「月曜日にレポートを提出します」

吉川 武時
2006.3.6
「月曜日にレポートを提出します」と言えば、 次に来る(直近の)月曜日にレポートを提出するという意味である。 毎週 月曜日にレポートを提出するわけではない。
「月曜日に洗濯をします」と言えば、 習慣として毎週 月曜日に洗濯をすることを表す。 いや、それも前者のように1日だけのことかもしれない。 両者の意味があるようである。
過去形ならどうか。 「月曜日にレポートを提出しました」と言ったら、 過ぎ去った直近の月曜日にレポートを提出したことを表す。
「月曜日に洗濯をしました」と言えば、 過ぎ去った直近の月曜日に洗濯をしたという意味になる。 いや、毎週 月曜日に洗濯をしたという習慣の意味もある、 と主張する者がいるかもしれない。 しかし、「毎週」を付け加えないと、その解釈は無理である。
このへんは個人の語感の問題で見解が分かれる。

一般に「○曜日に◇◇をする」と言うと、
(1) 特定の○曜日一日に◇◇をすること、
(2) 毎週の○曜日に◇◇をすること
の両者の意味がありうる。 どちらの意味に解釈するかは◇◇の性質による。
しかし、それでも解釈するのが難しい場合がある。


  1. 「月曜日に来て」と言われたので、直近の月曜日に行った。 その次の月曜日に行かなかったら、「なぜ来ない」と叱られた。
  2. 直近の月曜日のつもりで「月曜日に来て」と言ったら、 「毎週ですか」と聞き返された。

フィンランドの新聞は 事件の起こった日を「○日に」ではなく「○曜日に」と曜日で特定している。 例えば、sunnuntaina (日曜日に)のように 態格形(様格形とも言われる)が用いられる。
Kymmenettuhannet mielenosoittajat marssivat sunnuntaina Bangkokin keskustassa vaatien pääministeri Thaksin Shinawatran eroa.(Helsingin Sanomat)
(1万人のデモ隊が日曜日タクシン首相の辞任を要求して バンコクの中心部を行進した。)

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