。しかしいつも思うのだがこの手の知識はMBA Holderの数が少なくない当社でもそれほど頒布されている様な気がし無い。十分に頒布されているのを自分が知らないだけなのか、それともこの手の知識を持って帰っても実際のビジネスへのApplicationをしようとMBA Holderが思わないだけなのか、はたまたこういった科学的手法を受け入れる土壌が整っていないのだろうか。少なくとも最後の理由であっては欲しくないものである。昨日と同じオチになりますが、世の中計算通りにはいかないのも事実だけど、計算するのは大切なんだけどなぁと思う今日この頃。

おっと2コマ目のMEASURING ORGANIZATIONAL SUCCESSという科目。これは非常に難しいテーマを扱っている。「成功ってどうやって計るの?」っていうこと。重さや長さなら計りで計れる。でも重さや長さに質があったら?重さの質、長さの質ってどういう意味?「君は70Kgだけで僕より10Kgも軽いね」「何言っているんだ!君の80Kgは脂肪の塊で僕のは筋肉だから僕の70Kgの方が質が高い重さなんだよ!」なんちゃって。いやー、計るってむずかしいなぁ(注:まぁ、断るまでも無いと思いますが授業ではこんな話をしているわけではありません。企業の成功はどう図るの?投資家価値?そもそも投資家価値って何?給料はどうやって決めるの?といったトム&テツの「なんでだろ〜なんでだろ〜なぜだ、なぜだ、なぜだ、なんでだろ〜」ということをビジネスの話で問うているわけです)。

そうそう、計るというとLBSがFTのランキングで7位へと2ポイント浮上しました。まぁ、評価が上がるのは悪い気がしませんね。でもご存知の通り各メディアでMBAのランキングも様々です。いやー、本当に評価するって難しいなぁ〜。

1月23日(木)2コマ+ADLS開通

木曜は2コマである。1つ目のCorporate Financial Reportingは平たく言うと企業の財務報告を色んな角度から切り込んでいこうじゃないか、という科目。小生はAccountingのBack Groundが有るのだが、敢えてこの科目を取ってみた。理由は@会計制度はここ数年で目の廻るような制度変更がなされているため知識のupdateが必要と思ったためA米国会計とインターナショナル会計(及びU.K.会計。まぁ、おまけだが・・・)をそれほど深く知っているわけではいないのでこの機会にある程度しっかりした知識体系を整えておこうと思ったことB昨今の会計スキャンダルがどのような背景で行われたかを分析することで外国企業の思考経路・価値の捉え方を学べると考えた、ということである。例えば財務諸表をマネージする方法論として粉飾決算・利益操作・想像的会計・虚偽会計と4分してその背後にあるLogic、実際のテクニックは非常に企業心理を理解するある一つのアプローチになると思う。この授業は現状の会計制度の変更点や、実際にあった粉飾決算や虚偽報告の事例を企業サイド及び会計制度サイドから分りやすく説明する授業内容になっており、今のところ非常に満足している。

数日前に頼んでおいたADSLが今日開通した。今まではスポーツ紙のホームページを読むのにさえ異常なまでの長時間がかかり、更に学校のE-Mailアドレスとなると遅すぎて閲覧さえ不能であった。これがなんと作業時間が一瞬に縮まり、ストレスもかなり緩和された。スペインのビジネススクール IESEのわが友ラバンバがADSL開通に数ヶ月及び幾多の試練(トラブルやね)を被っている為、同様の状況を想定していたが、英国は未だスペインよりは進んでいるらしい。ついでに以前より不具合のあったPCのOSをRecovery。E-Mailとアドレスを全て失うというヘマをしでかす。一勝一敗というところか。

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