「もったいない!」

「もったいない」で最初に連想するのはどんなこと?
吉川 武時
2005.10.30
「もったいない」はいいことばである。
最近ある外国の人に言われてこのことばが注目されるように なったそうであるが、 私は以前からこれは日本文化のキーワードの一つ だと思っていた。今でもそう思っている。
「もったいない」とはどういうことか、例を挙げるとすると、 その第1は食べ物を残すことであろう。 食べ物を残すのはもったいない。 食べ物を残している人を見ると、「もったいない」と 思わずにはいられない。 さらに、食べ物を捨てるのを見るのと、心が痛む。 多くの人にとって「もったいない」の定番はこれであろうか。
食べ物 以外ではまだ使える物を捨てるのはもったいない。 パソコンで言えば、ソフトがどんどん新しくなり 前のパソコンでは充分その機能が引き出せないので、 引き出すようなハードが必要になり、 まだ使えるのを捨てることになる。実にもったいない。
捨てないまでも、例えば、 紙の片面しか使わないのはもったいない。 小さなカードで充分なときに厚くて立派なカードを使うのは もったいない。

ところで、同僚のある女性は「もったいない」で次のような文を作った。

才能を生かせないのはもったいない。

つまり、つまらない仕事しかさせてもらえないのはもったいない、 というわけだ。彼女にとってはこれが「もったいない」で最初に連想されることなのか。
この意味と先に述べた意味とは似ているようで異なるようだ。 いずれにしても「もったいない」はいいことばである。 使い続けよう。

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