湯沢旅行記

湯沢旅行記〜ロマンスの神様は降ってこねぇ〜
DATE 2003/2/25-28
MENBER 嶺、鍋、N、D、Y(全員20歳の♂)

★opening★

極めて綿密な計画だった。
旅行の日程は2003年2月25〜28日。しかし俺と鍋は10月からこの旅行を計画していた。
数十回に渡る機密会議・・・。
目的地はたった1回の会話で決定した。
美川けんいち縁の地スキー、スノーボードボの穴場、 『湯沢』
鍋も俺も行ったことのないこの未開の地への旅行、目的地のあまりにもあっさりすぎる決定とは対称的に、なかなか決定できない事が二つあった。







宿、そして

サブタイトルである。


宿は数度に渡り、二人で候補を出し合った。
条件は安値であり、かつ5人で一部屋泊れてスキー場から近いこと。
初めは俺がペンションを希望し、何個か候補を挙げていたのだが、最終的には鍋の探し出した民宿に決定した。

しかしサブタイトルがなかなか決まらない・・・。
何十個も候補を挙げる鍋。


それにダメ出しする俺。

しかし鍋がいい加減疲れ出した時、素敵なサブタイトルを考案した。


『ロマンスの神様は降ってこねぇ』


こんなに的確かつおもしろいサブタイトルがあるだろうか?いや、多分ない。

そうゆうわけで『湯沢旅行の旅〜ロマンスの神様は降ってこねぇ〜』計画は実行日を待つのみとなった・・・。


2月25日

そこそこにいい天気だったと思う。
なんの問題も無く、むしろ快調なほどに我らは湯沢についた。
駅までは民宿の方が迎えに来て下さったため、あっさりと民宿に到着。
流石に2月終盤。客もほとんど来なくなっていたようで、我らは2部屋、いわば寝室と居間を貸して頂いた。本当にありがたかった。
そして荷物を置くと、時間も中途半端だったので湯沢の町を見学する事に。
10数分で駅につくと、そのまま駅の反対側へ。
まず俺は買いたいものがあった。


下着である。

出発当日に持っていく予定だった下着が破けている事に気づき、早急に1枚、欲しくなったのだ。
そこは流石田舎町。男性用下着一枚でも1000円くらいかかる。地元じゃ100均に売っていると言うのに・・・。

さて、下着は結局帰りにコンビニで購入したのだが、その前に我らは田舎町を歩く。
俺たちが探していたもの、それは




パチンコ



旅先まで来てこのギャンブラーめが!そうお思いだろう。しかし言わせてくれ。




やりたかったのは多分鍋だけだ。



そしてしょっぼーいパチンコ屋を見つけると、当然のように中へ。





こんなパチンコ機、見たこと無い。そんな機械で平然と打つ鍋と友人D。





そして勝ってる鍋。





忘れたがたいした金額にはならなかったと思う。

結局その日はブラブラして、一日が過ぎた・・・。


2月26日

待ちに待った。と言うより、本来の目的はこれだったはずだ。
我らは各々、装備を固めるとロープウェイに乗って湯沢高原スキー場まで赴いた。
待っていたのはあまりに広大で美しい雪景色。それとちょっと分かりづらいコース。
この日、鍋以外は皆スノーボードに挑戦する模様で、俺が指導する事になった。
しかし、本当にこいつらスノボを知らねぇ・・・。

仕方なくビンディングの付け方から教える。
次に立たせていざコースへ・・・・。


何故か立ち上がることすらできない友人Y・・・・・・。

おそらく。おそらくだが、そのあまりに出すぎた腹の贅肉が尻餅状態から立ち上がる為の邪魔になっているかと推測できる。

とりあえず簡単な横滑りを他二人、DとNに教え、鍋について行かせる。

全然立てないY。
本当にイライラしてくる・・・。

立ち上がろうとすると板が自然と前に滑りすぐまた尻餅状態に。
そうやってるうちに、板がずるずる前に滑るので何とかリフトまでたどり着いた。
すると素人2人の姿がない。調子に乗ってスキー熟年者鍋をほっておいて行ってしまったのか、
はたまた、残酷にも鍋が素人を乗り降りの難しいリフトに乗せて放置プレイしてしまったのか。
今となっては分からないが、ともかく二人が上に行ってしまったのだけは確かだった。
しかたなくYをリフトに乗せて行こうとすると、ごねるごねる。
とりあえず乗り降りの仕方を教え、心優しい鍋が横につき、その前のリフトに俺が乗ることになったのだ。





奴ら俺のリフトの直後ではなく4,5個後ろのに乗っている。



どうやら乗るのに失敗したようだ。


そして最悪にも、
Yはリフトから降りるときこれほど激しいのは見たこと無いって程のコケ方でこけた。



緊急停止するリフト。

もの凄い剣幕で操縦室から出てくるサングラスの中年。

もの凄い剣幕で怒られ、素で凹むYとがんばって謝る鍋。

結局Yはそこで下山し、着替えてから様子を見ることになった。


・・・

さて、頂上まで上がり、滑っていくうちに何とか素人2人に追いついた我々。
予想に反して、運動神経抜群(自称)のDよりもどちらかと言うととろいNの方が滑れるようになっていた。
素人二人が気を使ってくれたのである程度一緒に滑ってからこの日の2本目は鍋とともに滑る事になった。

そして終了。

まさか1日かけて2本しか滑れないとは驚きだった。

帰り際、5,6人の女性集団のスキーヤーがいたのだが、ナンパ師Dはその中の女の子1人に目星をつけ、アドレスを渡し、我らは宿に帰った。

余談。
その夜、Dの携帯にその女性からメールが。
居酒屋を聞かれ、Dは酒屋と居酒屋を間違え、酒屋の場所を教えてしまう。
そして我らがコンビニに買い物に行き、帰る途中、その女性達と数人のヤロー共を発見し、

『居酒屋と酒屋、間違って教えて良かったなぁ』

と一人思う俺だった。

2月27日

この日はかねてから予定していた通り、バスを使って湯沢高原から少々離れた神立スキー場へ。
この日、前日スノボに挑戦したDとYはスノボを諦め、スキーに転向。ちなみにNは学校の都合で帰宅。
そして神立へ。
リフトでスキー場にたどり付き、待ち合わせ場所を決め、スキーの練習をするDとY、教えてる鍋を置いて、一人で一本滑ってみる。

と、

戻ってみたら誰もいない・・・。

しかたなくもう一本滑り、休憩所に行き、あちこち探し回ってようやく合流。そして食事後、皆で滑りに。

そこでまたもY脱落・・。

ゲレンデの4分の3程をスキーかついで歩いて降りるという哀しい姿。そして結構回りに迷惑(苦笑)

結局そこそこ滑れるようになったDがYの世話をする事になり、鍋と頂上まで行く。




うわぁ・・・真っ白だ・・・。絵に書いたように、いや、


何も描かないキャンバスのように真っ白だ・・・。




そう、霧?雪?あまりよく覚えてないが、そこは視界0の世界だった・・・。

しかたなく低速で前のスキーヤー、ボーダーについて行くように滑り、何とか周りが見える位置まで来て、そこからようやく自由に滑った。

そして何本か、いくつかのコースを滑り終え、そろそろ帰る事に。
しかしDとYの姿が見当たらない。

「先に帰ったべ。」


の一言で片付け、とりあえず何故かロビーのゲーセンで遊び、宿へ帰る。


二人がいない・・・。


「まじかよ・・・。」


募る不安。
しかし今、俺たちにできることはあまりに少ない。

「やばいかなぁ・・・」

と漫画を読む俺。

「もうちょっと様子をみよう。」

と漫画を読む鍋。

結局俺が「オフサイド」という宿に全巻そろってた漫画を1,2巻読み終えた頃に二人は帰ってきた。
そして夜は飲み。

飲み終わり、寝た後で俺が寝返りと称した裏拳を鍋の顔面に叩き込んだのはたいした出来事とは言えないだろう。


2月28日

宿に別れを告げ、湯沢の町を少し堪能してから帰ることに。
まずは計画通り、「ぽんしゅ館」という所へ。
ここの醍醐味はなんといっても利き酒と酒風呂。
どちらも堪能し、これまた計画通りへぎ蕎麦を食し、駅弁を購入し、地元へ。
こうして俺たちの長い付き合いのくせに初めてになる旅行は終わった。
本当に湯沢はいいところだったと思う。
宿の皆さん、お世話になりました。
数々の名も知らぬスキーヤー、ボーダーの方々、ツレがまじで迷惑かけました。




来年は蔵王です。