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LAはアジアに近く、我々日本人にとっても親しみ易い都市です。 旅行で、もしくはお仕事で既に訪問されている方が多いかとは思いますが、実際に生活するとなると意外と新たな発見をするものです。
また、勉学の環境と並んで生活の環境は皆様にとり重要な関心事であると思いますので、ここで、LA の概観を紹介したいと思います。
1. カリフォルニアそしてLA
カリフォルニアはアメリカ50州の中でもっとも人口が多く、面積も全米第3位で日本のそれを凌ぎます。ゴールドラッシュでアメリカ人は夢を求めて西海岸に押し寄せ、そしてこの穏やかな気候と開放感、そして夢と実現があいまってこの地に落ち着いていきました。
そういった意味で、このカリフォルニアはアメリカンドリームの象徴と言えましょう。
このカリフォルニアの中で最大の都市ロサンゼルス市は、人口350万人の全米第2位の都市。ロサンゼルス郡とその南に位置するオレンジ郡を中心に全米有数の巨大経済圏が形成され、Downtownには超高層ビル、日系企業も現在約1000社がこの地域に進出しています。
この背下に、異なる住環境・文化が地域毎に形成され、世界的に有名な高級住宅地Beverly Hills、映画の都Hollywood、人口の3分の1がゲイかレズビアンというWest
Hollywood、ビーチ・一流レストラン・流行の先端を行くブティックやギャラリーのあるSanta Monica、世界有数のヨットハーバーを擁し浜風の香りの漂うMarina
Del Ray、UCLAを中心に開けた明るくお洒落な学生街Westwood、日系企業・スーパー・飲食店が進出し日本人駐在員が多く住むTorrance、人口の3分の1が中国人でおいしい中華料理屋の多いMonterey
Park等々....あげれば枚挙にいとまがありません。
この地に暮らす人々も多種多様で、メキシコ人を中心としたラテンアメリカ系、中国人・韓国人そして日本人等のアジア系、アフリカン アメリカ系といった具合に"人種のるつぼ(最近ではサラダボールと称されている)"を象徴しています。
2. 治安
ロサンゼルスについては過去の暴動等の事件から、危険な都市とのイメージもあるかと思います。実際、ダウンタウン東側など危険な地域もありますが、UCLA
のあるWestwoodやその周辺のBeverly Hills、 Bel AirはLA の中でも最も安全な地域であり、アメリカの中でも最も安全な地域の一つと言っても過言ではないと思います。
UCLA はカリフォルニアにとって重要な税収源であり、評判を落とさぬよう校内やその周辺ではパトロールを特に厳重にしています。 実際に日本人留学生で危険を感じたという話は聞いておりませんし、また夜遅くまで人通りも多く、深夜でなければほとんど不安を感じることもなく、当初は驚かされました。UCLAに留学をしている間、この安全な地域内で、日常生活を送ることができます。
しかし、そうはいってもここはアメリカです。自転車・自動車の盗難は日本とは比較にならない程多く、自転車にはU字ロック(チェーンではなく)を、自動車にはクラブ(ハンドルを回せないないようにするもの)が必須です。また、危険な地域に出かける場合は、時間帯、人数、行動に十分留意が必要です。
3. 気候
ご存知のように、LAは最高の気候に恵まれています。一年中太陽が降り注ぎ、かといって夏でも湿気が少なく快適で、大変過ごし易い気候です。「この地で暮らしたら他の地では暮らせない」とよく言われるのはこの気候によるところも多いようです。
LAでは4月から11月にかけて「夏」と呼べる季節が続き、この間雨が降ることはほとんどありません。また、日差しがとても強く戸外を歩く大抵の人はサングラスをかけています。特に車を運転する際はサングラスの必要性は高くなります。
12月から2月が「冬」と呼べるかもしれませんが、冬といっても東京の秋より暖かい季節です。但しこの冬場は朝夕かなり冷え込みますので、セーターや上着も必要です。また、この時期は雨季にあたり、たまに雨の降る日が続くこともあります。
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月
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1
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3
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9
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10
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11
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12
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最高気温(C)
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19
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21
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21
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22
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23
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26
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29
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29
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28
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26
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23
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20
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最低気温(C)
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9
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9
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10
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12
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14
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16
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18
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18
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18
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15
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12
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9
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降水量(mm)
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94
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76
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61
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31
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5
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8
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0
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3
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8
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5
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48
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51
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蛇足ですが、アンダーソンの校舎の中は一年中冷房が強くかかっており、我々日本人にはTシャツで過ごすのは1時間が限界です。(アメリカ人はそれを不思議そうに見て、中にはノースリーブで一日中過ごす女性までいるが)
この強烈な空調への対応策として、トレーナーやセーターの持参をお薦めします。特にサマースクールでアンダーソンの校舎を使用する際には、外部との温度差に体調を壊す人もいますので、注意して下さい。
4. 夢を感じる街LA
最後に、我々留学生がなぜこのLAを選びそして愛し続けるかを申し上げたいと思います。 それは、この街に「夢」を感じるからではないでしょうか。
冒頭にも述べましたように、カリフォルニアは昔ゴールドラッシュで栄えましたが、今ではエンターテイメント業界とアントレプレナーで活気づいています。そしてその成功者達は門から建物が見えない程の大豪邸に住み、中流階級の人々ですらプール付きの家と穏かな気候でバランスされた生活を満喫しています。この地を訪れる人はその豊かさに思わず溜め息をついてしまうのです。
良く東部の人間は大きな妬みを含んでLAの人々を"Living in clouds(夢ばかり追いかけて地に足のついていない奴ら)"と呼びます。しかしここで暮らす人々は、そう呼ばれることに誇りを感じているように思えます。
ビジネススクールで勉強して、将来の成功を夢見ることはどこでもできます。ただ、その夢を実現した人々が身近にいて、且つ"Work-hard
& Play-hard"のバランスされた環境で2年間を過ごすことのできる街はこのLAを除いて他にはないでしょう。更に、LAのDiversityを忘れることはできません。このLAには夢を求めて世界各国から人が集まり、そして実際に成功をおさめている人々が数多くいます。皆さんもこの2年間、机に向かう勉強だけではなく、LAというバランスされた環境で将来をじっくり見据えて自分自身の夢をつかんでみませんか?
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