
東京都大学管理本部長 殿
東京都立大学人文学部文学科
国文学専攻
中国文学専攻
英文学専攻
独文学専攻
仏文学専攻
2003年9月24日
8月1日「都立の新しい大学の構想について」発表以降、東京都大学管理本部の進めている新大学構想には不明な点があまりにも多く、学生たちの間でおおきな混乱と将来への懸念を招いています。
そこで、以下の質問事項にお答えいただくようお願いする次第です。回答は、学生への説明の必要上、後期授業が開始される前日、2003年9月30日までに、文書によって文学科上記各専攻までご送付ください。
なお、情報は学生、都民に対して閉ざされたものであるべきでない、との考えから、送付時点で本質問状を一般に公開するとともに、回答もいただき次第公開することを申し添えておきます。
1.本年7月31日まで、東京都大学管理理本部と都立4大学の間では、「都立新大学設立準備委員会」のもとで都立の新大学に向けた構想を検討してきました。しかし、これまで相互信頼関係に基づき築き上げてきた構想は、8月1日の「都立の新しい大学の構想について」の発表によって、都側から一方的に破棄されました。
管理本部側、大学側ともに膨大な勤務時間を費やし形づくった案をこのように唐突に破棄された根拠を、納税者に対して説明する義務があるかと存じます。具体的にご説明お願いします。
2.「都立の新しい大学の構想について」では、現在の都立大学にかぎっても学部学科構成がおおきく変動することになるにもかかわらず、現行体制から新大学への移行がどのようになされるのか触れられていません。現在在学している学生たちの間では、自分たちの学習権がはたして保障されるのか、というおおきな不安がわき起こっています。また人文学部一年生は、進級にあたっての専攻選択という問題を眼前に控えとまどっています。
この案を強行すると仮定して、現在在学している学生に対して、入学時に示されていた教育態勢が縮減されることなく卒業時まで保持されることを確確約してください。またそれがどのように保証されるのか、具体的にお答えください。
3.新しい大学における大学院の構想は、いまだに発表されていません。現在ある大学院人文科学研究科・社会科学研究科が、新しい大学ではどのような扱いとなるのか、お答えください。
またその際、現在在学する大学院生の処遇はどのようになるのでしょうか。現在修士課程在学中の大学院生が、課程博士号取得にいたるまで、入学時の態勢が十全に保たれることを確約してください。
4.現在人文学部には文学科5専攻(国文学、中国文学、英文学、独文学、仏文学)があります。その、新しい大学における位置づけを示してください。
5.新大学における言語教育(日本語および外国語)について、7月31日までに検討・準備されてきた案も破棄されたのでしょうか。もしその場合、どのような対案が用意されているのか、具体的にご呈示ください。
以 上